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執筆者の写真nobuhiro nagai

ディスティーノで飛んだワケは?

昨日は今年2回目の高田馬場ゴルファーレでのレッスン日でした。世の中は仕事始めの方が多かったと思いますが、熱心な常連さんが新年早々、レッスンを受けに来て下さいました。今日もレッスンがありますが、今年も皆さんのゴルフへの想いに応えるべく、努力していきたいと思います。 さて、昨日の記事で触れましたが、前にこのブログでも取り上げた新日本プロレスの内藤哲也選手が、1.5東京ドーム大会でオカダカズチカ選手とのダブルタイトルマッチに勝利して、IWGPとIWGPインターコンチネンタルという二つのタイトルを同時に戴冠するという新日本プロレス史上初の偉業を成し遂げました。 しかしながら、私はそれ程プロレスが好きか?と言えば、ビミョーなところで、チケットを買って見に行きたい!というレベルではありません。テレビ放送をチェックしている訳でもなく、あとで時間のある時にYouTubeでハイライト映像が見れたらいいな、という程度です。 どちらかと言うと、興味があるのはエンターテインメントとしての世界観。一時、新日本プロレスを始めとするプロレス界は、長らく冬の時代が続いていましたが、それを盛り返してトップ団体である新日本プロレスは、今年初の2日間連続での東京ドーム興行を成功させており、昨年あたりからは海外進出にも積極的にチャレンジしています。 ここ数年、男子プロゴルフツアー界が冬の時代に突入した感があり、同じ事を経験しているプロレス界には、とても興味があります。 そのプロレス冬の時代を支えたのがスーパースター棚橋弘至選手であり、その流れを紡いだのが実力NO1と言われるオカダカズチカ選手に、人気NO1の内藤哲也選手です。 私が関心を抱くのは内藤選手。元々内藤選手は身体能力の高さを生かしてのベビーフェース(正統派選手)だったのですが、お客様からのウケが悪く、人気が出ない時期が長らく続いたとの事。 それを海外遠征を機にスタイルを変えて、メキシコで人気のヒール(悪役)のユニットを日本に持ち帰り、そのリーダーとして「制御不能の男」と呼ばれてから圧倒的なファンの支持を得ています。 1.5の対戦でも、下馬評的には内藤選手のコンディション面の不良や実力的にはオカダ選手が上では?など、オカダ選手有利の見方が強かったと思いますが、会場のムードは内藤一色だったらしく、敗れたオカダ選手もその会場の声援から見たら内藤選手が二冠に相応しいと認めていました。 そんな内藤選手の必殺技がディスティーノ(音声が出ますのでご注意ください) この技を運動として見た時に、自分の中に軸を作らないという説明を11/26の記事に上げてあります。 自分の中に軸を作らず、相手の身体を軸として自分が動いて運動エネルギーを作り、それを最後相手に浴びせ倒すというのがディスティーノの仕組み。


このディスティーノ、プロレスらしく、受ける選手の協力が無いと成立しない技だと揶揄されますが、合気的に考えても自分が軸にされている訳ですから、飛び掛かられての逆上がりに入る辺りでは一瞬受けてしまうと想像できます。 その相手が受けて軸になっている間に、頭の辺りを旋回して運動エネルギーを作って、重力を使ってマットに浴びせ倒して後頭部と首を打ち付ける訳ですから、主体となる内藤選手は「上がって・回って・下りてくる」という運動を行っています。 これが、何となくゴルフスイングでいうクラブを「上げて・下す」という仕組みと繋がり、切り返しでクラブと体幹で引っ張り合いを作ってテンションを作る間が、ディスティーノの上で「回って」のタイミングとイメージが合う様に感じます。 昨日の空き時間、久しぶりにディスティーノのイメージで練習したのですが、最初は7番アイアンで130ヤードしか飛ばなかったのですが、頂点を捕らえてから切り返していく間をディスティーノの旋回でイメージしていたら、右肘を節にする感じがとてもよく機能してきていい感じになって来ました。 そしたら、テークバックの逆上がり的に上っていく動作に、ある意識を加えたら、全体の流れが良くなって体幹が動いて来てエネルギー量が増えて来ました。


アドレスのイメージも変わり、だんだん動ける様になって来たら、上空で旋回してからマットに浴びせ倒すところに集約感が出てきて、インパクトにチカラが集まりました。 そしたら、久しぶりに7番アイアンでキャリー約150ヤードの、左肩を負傷する前の距離に近い数字が出ました。

1.6 高田馬場ゴルファーレ ディスティーノをイメージしての練習 やはりこの左肩の故障による低ヘッドスピード化で、脳がもうその低ヘッドスピードのスイングを覚えてしまい、左肩が回復しても、もう元の距離は打てないか?と心配していたのですが、どうやら大丈夫みたいです。

11/26の記事の主題でもありますが、ゴルフスイングを運動として俯瞰的に見る事が出来るか?が、私が大切にしている事です。


「○○打法」「✖️✖️スイング」と祀りあげるのではなく、「今、目の前で何が起きているのか?」を基点としと、運動の原理やゴルフクラブの機能に沿ってゴルフスイングを考えて行ける様、2020年も引き続き努力して行きたいと思います。


内藤選手の決め台詞の「トランキーロ!」、焦るなよ!と言う意味だそうですので、左肩の回復も含めて、今年も焦らずに頑張って行きたいです。

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