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  • 執筆者の写真nobuhiro nagai

「左サイドを質量的に使う」って何?と言われても明らかな結果が出てしまいます。でも重過ぎてジャイアントスイングが回らない!

オリンピックが終わっての月曜日から、1泊2日で茨城県のロックヒルゴルフクラブにおいて、夏のミニ合宿をおこなってきました。 今回、ロックヒルGCの営業の方を紹介して頂き、視察を兼ねてのこじんまりとした合宿を開催することとなり、初日が2組5名、2日目が1組3名の生徒さんが参加してくださいました。 このロックヒルGCには、20年前以上昔に日帰りでプレーした記憶がありますが、あまりコースは覚えていませんん。 初日はロックコースをプレーしましたが、スタートから3ホールくらいは全身ずぶ濡れになる様な雨で、その後、雨は上がって曇りとなり、午後からは晴れ間が覗きました。 そして、夕方は再び雷雨が来るか?という暗雲が近づいてきましたが、なんとかそれからは逃れました。 この日はスタート前に練習場で約1時間のレッスン。回転盤を使って共通重心についてのレクチャーをおこない、左サイドを質量的に動かすという仕組みにトライです。


また、夢で見た共通重心に対しての乗り方の違いについても説明。これは、タオルを使ったドリルが簡単でわかりやすいですね。犬の散歩というニュアンスも掴みやすいです。 ということで、レッスンの後にロックコースをスタートしましたが、驚いたのはコースのクオリティ。レイアウトがかなり戦略的でしっかりしています。グリーンの形状も変化があって、傾斜も複雑で難易度が高いです。 この日は雨ということもあって、硬さやスピードはやさしい感じでしたが、秋とかのいいシーズンでは硬くて速いグリーンに仕上がるとのこと。いやいや、ロックヒルGCは、このエリアの隠れた宝石という感じですね。 そして何より印象に残ったのは、レストランの坦々麺。配膳された器を見たら、上にアーモンドチップが乗っているのか?と思いましたが、実はコレがガーリックチップ。濃厚辛口坦々麺にガーリックチップがさらなるパンチとなって、かなりガッツリとした味です。 これは、セットの白飯にスープをかけて食べないと!と思い、少しトライしましたが、やっぱり美味しかったです。 ゴルフ場で食べた坦々麺ランキングのトップ3に入りますね、私の感想としては。また、食べにいきたいです。 プレー後も、練習場に移動して約1時間のアフター練習。ここで、合宿常連のインスタ女子ゴルファーSさんが、共通重心を理解したかどうかは?ですが覚醒しました。 左サイドの質量が使えてきたので、クラブとの引っ張りあいに負けなくなり、しっかりとボールが打てるようになりました。アイアンやユーティリティークラブでも、インパクトでボールがしっかり潰れて、ロフトどおりに高く打ち出してひと伸びする弾道に変わりました。 見ていて、とても力強く美しい弾道です。ここまで打てるようになれば、とりあえず、ゴルフの楽しさは十分に感じられると思います。

スイング的には、テークバックの動きに違いがあります。今までは腕でクラブを操作していたのが、左サイドの質量を共通重心に対してタメにいくテークバックへと変わりました。 今日はこれが課題となる男性参加者が多かったです。どうしても「肩を回す」「右足に乗る」などのイメージのせいか、テークバックで共通重心より右に動いてしまいます。 そうなると、左足の質量が消えてしまうので、ダウンスイングで左サイドの質量を使ってクラブを引っ張ることができません。 ラウンドでは、テークバックで左サイドが動いていく方向を理解するため、共通重心を現すボールを置いてショットしてもらいましたが、やはり結果はよかったです。 ボールを置くことで左サイドの質量が消えないテークバックができると、ダウンスイングで、その質量がインパクトゾーンでグリップエンド方向に引っ張ってくれます。 それによりダフリ的なミスが減り、ヘッドの入射角がよくなったので、アイアンやユーティリティークラブでのショットに切れ味が出てきた方が多かったですね。 そして合宿2日目は、またスタート前に練習場で軽くウォーミングアップと復習をおこなってからレイクコースをラウンド。 この日は朝から素晴らしい晴天。天気予報では熱中症警戒警報が出ていましたが、風が強くてそこまで体感温度は上がらずに、なんとか回りきれました。 レイクコースも、レイアウトはよかったですね。その名のとおり、池がらみのホールが多かったですが、ロックコースより景色がいいと思いました。 昨日のアフター練習で覚醒してインスタ女子ゴルファーSさん。スコアには繋がりませんでしたが、ショットは明らかによかったです。特にドライバーショットは、飛距離もよく出ていていました。

これだけ飛距離が稼げてくると(ドライバーでキャリー150ヤードオーバー)、完全にボギーペースでのプレーが見えてくるのですが、今後の課題はそこへのマネジメントと技術のバリエーションですかね? キャリー150ヤード以上のドライバーが打てれば、2打目はマン振りするのではなく、確実にミートを心がけて距離を稼げば、もうウエッジのコントロールショットでボギーオンができます。 しかしながら、まだ2打目はマン振り気味でミート率が低く、アプローチもまだそこまでの技術がなく、グリーン上でも簡単に3パットしてしまうから、結局、スコアには反映されないまま、2日目のラウンドが終了しました。 やはり、ここからが、またゴルフの新たな楽しみが始まると思います、今後のSさんに期待したいです。



私は、夢で見た共通重心への乗り方を、この2日間トライしましたが、どうもアイアンクラブがしっくりきません。 やはり、ちょっとここ最近気になっているのが、アイアンのシャフトの問題です。

ノマドハウスにおいてあるセカンドセットのベン・ホーガン「パーソナル」アイアンにはスチールシャフトの「エイペックス(3)」が装着されています。 3番は硬度でいうとR相当だと思いますが、このパーソナルを使って、いろいろと新しいトリックにトライしていても、とりあえず調子が悪くなることはありません。 自分がやりたいことに対して、素直に反応してくれると感じで、どちらかというと調子が上がってくることの方が多い印象です。 しかしながら、メインのセットは、どうもやればやるほど、調子が悪くなります。 特にジャイアントスイング型の動きを意識してからは、いい時と悪い時の差がはっきりと出てしまい、悪くなる時は決まって連続でのラウンドが入っています。 メインのアイアンセットには、エアロテックのスチールファイバーi110が入っていますが、どうやらこのシャフトがジャイアントスイング型に持っていくには、ちよっと重過ぎるのか?と最近感じています。 近年のプロレスでジャイアントスイングの使い手として思いつくのは、任期満了に伴い元職の衆議院議員選挙への立候補から、石川県知事選挙への鞍替えを表明した馳浩さん。1996年には新日本プロレス時代の試合で60回転という日本記録を打ち立てています。 その馳さんでも、アンドレ・ザ・ジャイアントが相手では、なかなかジャイアントスイングを回すのは難しいと思いますが、これと同じような状況が私とスチールファイバーi110の間に起きているのか?と感じる今日この頃です。



そんな訳で、坦々麺恋しいロックヒルGCから帰宅して、水曜日はゆっくりとOFF。 そして木曜日は高田馬場ゴルファーレでのレッスン日です。お盆休み期間中ということもあって、多くの常連さんが受講しにきて下さいました。 やはり左サイドを質量的に動かすという仕組みをやると、あきらかに常連組の皆さんも飛距離がアップします。ホント、このあたりは結果に直結しますね。 レッスンの空き時間には、ゴルファーレのヘッドコーチ澤田繁典さんと久しぶりの情報交換タイム。


勉強熱心な澤田さんからは、いつも参考になる知識を頂戴しますが、今日もいい情報を頂きました。 それは、身体の前面と背面に対しての意識の持ち方についての仕組みでしたが、今の左サイドの質量化については、ピッタリはまる内容でしたね。 金曜日は、朝9時から東銀座のレッツゴルフで、ゴルフ用品界社さんの試打取材でした。 この秋に新発売の話題のシャフトなどを打って、インプレッションの動画を撮影しました。なかなか難しいお題もありましたが、なんとか終了しました。 午後に東銀座から自宅に帰り、来週の水曜日からの北陸レッスン会に向けてゴルフバッグを荷作りです。プレー日的には余裕がありますが、今日のうちに宅配便を出さないとです。 北陸でも3ラウンドの予定なので、その重すぎて回らないジャイアントスイング問題の解決を何かやらねばということで、グリップ下にカウンター効果を狙い貼ってあった鉛を剥がしてみました。 考えてみれば、グリップよりもヘッド側に重さがあるということは、その荷重は綱引き的には相手側への加担となります。 4番アイアンから56度のウエッジまでの7本。全てグリップ下の鉛を剥がし、52度と56度は剥がした鉛をそのままグリップエンドに貼ってみました。 グリップエンドに荷重するということは、綱引きの仲間が増えるということになるので、これで好結果が得られれば、4番から8番、42度と45度のウエッジにも同様の調整を施したいと思います。 調整後、近所のクロネコヤマトにてゴルフバッグを富山県のゴルフ場に向けて出荷。とりあえず、これで準備完了です。 ちなみに、最近は松山選手がコブラの5Wを使っているというのが話題ですが、私はこの7番ウッドを、もう4シーズンくらい使っています。 先日のロックヒルGCでも、パー5の200ヤードをこの7番ウッドでピン横7mに2オン。イメージどおりの弾道でした。



松山選手が使っている5Wとはモデルが違うと思いますが、コブラのFWは隠れた名器だと思います。 さて、来週は北陸でジャイアントスイングが回るかどうか?楽しみです。


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