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  • 執筆者の写真nobuhiro nagai

世界の矢印は何処へ向かうのか?

この2日間、正確には1日半くらいで、世の中が大きく動きましたね。新型コロナウイルスの世界的な拡がりが進み、その影響が世界のメジャースポーツの興行にまで関係して来ました。


既に日本国内では、女子プロゴルフツアーが開幕戦から中止。プロ野球オープン戦は無観客試合となり、今後の本シーズン開幕についてはJリーグと歩調を合わせながらの延期が決定。国技の大相撲は無観客開催となっています。


そしてヨーロッパのサッカーリーグに続いて、アメリカの3大スポーツのうちシーズンを迎えているバスケットと野球も興行を中断。


金曜日に松山英樹選手がロケットスタートを決めて期待が高まったUSPGAのザ・プレーヤーズ選手権も、一旦は2日目以降無観客開催との発表がありましたが、その後中止となりました。


そして今年初のメジャートーナメントであるマスターズも、開催延期を発表しました。


私が初めてテレビで見たマスターズは、1978年のゲーリー・プレーヤーの大逆転。それ以来、自分の中でマスターズはゴルフ界に春を告げる風物詩というか、本格的なゴルフシーズン開幕のスイッチの様な役割を果たしていたと思われます。


コレはもちろん私に限らず、多くのゴルフファンや業界関係者にとっても同じでしょうから、喪失感というかショックは大きいでしょう。


記録的な暖冬で、既に靖国神社の桜もほころび始めているそうですが、まるで桜の咲かない春の様なモノでしょう。


しかし、中止ではなく延期というのも、また何ともです。隆盛を極めるUSPGAツアーは、ほぼ年間のスケジュールがビッシリ埋まっているでしょうから、この騒動に目処が付いた段階でのリスケが、はたして可能なのか?とても気になります。


特にマスターズの場合は、試合会場を変えての開催が検討されている全米オープンの様な訳には行かないので、どの様な延期開催が検討されているのか?今後のマスターズ委員会からの発表が気になります。


また、まだ影響がそれ程出ていないと言われている一般ゴルファーのゴルフ場利用ですが、近くて人気の東京都・若洲ゴルフリンクスが3/31までの休業を発表しました。


発表された文面を見ると「東京都新型コロナウイルス感染症対策会議において示された方針に基づき、集団感染を回避する観点から、3月31日(火) までの期間を対象にゴルフ場(練習場含む)の営業を休止します。」とあります。


若洲ゴルフリンクスは、東京都が運営の主体だと思われますが、やはりお上の決定には逆らえないという忖度を感じますね。


早々に休業に入ったロッテ葛西ゴルフ練習場など、大企業とか公的機関や統括団体などは、より政府が示す矢印と同じ方向を向かないとなのでしょう。


さて、矢印を身体の動きとクラブが動く方向に付けて行きながら、ゴルフスイングを考えるという事に取り組んでから、1ヵ月ちょっとが経ちました。


2月の沖縄キャンプの際の、ラウンド3日目となる嘉手納基地内のゴルフ場バニアンツリーGCを回った際に、円運動的なイメージではなく、直接的な矢印の掛け合わせでスイングする事が意識出来ました。


身体の中に支点を作って円運動的にクラブを振ると、故障している左肩に遠心力がかかるで、連続のラウンドでは負荷がかかり痛みが出て来ます。


故に、まさに怪我の光明。矢印を掛け合わせると、インパクト以降の円運動的な負荷が少ないので、左肩に優しい打ち方となります。


それでいて、エネルギー量は増すみたいで、飛距離がよく出ていました。


クラブの動きを現す矢印は3本です。それがコチラ。

アプリの機能でアドレスからの流れと逆に写真がなっていますか、ご了承ください。これがいわゆる現代的なハンマー型です。


これに対して、従来型のムチ・振り子型がコチラ。

切り返しての方向が分かりやすい様、ハーフウェイで一度分けていますが、矢印的にはダウンスイングは1本の矢印です。


現代型の特徴は、2本目の矢印が右背中側に下りてから、3本目の矢印を右腰の回転で振り出して行くというところ。この右腰に預けて振り出す感覚を、スティックを使って練習します。右腰のフリップですね。


よく「上げて下ろすだけ」と言いますが、これでは矢印が2本です。バンカーショットでは、いいかもしれませんが、背中側に寄り道しての3本の矢印で振った方が、効率は良くなると思います。


今、よく話題になっているのが、この2本目から3本目の展開です。「クラブを倒してシャローに振る」というヤツですね。


そして、これが「また混ぜるな、危険!」。2本の矢印で振っているゴルファーには、そもそもの仕組みが違います。


そこを説かずに「クラブを倒してシャローに振る」と言っても、出来ないのは当たり前です。


説いている側もそこが混ざっていて、2本の矢印のスイングのまま、クラブ捌きの巧みさで自分はそれらしく打ってているというレベルも目にしますね。


この決定的な違いとなるのが、「クラブを倒す」のてはなく「腕を倒す」になります。腕に矢印を付けると、何が 2本 or 3本なのか?の違いがよくわかります。


この腕の矢印のおかげで、木曜日のラウンドのボールストライキングが劇的に変わったな、と思いながら駅に来たら、世の中は矢印で溢れていました。

高田馬場駅には、自動車学校の広告でこんなのがありました。

世界の矢印は、何処に向かっているのか…?


今日は高田馬場ゴルファーレでのレッスン。

腕の矢印は、明日にでも記事にらしたいと思います。


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