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  • 執筆者の写真nobuhiro nagai

ディスティーノから河津落としへ

昨日まで2日間、奈良グレージでのレッスン会でした。グレージはネット販売も手がけるゴルフショップで、レッスンはその試打席を使って行われます。試打席の奥にはシュミレーションゴルフも入っていて、それを目当てに見えるお客様もいらっしゃいます。


先の年末に試打席の改装を行い、試打スペースがとても広くなりました。まだ、作業途中ですが最終的には3打席作って、室内練習場としても稼働する予定との事。


ボールが当たるネットの下には傾斜が付けられて、打ったボールが戻って来る様になりました。これによりレッスン中のボール回収作業がラクになりましたね。ありがたい改装です。


昨日もゼロワンメソッド2回目の方がいらっしゃいましたが、3打席使って3名でのゼロワンメソッドのレッスンも可能です。是非、ノンゴルファーの方にお越し頂き、ゴルフの楽しさに触れて頂ければと思います。


さて、奈良とはいいご縁があるのか、今回も100均で購入した小道具により、ちょっとまた新しい世界が見えて来ました。


昨年の夏は、一昨日買い物をした100均の季節商品コーナーにあった手拭いを購入して、クラブが動く方向を理解するドリルに活用し、多くの気づきを与えてくれました。


今回はマジックテープ付きゴムバンドで、3本100円。自分がイメージしていた品は別にあったのですが、結局それは見つからず、このゴムバンドなら代用出来るか?と思い購入しました。


早速、自分でトライしてみましたが、予想より得られる情報量が多かったです。もともとは右前腕をカベにする意識を使っていたので、まさにそれに紐付けての右脇のカベです。


すでに右脇のカベをイメージしてボールを打ち、何となくの手応えはありましたが、実際にゴムバンドを装着して右脇のカベを可視化すると、また違う意識が見えて来ました。


右脇のカベの左側からテークバックの頂点を作り、カベの向こう側にクラブを預けるのですが、クラブを立てたまま背中側に下ろして行く感覚が掴めました。


立てたまま倒していくという感じでしょうか?クラブを寝かせるのと倒すのは、なるほどこんな違いがあるのか!と思いました。



とにかくクラブを立てたまま倒すと、面の感覚がハッキリします。ハエ叩きでボールを叩いている様な感じがして来ました。


その後、常連さんのレッスンに活用してみましたが、やはり同じ印象を持たれた様子で「フェース面がハッキリ分かるので思い切り叩いていけます!」との感想でした。


従来、右のカベはアドレス時の右側にあって、それは固定されて動かないカベでしたが、この右脇のカベは身体の動きにあわせて動くのが画期的。


やらねばならないのは、右脇のカベに対して「左から始まって右で終わる(打つ)」という事。


ホント、この「左から始まって…」は、ハンマー型ゴルフスイングのお題目。ひたすら唱えれは、ゴルフが良くなりますね。


この右脇のカベを基準に、あらためてZOZOチャンピオンジップの時に撮影したメジャー選手たちのゴルフスイングを見ると、かなり興味深かったです。


やはりマシュー・ウルフみたいに、左から上って右に下りていく5時回りの円が、アウトサイドループとしてハッキリ見えるパターンもありますが、右脇のカベが動いていくとそのアウトサイドループ感が消えてオンプレーン的なクラブの動きに見えて来ます。


マキロイやタイガー。ZOZOには来ていませんが、最近始動が変わった感のあるリッキー・ファウラーなどが、右脇のカベを大きく動かしながら、カベの左右を行き来するオンプレーン型か?と感じました。


私はコンディション的にまだまだ頂点を高く出して、背中側の深いところにクラブを立てたまま倒して行く動きは出来ませんが、頂点からの展開には変化が見られます。


立てたまま倒すと言うと、内藤哲也の必殺技デァスティーノも最後は立てたまま倒しますが、より昭和的なプロレス技だとジャイアント馬場の得意技だった河津掛けからの河津落としですね。


リンクに小橋健太の解説があり、それによると長身のジャイアント馬場さんには最適な必殺技だったのが理解出来ます。


でも確かに、右のカベをクラブと一緒に上って行きながら、頂点で立てたクラブと横並びで寄り添い、背中側に倒していくのはまさに河津掛けからの河津落としそのもの。


マシュー・ウルフが河津落としが必殺技の、ジュニアヘビー級プロレスラーに見えて来ました…。


葉巻とゴルフが好きだったというジャイアント馬場さんへのリスペクトを込めて、河津落としをイメージしながら、頂点からクラブを倒していきたいと思います。















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