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  • 執筆者の写真nobuhiro nagai

右脇のカベで誰でも体幹のチカラが使える様になる

昨夜から降り出していた雪ですが、平野部ではそれ程積もらなかった模様ですね。私も朝起きて外を見たら、車の屋根にうっすら雪がある程度でした。大きな混乱や被害が無くてよかったです。


さて、今日はAMから高田馬場レッスンなんで、早目にブログ作業をやろうと思ったら、今日から東京オリンピック記念100円硬貨の引き換えが始まるから、銀行の窓口に行ってほしいと家族からリクエストが…。


そんな訳でブログ作業より先に駅前の銀行へ行きました。特に行列とかはなく、両替票に記入して窓口に提出すれば程なく記念硬貨へと変えてくれました。


記念硬貨はオリンピック競技からアーチェリー、カヌー、自転車競技。パラリンピック競技からはアーチェリーと陸上競技をデザインしての5種。それを2枚づつで、合計10枚まで両替して貰えます。


とりあえず家族からのミッションは無事終了して駅に向かいましたか、雪の影響ではなく急病人看護の為電車が遅延。昨夜の帰りは信号機故障で迂回ルートでの帰宅と、交通トラブルが続いています。


そんな訳で午前中の予定が大幅に狂いました…。



左右の部屋に分けての考え方は、すでに説明していますが、やはりゴルフスイングは3次元なので、前後と上下でも分ける必要があります。


前後は身体の前側と背中側。ズボンの横の縫い合わせ目が、その境界線となります。


上下は1階と2階で表現しています。境界線は横隔膜あたりですかね。焼肉屋ならハラミ。北海道はサガリです。塩がいいですね。


この様に、左右・前後・上下でトータル8つ部屋が出来て、その8部屋でクラブと身体がどう関係していくか?がゴルフスイングを考える上で必要な基準となります。


ゴルフスイングの正体は、クラブと体幹の引っ張り合いと定義しているので、その勝ち負けで8つのうちのどのスペースを使うか?が決まって来ます。


なので、先ずは引っ張り合いに何処で負けるか?を見つけながら、クラブに負けない仕組みを作りつつ、8つのスペースの使い方を変えて行くのが、最近のレッスンでやっている事です。


その中で最近、課題としていたのが前後の部屋。いかに背中側を使えるか?背中側と前側の違いは何なのか?などについて、いろいろと考察して来ました。


その際にやはり始動が大事となり、右手舟状骨(親指付け根)の意識で右前腕を右のカベにする事をショートチップで確認するドリルをやっていました。


多くの悩めるアマチュアゴルファーの場合、クラブヘッドが開く方形への働きかけや、始動でいきなり引っ張り合いに負けてしまう事で右手舟状骨が開いてしまい、右のカベを越えてクラブの部屋に連れて行かれてしまいます。


先ず、これを無くし、右のカベを越えずに自分の部屋の中でテークバックしていく事で、テークバックの頂点付近から右のカベを越えてクラブの部屋にクラブを預けて、2部屋で仕事をするというゴルフスイングになります。


カベはハンマー型ゴルフスイングで言う節や支点と同じ役割を果たすので、「節の向こうには関わらない」が「クラブはクラブの部屋で仕事をする」という表現になり、いわゆるフェースローテーションの無いスイングとなります。


それにより、体幹は「自分の部屋」で体幹MAXのエネルギー動作をやる事が出来、現代のトッププレーヤーの特徴である「飛んで曲がらない」世界へとたどり着く事が出来ます。


こうして仕組みとして成り立っているんですから「飛ぶ」も「曲がらない」も両方同時に求めてもいいと思いますし、やらないのはもったいなく感じます。


その仕組みを理解するのに、奈良の100均で買ったマジックテープ付きゴムバンドを使って右脇のカベを意識するのは、かなり画期的な効果がありました。


もともと右前腕のカベに紐付けて、右脇のカベが見えて来ていたのですが、やはり可視化して体感するとまた違います。


右前腕のカベは右手舟状骨で1部屋と2部屋を切り替えていましたから、カベというよりはスイッチの機能が強いです。これは右手首を節とするのと同じ。


左右の部屋を分ける右のカベは、アドレス時のすぐ右側にありましたが、これは動かず固定されたカベでしたか、右脇のカベは体幹の動きにあわせて動いてくれるのが最大のメリット。


この動く右脇のカベに対して、クラブを「左から始まって右で終わる(打つ)」とコントロール出来れば、かなりクラブの動き方が変わります。


このブログではスイング改造を「クラブが動く方向が変わる事」と定義していますので、それが叶います。


先の土曜日から、この動く右脇のカベを使って、私のレッスンの常連さんから初受講の方まで、7名くらいの方にトライして頂きましたが、皆さん非常に好結果が出ています。


簡単に言うなら「飛んで曲がらない」という方向。やはり体幹のチカラが使えて来ての圧力アップと、背中側にクラブが居る時間が長くなるので、フェース面コントロールが向上してサイドスピンが減る傾向が見られます。


でも、これだけアマチュアゴルファーの方に即効性のある効果が出るとは、正直、驚きました。テークバックの頂点から切り替えす方向やクラブの重さの感じ方が、あっという間に変わりますから…。


私もまだまだ背中側でのスイングをマスターするには、コンディション回復と練習が必要ですが、ゴルフ歴40年を越えて、また新たな世界が見えて来た感があります。


とりあえずは来週からの沖縄で、じっくり練習して来ます。







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