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  • 執筆者の写真nobuhiro nagai

7番アイアンで1.38がMAX

今朝はこの冬一番の冷え込みで、関東の一部では雪もチラついているみたいです。大学入試センター試験の日に交通機関が乱れては大変ですが、そこまでの混乱は無さそうです。 思えば今から35年前のこの頃。ゴルフ部入部を目標に日本大学櫻丘高校の入学試験を受けた際、世田谷区桜上水の校舎での試験に備えて前泊したのが新宿のハイアットリージェンシー東京。 兄が手配してくれたのですが、いわゆるビジネスホテルは受験シーズンに付き満室で、ここしか空いていなかったとの事。 ふかふかの絨毯の高級ホテルはとても印象的で、入学試験の記憶は無いですが、ハイアットリージェンシー東京の事は覚えています。部屋代がかさんだせいで、前夜の夕食は西口地下街の大衆的な洋食屋で、その落差も印象的でした。 「一流ツアープロになれば、毎週こんな豪華な部屋に泊まって世界を飛び回る事が出来るんだ!」と夢見ていましたが、35年が過ぎての定宿は東横イン。まあ、十分です。ポイントも溜まっていますし…。 もうひとつ、昨日は阪神淡路大震災から25年。あらためて亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。 25年前のこの日、私はフロリダに居ました。前年の10月よりのアメリカゴルフ留学が3カ月過ぎた頃、マイアミのモーテルの1室で、高速道路やビルが倒れ街から火の手が上がっている映像を見たのを覚えています。 この時は高校同級生の江連忠プロが、マイアミにレッスンビデオの撮影に来ていて、その現場に帯同して収録のお手伝いをさせて頂きながら、江連プロがジム・マクリーンから学んだゴルフに対する考え方を会得させて頂きました。 ジム・マクリーンは1994年に全米最優秀コーチアワードを受賞。ビデオ映像を使ったスイング解析に基づくレッスンが評価されての事でした。 この撮影でも江連プロの師匠という事で、ジム・マクリーンも登場。私も直接、ジム・マクリーンと触れ合う機会がありましたが、なんとなく竹林隆光さんと同じ雰囲気がありました。 そこでの経験が基点となり、米国より帰国後、杉並区のハイランドセンターでレッスン活動を始めた訳ですから、35年前に続き25年前にもそれぞれ節目があったんだなと感じる次第です。 さて、昨日は東銀座レッツゴルフにて、ゴルフ用品界社の仕事でKBSから新しく発売される軽量スチールシャフト「KBS MAX」の試打取材がありました。 従来、KBSのシャフトと言うと、キム・ブレイリーがデザインするプロ・上級者向けシャフトの印象が強く、アベレージゴルファーにはちょっと手が届かないイメージがあるか?と思います。 一方でハイブリッドクラブやウエッジの専用シャフトなどバリエーション展開もあり、それぞれヘッドの機能を引き出すシャフト作りにも定評があって、私もウエッジ専用シャフトを長らく使っていました。


そのキム・ブレイリーがアベレージゴルファーでも打てる軽量スチールシャフトというコンセプトで設計したのが「KBS MAX」です。


昨日はKBSツアー90とKBS MAX 80の打ち比べながらの検証でした。それぞれ2つのシャフトをムチ・振り子型とハンマー型で打ち、4つのデータからシャフトのパフォーマンスを読み取りましたが、非常に興味深い結果となりました。


詳しくは後ほど公開されるゴルフ用品界さんのウェブページでご覧頂ければと思いますが、簡単に言うとアベレージゴルファー的なスイングで打った時に一番ボールが高く上がってよく飛んだと言う事。


やや低スピンにはなりましたが、いわゆるぶっ飛び系アイアンの弾道をイメージして貰えればいいと思います。


試打したヘッドは軟鉄鍛造のセミキャビティモデルでロフトもノーマル。故にインパクト効率は1.38と私のイメージではMAXまで出ています。


なるほど、MAXというネーミングはそこにあるのか!と思いました。


かなりお助け感がMAXなので、今の私の低ヘッドスピード状態には最適。以前、低ヘッドスピード状態でのセッティングを考えた際に、買い替えの必要があった7番ウッドど7番アイアンを繋ぐゾーンに当てはめる、ディスタンス系アイアンのシャフトに良さそうです。


左肩も徐々に回復していますが、自分のMAXまではまだ時間がかかりそうなので、前向きに検討したいと思います。


今回の試打では、打ち方を変えて、それぞれどんな結果が出るのか?を検証しています。


その打ち方の違いについては、このブログで「ムチ・振り子型」と「ハンマー型」として説明しています。その内容を動画で撮影しましたので、近々、ゴルフ用品界さんのウェブページで公開されると思います。


この説明動画を撮影した段階では、1部屋と2部屋の違いはまだ出て来ていませんが、「ムチ・振り子型」か1部屋で、「ハンマー型」が2部屋。


昨日の試打ではどちらのシャフトとも、2部屋のハンマー型の方が、スピン量と高さのバランスはアイアンらしい弾道でした。


でも一番飛んだのは1部屋でのムチ・振り子型でMAXを打った時というのが、興味深い結果。


今までの軽量スチールシャフトにはないお助け感があるので、まさにアベレージゴルファーをターゲットとしたアイアンシャフトだと思いました。


スイングタイプとクラブの関係を、もう一度しっかり整理する事で、より多くの悩めるアマチュアゴルファーの利益となる試打レポートにすべく、今後も努力していきたいです。

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