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  • 執筆者の写真nobuhiro nagai

タイミングの正体が見えてきた

昨日は午後イチから東銀座レッツゴルフで、25歳くらいの男性2名へのゼロワンメソッドレッスン。一昨日のラウンド会の参加者も含め、ゼロワンメソッド受講者は女性率が高いので、久しぶりのメンズレッスンでした。 ゼロワンメソッドに限らず、私がゴルフレッスンをする際の男女の違いというのはあります。 レッスン前にヒアリングなどで過去のスポーツ経験を伺ったりするのですが、やはり男性は現在も含めてのスポーツ経験からゴルフの動作に繋がる様なコーチングを心がけますし、プロセスとしての理論を理解して頂くのも、マネジメント能力の高い方には有効です。 女性の場合はあまり理論的なアプローチではなく、女性特有の美意識みたいな身体感覚を引き出してあげると、所作として美しく見え効率のいいゴルフスイングへと近づけます。 そんな違いを感じながら、昨日も約1時間のゼロワンメソッドを行いましたが、とりあえず振りかぶってのフルスイングでボールに当たるところまでは導けました。 さっそく2回目のレッスン予約も頂いたので、ゴルフへの興味ゼロからイチへを達成し、ゴルファーへと育って行って貰えるよう、サポートしたいと思います。 その後は五反田のゴルフダイジェスト・オンライン社に移動。会議室をお借りしての、私が理事を務めるNPO法人ゴルフアミューズメントパーク(GAPK)の1月度理事会に参加。会議室には世界の名コースの名前が付けられていて、昨日はセントアンドリュース。令和2年の始動に相応しく思いました。 理事会では春のイベントの内容討議に始まり、今年の活動指針についての議論が行われました。このNPO法人は8期目を迎え、その積み重ねにより昨日の理事会はめでたく100回目となりました。 東京都の認可が下りる前の準備期間を含まず、NPOとして成立してから100回目の理事会ですから、それなりに実績と実体のあるNPO法人と言えるのでは?と思います。 昨日は今期の活動指針やGAPKの意義などが議論されましたが、やはりキーワードとなるのはGAPKが設立時からスローガンとして掲げる「チャレンジ93」。 これはとある市場調査によると、日本の総人口の約7%がゴルファーで、残りの93%がノンゴルファー。となるといわゆるレッドオーシャンが7%で、ブルーオーシャンが93%。その93%のうち1%がゴルファーになって貰えたら9%。今の7%を軽く越える訳です。 なので、7%の中での分配競争や刈り取り合戦ではなく、93%のノンゴルファーに対してアプローチしていこう!というのが「チャレンジ93」です。 私のゼロワンメソッドも、この「チャレンジ93」をDNAとして生まれたモノと言えます。まだまだ微力ですが、今後もノンゴルファーに向けてのアプローチを継続していきたいと思いおます。 さて、そんな訳で、昨日は都内を電車で移動していたのですが、移動中に考えていたのは一昨日のラウンド会の事。4名の女性ビギナーを連れてのラウンドでしたが、プレーぶりを見ていて一番難しいクラブに見えたのが5番ウッド。 ドライバーの方がミート率が良かったです。これは前から感じていたのですが、現代のクラブ事情を考えると、特に女性ゴルファーにとってはドライバーが1番難しいクラブではないという印象を裏付けるモノでした。 やはり、シャフトが長くスピードを出しやすくしなりも大きいので、それによりアッパー軌道で宙に浮いている(ティアップされている)ボールを、大きなフェース面(大きなヘッド故のメリット)に当てるというのは、それ程難しくないみたいです。 それに比べると、ドライバーの次に長いクラブであるフェアウェイウッドで、芝生(地面)の上にあるボールを打つというのは、かなり難しい様子。その要因は何か?というのを、ずっと考えていました。 クラブの振りやすさの指針として出てくるのが長さ。最近は40インチのドライバーを好んで使っている方も目にします。やはり長いより短い方が振りやすいという基準がそこにはあります。 もちろんライの違いはあります。芝生(地面)の上に置いてあるボールを打つには、エッジをボールの赤道と南極の間に入れるというインパクト技術が無ければ、どんなに「低重心」「高反発」「高慣性モーメント」などの機能を織り込んだヘッドも無意味です。 一昨日、4名の女性初心者ゴルファーに「何が起きていたのか」を考えると、同じような意識でスイングしても5番ウッドだけはボールの手前に落ちてしまい、ダフリか空振り。ドライバーと7番アイアンのミート率に比べると、あきらかに低いです。 やはり、ドライバーの場合は、しなり戻りの大きいシャフトとティアップして宙に浮いたボールに対しての大きなフェース面を当てるという組み合わせが機能して、そのダフリ方向に動きたがるクラブをインパクト方向に変換しやすいんだと思います。 しかしながら、5番ウッドでは、そのままダフリ方向に持っていかれてしまい、うまくミートできないという結果になってしまうんでしょう。 そして、何故、そうなるのか?というのが、本日の結論です。 それは、トップ位置に振りかぶってからインパクトに至るまで、クラブの長さが戻ってくるタイミングと、重さが戻ってくるタイミングが一致しないという事だと思います。 ここで言う重さとは、ヘッドの重さとか、ボールに対するエネルギーみたいなモノです。 それがゴルフクラブの形状の特長である「長い棒」としての長さが戻るタイミングと合えば、ナイスショットになるが、それが合わないとうまくミートできないという結果に出るのか?と考えられます。 これを考えるのに、2部屋はいい基準になります。2部屋の左右よりも上下の部屋の方が合いますね。 クラブの動きだけを見ると、上下の部屋の下の階(1階)でアドレスしてスイング動作に入る訳です。その際に、ヘッドが下でグリップエンドが上に位置しています。 それが、テークバック後半から上の階(2階)にクラブが居る時は、ヘッドが上になりグリップエンドが下へと、クラブがひっくり返る訳です。 そしてダウンスイングにおいては、またクラブがひっくり返りながら、2階から1階へ下りてきてインパクトを迎えます。 また、2階に居るとき、クラブは左側にあるターゲットの反対方向に向かって動く時間となります。


このヘッドとグリップエンドの上下の位置関係が、1階と2階で反転するタイミングと密接に関係するのがクラブの長さ。


そして、重さは2階でクラブが反転するのを待ってから、1階に下りて来てインパクトを迎えるのがタメと言われる技術になると思います。


これらの関係を、ビギナーの方は7番アイアンを基準として身に付けていく訳ですが、それがクラブを持ち替えた時に違ってしまい、その最終的なアジャストがまだ出来ないのが5番ウッドという事になるのか?と考えました。

このクラブが1階と2階で反転しながら、重さが2階で待って後から下りて来る仕組み、非常に大切だと思います。


それをスピードウィッシュを使って現せるのですが、映像を交えての説明は、しばらくお待ち下さい。

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