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  • 執筆者の写真nobuhiro nagai

ゼロからイチ、イチから100へ

昨日の午後は四谷のゴルフ用品界社のオフィスで、来月号の月刊ゴルフ用品界(GEW)

の座談会記事の取材がありました。


進化したと言われる現代のギアとゴルファーの関係を、アマチュアゴルファーと接する現場に立つ3人のゴルフインストラクターに、ナビゲート役の片山編集長とで語り合いました。 この座談会が掲載されるのは3月号で、昨日の記事に書いたジャパンゴルフフェアで配布されるのは4月号になるとの事。1か月ほど私が勘違いしてしまい、申し訳ございませんでした。


詳しい内容は来月に刊行される3月号の誌面をお楽しみに!ですが、でもこの座談会、昨日は動画撮影もあったので、一部がGEWのウェブサイトで公開されると思います。


一緒に対談したのは石井良介プロと坂本龍楠プロ。ふたり共、日々、多くの悩めるアマチュアゴルファーにリアルに接してのレッスン活動を行いながら、YouTubeでも活躍しています。


主題としては現代のゴルフクラブとゴルファーの関係で、日々のアマチュアゴルファーと向き合う現場の中で感じた事を、それぞれの切り口で語り合いましたが、本質的には共通項が多かった様に感じました。基本的には3者ともアマチュアゴルファーがロスしている部分(無駄となっている点)をあぶり出し、それを改善していく事で結果へとつなげるレッスンがベース。そこにそれぞれの考え方や理論はあれど、○○打法や☓☓スイングと銘打つ様なものではなく、マンツーマン個人レッスンの場合はあくまでオートクチュールでの仕立てとなります。 そして3者とも、ゴルフクラブとスイングの関係を、いわゆるレッスンの中に取り入れているという事が特徴でしょうか? レッスンを受けに来て頂いたのに「上手くならない!」というのは、間違いなくコーチのせいです。レッスンを受けて下さった方の「練習が足りない」「理解していない」「センスがない」ではありません。単純に指導する側の力量不足です。 しかし、「クラブのせい」というのは存在します。いわゆるゴルフショップで売っている「いいクラブ」「人気のクラブ」でも、その打ち手であるゴルファーにあっていなければ、いい結果にはつながりません。私はそれを指導する側が見極める事が出来るか?はとても大切だと考えています。 そのミスマッチが生じている場合に「クラブのせい」という診断が下せないと、「ゴルファーのせい」か「指導者のせい」になってしまい、お互いにストレスが生じます。これは避けたい状況ですね。 是非、GEWの誌面とウエッブサイトでの公開をお楽しみに! さて、昨日の座談会の前は、東銀座のレッツゴルフでゴルフスターターズパッケージである「ゼロワンメソッド(01M)」のレッスンがありました。先週から受講してくれているこの春社会人になる大学生Fさん、昨日で01Mは2回目のレッスンとなります。学生時代にバイトしていたのがスポーツ関連施設で、そこでゴルフに興味を持ち、知り合いの紹介でレッツゴルフの01Mを受講する様になりました。ゴルフ経験はほぼゼロに近く、どちらかと言うと文科系女子でスポーツ経験は無しとの事。 ゼロワンメソッドは、2017年に武蔵野美術大学の特別講師に就任して一般教養課程体育授業でのゴルフを指導した経験をベースとし、ゴルフに興味のない方や未経験者を対象として、3回のレッスンでとりあえずボールにあたる様になりゴルフの楽しさを知ってもらい、ゴルフへの興味ゼロからイチへと導く為のメソッドです。 昨日の座談会やゴルフYouTubeなどの世界は、ゴルフへの興味や関心がレベル100の方々のエリアでしょう。01Mは、そのレベル100に向けての第一歩となるレベル1まで、マイナスやゼロから引き上げるのが目的です。 まあ、いわゆるゴルフ業界活性化のひとつで、種を蒔く→育てる→刈り取るという循環の中の「種を蒔く」にあたります。このところ、レッドオーシャンと言われるゴルフ界では、「刈り取る」方ばかりが目立つ様に感じる向きもあり、私としては健全な循環を作るべくゼロワンメソッドで微力ながら種蒔きに励んでいます。 この種蒔き活動にレッツゴルフの伊藤代表が協賛してくださり、ゼロワンメソッドは3回のレッスンに場所代込みで1万円という値段でやらせて頂いております。受講資格はゴルフ未経験者となっていますが、感覚としてはレベル1未満でOKですね。 レベル1未満とは「ゴルフは始めたけれど、なかなかうまくボールにあたらず面白くないので、今後もゴルフを続けようかどうか考えている」という段階。とある市場データによると、この一度はゴルフクラブを手にしたけれども、ゴルフを難しく感じてしまい、早々にゴルフを止めてしまう早期離脱者はかなりの数に上ると言われています。 たしかにレベル1未満の段階で、数々のハードルがあるのがゴルフのカベとなっていると言われますが、私のエリアではボールを打つという技術的な部分で、そのカベをクリア出来る様にとゼロワンメソッドでの新規参入者増を目指しています。 昨年はゴルフネットワーク「ゴルフのたすき」という番組でゼロワンメソッドを紹介して頂き、その内容をまとめた動画もアップして頂きました。YouTubeで「ゼロワンメソッド」を検索すると、それらの動画が出て来ます。 また、昨年夏から秋にOggiGollとコラボしたイベントの際に、ゼロワンメソッドのマニュアル動画を作成しチャンネル登録したので、それもYouTubeにアップしてあります。このマニュアル動画にある「完全版」の内容を3回繰り返すのがゼロワンメソッドです。LINEでのやり取りが出来る様に、完全版を5分以内で区切ったのが、ステップ毎に分けた動画です。 いちおう、この3回のレッスンを終えると、とりあえず空振りは無くボールにあたる様になるので、そこから先は自分で練習したり、既存のゴルフスクールやレッスンを利用するなど、1から100に向けての長い道のりがスタートする訳ですが、取り合えず1にたどり着いて貰うのが大切だと考えています。 ゼロワンメソッドでのレッスン手法は、何もビギナーに限らず、ゴルフ経験者の方へのレッスンでも使います。特にステップ2で行うドライバーを使った体幹の踏み込みドリルは、ゴルフ経験者の方ほど苦手な動きとなり、そこに大きな改善の糸口があります。 原理・原則的な考え方としては、体幹を動かしてボールに当てる感覚を「ボールを打つ」という動作のDNAとするのが目的で、いわゆる振り子型でのクラブのうねりや遠心力などを使ってボールに当てる感覚を極力排除するところに主眼を置いています。 最近はゴルフYouTubeなどネット系の動画で、初心者を育てる内容のモノを目にしますが、どちらかというと01Mと真逆の方向から入っている様を多く見かけます。 昨日の座談会でも、振り子やうねり、円運動でゴルフスイングを指導する手法には、3名とも反対の立場でした。 昨年から数えると、ゼロワンメソッドの受講者は60名を越えると思いますが、自分の感覚では60戦60勝の無敗。取り合えずは皆さん当たる様にはなります。 昨日のFさんは極めて順調なので、2回目の昨日からはトップでのフェースコントロールや背中側の使い方など、ゼロワンメソッドの領域を越えた部分の指導も入っています。次の3回目には、当たるだけではなく、ゴルフスイングとしてのテクスチャーを上げられると思います。



さて、今日も夕方にゼロワンメソッドの新規の方がレッツゴルフにお見えになります。 ゴルフの種蒔き、地道に頑張っています。





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