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  • 執筆者の写真nobuhiro nagai

ゴルフの教育問題を憂いつつ夢のあるゴルフへのレッスンから焼き鳥。お腹空いたからたくさん食べました!

今日は祭日を利用してのラウンドレッスン会を、日頃お世話になっている京都府のかさぎGCで開催しました。


京都府といっても、奈良県との県境に位置し、奈良方面からは便がいいゴルフ場です。


私は昨日から借りているレンタカーで7時半に出発し、途中コンビニでコーヒーを買ってコースまで約40分。集合は8時半ですので、予定通りの到着です。

スタートは9:45で、今日は3名の生徒さんが参加してくださり、1組での18ホールラウンドレッスンです。


先ずは、パッティングのレッスンから入り、ちょうど先日、ラウンドレッスンの様子を伝えるYouTubeチャンネルで、アップしたような内容のレッスンをおこないました。

その中で、今日、参加した方々の終日のテーマとなったのが、


「パッティングをデザインする」


ということ。



18ホールプレーしながら、生徒さんとやり取りをしていて感じたのが、パッティングのイメージというか、やっていることが、


「打ちっ放してボールを転がしているだけ」


ということです。


noteの記事の中にありますが、やはりボールを打ちっ放すだけでなく、途中でのスピードの減速具合やボールの止まり際の挙動などをイメージし、ボールが止まるところまでをコントロールして、パッティングというのは成り立ちます。


私が思うに、1ホールの平均パット数2を切るには、このイマジネーション能力が不可欠だと思います。


パッティングの名手として知られたベン・クレンショーが、


「Putting is art (パッティングは芸術である)」


と語っているのは、その裏付けといっていいでしょう。


まあ、マスターズに2回優勝したクレンショーがいうのはいいですが、私が「芸術」といってもあまり説得力はないと思うので、


「パッティングをデザインする」


という表現を使っています。


私は二十歳頃に、ベン・クレンショーの「The art of putting 」というレッスンビデオを見て、その哲学と技術に触れました。


その頃出ていたアマチュア競技の中で、そのクレンショーがいう「芸術的パッティング」を見せてくれた、2人の先輩がいらっしゃいます。

ひとりが日高CCの松井さんで、もうひとりが群馬県の板垣さんです。


このお2人のパッティングは、非常にデザイン感が強く現れていて、一緒にプレーしていてとても勉強になりました。


最近よくいうのですが、


「一筋!」といって嘆くのではなく、その一筋に拘れ!


ということ。この一筋への執着は松井さんから学びました。


板垣さんは、多分ホームコースのグリーンが速くて傾斜がある環境で育たれたと推測しましたが、とてもラインを描くのが上手で、カップの上のOKエリアにボールを止める技術が凄かったです。


コレは、クレンショーのビデオの中に、擦り込み映像的に映されます。


うねりの大きなグリーンでのロングパットをクレンショーが打つのですが、ボールが大きなカーブを描きながら、カップに向かって傾斜を下って近づき、あとひと転がりというところで止まります。


いわゆるカップのプロラインのサイドのOKエリアにボールを止めるのです。

「それって、ショートしている?」


と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、多分、そう思う方は、傾斜のキツいラインでは、アマサイドに「一筋!」と言いながら外れたボールが、どこまで傾斜を下っていって、3パットになってしまっているでしょう。


そういう傾斜のキツいラインで、プロサイドのOKに止める練習は、とても効果があります。それは、やはりデザイン力がないと出来ないからです。


そにデザインに必要なのが、車の運転に例える3局面の認識。



昨日はラウンドの途中にiPhoneのカメラでスロー動画を撮影して、3局面の初動のところの理解を試みましたが、映像で確認しても、なかなか難しかった様です。


このあたりは、またYouTubeチャンネルのネタとしてまとめてみようか?と思います。


感じたのは、皆さん車の運転はできて、ちゃんと停止線のところで車を止めるというコントロールはできるています。


しかし、コレと同じ仕組みながら、グリーン上でパターを手にしてボール操作すると、それが全く理解できずイメージが湧かないということです。


最近よく目にする、カップまでの距離を歩測し、


「何歩だからこの強さ」


で距離感を作っているゴルファーは、停止線までアクセルを踏み続けている様なイメージなんでしょうね。


このケースは、その方の上手い下手という問題ではなく、ゴルフの教育の問題です。



それでもラウンドの後半には、皆さん、デザインを感じるパットが打ててきて、OKでの2パットが多々出てきました。


このデザインによる第3局面がコントロールできると、減速しながらカップに近づいてくるので、それがカップの入り口を広く使うという仕組みの正体だと、昨日のやり取りを通じて感じました。


打ちっ放しパットの場合は、ボールスピードの減速率のコントロールが無いままカップに近づくので、一筋問題や蹴られる、嫌われる率が高くなり、カップが小さくなってしまうんですね。


なるほど、たしかにそういうことだな!と、またあらためて気付くことができました。


さて、かさぎGCでのラウンドレッスンの後は、グレージに移動して18時から50分の個人レッスンが1本入りました。


新規のお客様で、隣の市から訪れて下さいました。どうやら、私のYouTubeチャンネルを見て、グレージレッスンを予約してくださった模様です。


まだまだYouTubeチャンネルは、視聴数が伸びていませんが、それでも


「永井プロのレッスンでダメなら、もうゴルフを止めようと思います!」


と仰られて、責任重大ではありますが、数あるレッスンの中から、そういう想いで私のレッスンを選択してくださったのは、とても嬉しいことです。


現状を伺うと、もともとはシングルハンデ迄いったが、怪我や病気を経て、全く思うようなスイングができず、飛距離もガタ落ちしてしまったとのことでした。


スイングを拝見すると、なるほど元シングルさんらしく、軌道やフェースコントロールに大きな問題はなく、インパクトの当て感もお持ちです。


やはり、クラブとのやり取りにおいて、クラブに負けてしまい、効率の悪いスイングになっていると感じました。


これが改善出来れば、「飛距離は2割アップします!」とお伝えしてレッスン開始です。


先ずは、何処で負けているか?という部分の炙り出しですが、やはり始動です。


なので、魚釣りドリルで、始動を改善して、大きな魚をダイナミックに一本釣りするようなイメージで、身体の動きを引き出していきましたが、わりとスムーズにそれができて、若々しいスイングへと変わりました。


ご本人も、手応えを感じられたようで、次のレッスンの予約を入れ帰られました。


お客様からは、


「引き続き、よろしくお願いします!」


とお声掛け頂いたので、とりあえずは、まだ夢と希望を持って、ゴルフを続けて頂けそうでした。


明日は奥様とラウンドとのことで、好結果を祈るばかりです。


さて、グレージでのレッスン終了後は、レンタカー返却で新大宮へ。


グレージ高社長も一緒に来てくださり、諸々の打ち合わせをしながら焼き鳥屋での夕食となりました。




土曜日に大阪の井高野ゴルフセンターでのレッスンを終えてから埼玉に帰るので、ボチボチ食材は買い込まずに外食へ切り替えようと思っていたので、有難いタイミングでした。


明日は神戸ポートアイランドゴルフ倶楽部でのレッスンです。


今回のノマドハウス滞在は、なかなか生産性のある生活ができたので、明日の夜は、祝いの宴としたいです。




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