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  • 執筆者の写真nobuhiro nagai

「クラブを倒す」のは角度ではなく矢印が重要

昨日は都内でも雪が舞う天気となりましたが、交通の乱れなど大きな影響は無かったと思われます。私も高田馬場から帰る頃は、みぞれではなく雪が降っていましたが、順調に帰宅出来ました。 最近は自粛モードにつき、夜は外出を控えて自宅で食事する事が殆どです。駅前のスーパーで買い出しをして帰宅して、いろいろと料理して食べていますが、これもまた今の時代の楽しみ方か?と思っています。 今週、とある会合の打ち上げで、四ツ谷のキッチン付きのパーティールームを借りて私が料理を担当し、20名くらいでのパーティーが予定されていました。ここ最近は、そのパーティーに向けてのメニューつくりも兼ねて料理していましたが、昨夜、会の主催者より延期の連絡がありました。 私自身も準備はしていましたが、ちょっとこのご時世なので、中止を提案しようと思っていたところなので、至極妥当な判断だと思いました。会場もこのご時世につき、キャンセル料は無しとの特別対応を行っているとの事。いつの日か分かりませんが、この騒動が収まった時には、是非こちらをお借りしての会を行いたいですね。 さて、昨日の高田馬場ゴルファーレでのレッスンも極めて順調。レッスンの内容は概ねこのブログと同時進行していますので、リアルレッスンとブログを併用されている生徒さんは、かなり理解度が高まり効果がある模様です。 とりあえず、私が感じる結果としては、 ・飛距離が伸びる → 体幹のパワーが使える ・サイドスピンが減る → クラブの動く方向が変わる ・再現性が高まる → 自分が主体でスイング出来る ・ボールが高くなる → ロフトが正しく使える という辺りでしょうか? これは以前から感じている事ですが、一番今までのクセとして残るのは、ボールに対しての当て方です。これは自分でも検証済みで、私の場合だとインパクトで身体を軸にして正面で捉えようとする感覚。どうしてもターゲットラインに対してしがみつくというか、いわゆる今までずっとやってきた「当てにいく」意識が働く時はミスとなります。 なので、この部分がクリア出来るかどうか?は生徒さんにとっても課題となりますが、わりとうまく結果が出ている様に感じます。 やはりこのブログで定義している「スイング改造とはクラブが動く方向が変わること」に加えて、「身体が動く方向」と「腕が動く方向」を変えていくので、当て方も変わるのか?と思います。もちろん、そこへ向けてのポイントは指導しますが、意外と皆さん上手く行きますね。 今週はジャパンゴルフフェアがパシフィコ横浜で行われる予定でしたが、残念ながら中止となりました。私もフェアにあわせて予定を組んでいたのでスケジュールが空き、その振り替えで、3/21土曜日の千葉県マグレガーCCでのレッスン会をやることになりました。 このご時世ながら、おかげさまでご興味を持って頂いた方々から参加申し込みを頂き、定員(8名)近くまで埋まりました。まだ少し、空いておりますので、受け付けております。 土曜日のレッスン会のテーマとなるのも、「身体・腕・クラブの動きに矢印をつける」となります。 その中で、最近よく目にする「クラブを倒す」という表現が伝える動作について、昨日のブログからの引き続きで、今日もフォローしていきます(動画あり)。

私が重要だと思うのは、クラブを倒す際、腕がどの方向に動きたがっているということです。昨日のブログで、クラブの動きに矢印を付けた場合、3つの矢印 or 2つの矢印で現すゴルフスイングの違いがあり、クラブを倒すという動作は、3つの矢印で構築されるゴルフスイングの2つ目の矢印に相当する動作となります。 しかし、2つの矢印で構築されるスイングの中でクラブを倒す動きを行うと、3つの矢印のソレと違う働きを持つということになります。2つの矢印の中でクラブを倒すのは、プレーンから一度インサイド方向にヘッドを外してからインパクトに戻してくる、クラブ捌き的な技術となります。 この場合、グリップエンドとヘッドが動く方向がバラけるので、それによりフェースは開く方向に動きますので、それをインパクトでスクエアに戻すという捌きが出来れば、ボールを真っすぐ打つことは出来ますが、それが出来ないと一番大きくミスが出る原因となります。 この捌き系で上手くいくのは、あまりヘッドスピードの無いゴルファー。プレーンに対して、一度ヘッドが倒れてからインパクトに向けてフェースを起こしてくるのに時間があります。これは単なる時間軸で、「ヘッドスピードが遅い=時間が長い vs ヘッドスピードが速い=時間が短い」というだけで、技術的な要素は含みません。 フェースが捌けると、インパクトではシャフト軸周りにヘッドが回転するチカラが使えるので、インパクトの当たり負けを防ぎ、エネルギー効率を上げる働きも期待できるので、ヘッドスピードが低いゴルファーには相性がいい技術です。 しかし、ヘッドスピードが速いゴルファーには、ヘッドが倒れてからフェースをインパクトまでにスクエアに戻す時間が短く、また、現代の大型ヘッドのクラブはシャフト軸に対して機敏に動いてくれないので、ゴルファーがイメージするインパクトを安定して得るのが難しくなります。


なのでシャフトを倒すという意識は、フィットするゴルファーとフィットしないゴルファー、フェース捌きが既に出来ているゴルファーと出来ていないゴルファーでは、実際に起きている事とその結果がかなり違ってきます。 そこで、クラブを倒すのではなく、クラブを持たずに腕を倒すドリルをやると、ひとつ目の矢印(テークバックからトップから・これは2つの矢印 or 3つの矢印とも共通)から、切り返して下りて行く腕が、どういう方向に動きたがっているか?が感じられると思います。 3つの矢印のゴルフスイングにおける2つ目の矢印のひとつであるクラブの矢印は、背中側に下りて行きますが、腕は上向きの矢印のまま、右背中側にたどり着くのが重要。これは「腕を倒す」というより、闘牛でイメージさせる「かわし動作」の方が適切かもしれません。 2つ目の矢印は、「腕の矢印を上向きのまま右背中側にかわしていく」という表現の方が、フィットするかもしれません。 2つの矢印でのゴルフスイングの場合は、トップから腕がボールに向かって下りて行きます。この動きで重要なのは、腕がボールに対して下り切ったところにあわせて、クラブをリリースしてくる二重振り子理論。身体が軸やカベになって腕を減速させながら、クラブを加速させてインパクトスクエアを作るのが、技術の要になります。 振り上げた腕をボールに向けて、チカラを抜いてダラリと下す動きを取り入れる「エフォートレス」なんて表現もありましたね。これは腕に矢印をつけると「下向きで前側」への矢印となります。

クラブを持たずに腕を倒すドリルをやることで、腕の動きたがる方向がわかるのでは?と思いましそ。

シャフトの角度に拘るのではなく、腕の動く方向の矢印を気にして頂く方が、よりいい方向へ進む矢印となるでしょう。



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