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  • 執筆者の写真nobuhiro nagai

しぶこのオーラのイタズラとしか思えない

一昨日の秋葉原での新製品発表会に続き、昨日は浦和ゴルフ倶楽部でPINGの新製品試打ラウンド会が行われ、私も参加させて頂きました。


記録的な暖冬の中、昨日から冬本来の気候に戻った感じで、完全防寒スタイルに身を包んで午後から9ホールのラウンド。


今回発表されたのは、飛び系の中空アイアンセット「G710」と、しっかりした打感が特徴のパターシリーズ「ヘブラー」です。


G710はブラックボディに、ヘブラーはミッドサイズのマレットからはアルミニウムとステンレスの複合ヘッドとなり、その異素材を二色でアピールする仕上がりで全モデルを統一。


性能はもとより、見た目にも従来のPINGのイメージとは違う印象の、チャレンジを感じる商品です。


一昨日の秋葉原での発表会の際に、鈴木愛プロ、渋野日向子プロがそれぞれお気に入りのヘブラーをチョイスしていましたが、鈴木プロはミッドマレットのセンターシャフトモデル「パイパーC」。渋野プロはシリーズ最大の慣性モーメントと14個のドットがストロークをガイドする「トムキャット 14」を選んでいました。

昨日は「アンサー2」「パイパー」「トムキャット 14」の3本を試打しましたが、たしかにカツッと音がするしっかりした打感で、直進性が強くてタッチが出しやすい感じ。


以前からクラブ長さの調整機能が付いたモデルもありましたが、ヘブラーではその仕組みも進化して随分スマートになり、よりアジャスタブルの恩恵が受けられそうです。


G710アイアンは、中空ヘッドによる大型ヘッド&高慣性モーメント。そして今回は何よりストロングロフトがウリで7番アイアンでロフト28度です。

それをブラックボディで仕上げて、シャープな雰囲気を醸し出していますね。


昨日のラウンドは、試打ラウンドという事もあり、ティーショットからG710でいきました。


このクラブは、いわゆるアイアンとはだいぶ違う感じで、クラブから求められている声に対してペアリングするのに、正直3ホールくらいかかりましたが、やはりハンマー型スイングが求うめられていると思いました。


感覚としては、やはり一昨日試打したテーラーメイドのSIM MAXドライバーを打つのと全く同じでいいと理解出来ましたが、当然ドライバーとは形状も長さも重さも違いますから、それをアジャストするのに3ホールくらい必要でした。


クラブとペアリング出来てからは、かなり好結果で、ティーショットの4番アイアンも狙ったところに出て距離もよく出ていました。


ショート番手もビンに向かって飛んでいて、やはり大型ヘッド&高慣性モーメントの恩恵を十分に感じる結果が得られたと思います。


私は今、110g台のカーボンシャフトに、プレーンな形状のキャビティーバックのアイアンを使っていますが、これはゴルフクラブのDNA的に見るとハンマーではなく棍棒。


となると、ハンマー的DNAの460CCドライバーと違う感覚でスイングしている事になりますが、この辺りのアジャストは長年培って来たモノが活かされています。


従来のアイアンを打ちこなすのには、短くて重いクラブでヘッドスピードを上げる事や、シャフト軸周りのヘッドの回転をインパクトに取り込み打点のスピードを上げてキレ味を出したり、ポールをヘッドで押し込んで厚い当たりとするなどの技術が必要で、これが多くの悩めるアマチュアゴルファーとプロ・上級者とのカベになっているのは事実です。


しかし、G710アイアンは、これらの技術は必要とされません。


ハンマー的DNAのクラブの特徴はトゥ側の見た目のボリュームと重量感。G 710アイアンはマレージングフェースの中空構造で、大きなボディの先端にはウェイト調整のビスが装着されています。


テーラーメイドもM5とM6では形状に大きな差があり、M6がハンマー的DNAのシェイプでシャフトから遠いところを感じさせるデザインです。そして、そのM6のシェイプを引き継いだのがSIMドライバーです。


このデザインをハンマー型スイングをペアリングさせると、その先端の重さと体幹を入れ替えて行くので、ターゲットラインに対して直接ベクトルを重ねる意識が無いのがポイント。


入れ替え動作ゆえ、体幹とヘッドのベクトルも違うので、それを意識するための仕組みが2部屋でのスイングとなります。身体の仕事とクラブの仕事をセパレートして考えましょう!と言う事です。


これに対して棍棒的DNAのクラブをムチ・振り子型スイングとペアリングさせた場合は、左のカベでの1部屋でターゲットラインに対してクラブの動きと身体の動きのベクトルを重ねて行く技術となります。


これはどちらがいい?とかではなく、まさに「混ぜるな、危険!」で、クラブ特性とスイングのペアリングを間違えない様にというのが、大切な事だと思います。


そんな事を感じながらのラウンドは、あっという間に終了。夜の高田馬場レッスンの為、早々に帰路に着きましたが、ひとつ気になる事が…。



その関係で自宅周辺が交通規制されていて、順調に帰宅出来ないか?と心配しながら帰りましたが、リハビリセンターに近づくと、やはり沿道にはSPや警察官が立ち、近隣住民の方々も大勢道端に並んでいました。


いよいよリハビリセンターまであと僅かという交差点の右折レーンで、警官の制止に合い停車しました。


すると右前方から2台の白バイが先導し、その後方から光り輝くセンチュリーが!


センチュリーは交差点を左折して、私の車の直ぐ右を通過されて行きました。その距離は約5m。


笑顔でこちらに向けて手を振って下さった陛下の御尊顔は、はっきりと覚えています。


一昨日は日本ゴルフ界の至宝渋野日向子プロのオーラを間近で浴び、昨日は日本国の象徴である天皇陛下と5m。


実は私の誕生日の翌日が天皇誕生日です。令和2年は何かいい事あるか?と思いますが、昨日の出来事は多分しぶこのイタズラでしょうね(笑)!









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