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  • 執筆者の写真nobuhiro nagai

3連休は3つの矢印でブラッシュアップ!

3連休初日。本来ならジャパンゴルフフェア2日目で、横浜のホテルで朝を迎える予定でしたが、自宅で娘の朝食を作るところから始まる休日となりました。 外は晴れていますが、風が強くて音がしていますね。昨夜、日本ゴルフジャーナリスト協会の総会でご一緒した紺井柾寿プロは、本日マグレガーCCでレッスン会とのことでしたが、中々大変そうです。 私は明日がマグレガーCCでのレッスン会。さっき天気予報を見たら、風はそれ程でもないみたいで、ちょっと安心しました。 明日のレッスン会、先ずは座学から入って、コンペルームでレクチャー。その後、練習ホールにての実習。仕上げに9ホールのラウンドという内容です。 テーマとしては、このブログの内容がそのままテキストになると思いますが、3つの矢印スイングを考えるということ。明日の資料として、日ごろ使っているレッスンノートを加工してみました。


PDFファイルで保存してあったレッスンノートに、ペイント機能を使って矢印を入れてみました。フリーハンドだったので、ややヨレ気味です。マウスに定規をあてて真っすぐ引けるようにトライしてみましたが、うまくいきませんでした。 ざっと説明すると、黄色がクラブで赤が身体。それぞれの動く方向や意識を現しています。そして青が身体の前後を仕切るラインで、最後はクラブを預けて振り出すフリップになります。 先ず1⃣では赤が横に引いてありますが、これはクラブを腰に当ててのリアスクワットで作る、リア側の意識を現しています。そしてそれと並行に右側にあるのがクラブ。クラブを背中側に預けて、リア側のポジションのままインパクトに向かうので、これ以上クラブは下がりません。3つの矢印でスイングを作る際の、基本の型というか、迷ったら帰るべき意識となります。 背骨とつながっているタテの黄線は、アドレスでクラブを地面から引き抜いているか?の意識です。アドレスで身体の重心を下げてしまうと、2⃣の上向きの矢印が作れませんので、そのための準備です。 その準備から2⃣で上向きの矢印で上っていくのですが、赤の大きな矢印の中に黄色の矢印があるので、身体の動きに合わせてクラブも上向きに上っていくというのを現しています。高いトップがいいという訳ではないですが、餅つきの杵やリアルハンマーを手にすると、この上向きの矢印が体感できると思います。 この上向きの矢印が、円運動ではないスイングの特長でもあります。安田佑香選手は坂田信弘さんの指導を受けて育ったとのことですが、男性用のクラブでジャイロスイングを繰り返したという部分に、この上向きの矢印を感じます。 そして、上向きの動作で最近注目しているのが、「怪物」と呼ばれた江川卓投手のピッチング。投球動作に入ってから、右軸足でピクンと地面を蹴って、身体を高い位置に引き上げてから、マウンドの傾斜を使って下りながらボールを投げ込みます。 マウンドの傾斜は、ゴルフで言うなら左足下がりです。右足より低いところに左足が着地するので、右軸足のタメが上手く使えるかどうかです。このあたりの仕組みが、最近の主流である、あまり左へ移動しないでその場で腰を回す動きの正体となるでしょう。 そして3⃣で2⃣で作った頂点から、身体とクラブがふたつに分かれて下りてきます。2⃣の頂点まで上っていく時はひとつの矢印だったのが、ふたつに分かれるのがポイント。この時にクラブは背中側に下りるのが3つの矢印のキモです。前側に(ボールに向かって)下りてしまうと、そのままインパクトに向かってしまうので、矢印は2本。「上げて下すだけ」となりますが、フェースが開く方向のチカラが働くのが、現代の大型ヘッドを打ちこなす技術とマッチしません。 この2つ目の矢印が「背中側 or 前側に下りる」の違いが、腕の矢印となる訳で、シークレットムーブですね。これ、明日はレクチャーの際に書き加えたいと思います。 3⃣の身体の方は、リアの荷重を感じるポジションに下りてくるのですが、その予備動作が1⃣のリアスクワットです。このリアスクワットでハムストリングスと骨盤、お腹回りの筋肉の連動を確認しておく必要があります。 そしていよいよ、青で現した右のリアフラップにクラブを預けるのが3⃣の最終目的。この動作は右のヒップを下げずに、高くキープしてフラップを作る必要があり、ここで江川卓投手の右の高さと繋がります。 そのリアフラップに預けたクラブを、ハムストリングスと骨盤、お腹回りの筋肉の連動によるコアのチカラで振り出して、インパクトへ向かうのが4⃣となります。フラップを使うと、フィニッシュで右腰が高く前に収まるのが特徴です。 3⃣から4⃣で身体は下向きから上向きに立ち上がっていき、リアスクワットの動作を取り込んでのスイングが完結します。 というのが、3つの矢印でのスイングの概要です。 最近、考えているのが、2⃣から3⃣の、いわゆる軸のシフトの部分での、左右の荷重のかけ方。このあたりを野球のピッチング動作などを見て模索していますが、昔から「薄氷を踏む」というイメージは時々、生徒さんのケースに合わせて使っていました。ゴルファーレの澤田コーチと討議したら、澤田コーチは「お風呂のお湯加減を足でさぐる時」と表現していました。 引き続き、研究していきたいと思います。 ちなみに、明日のレッスン会、キャンセルが出まして空きがあります。 興味のある方は、ご連絡くださいませ。

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