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  • 執筆者の写真nobuhiro nagai

テセウスの船からいろいろ考える

昨日は私が理事を務めるゴルフ振興の為のNPO法人ゴルフアミューズメントパーク(GAPK)が主催するジュニアゴルフイベントが、神奈川県の多摩川ゴルフ倶楽部で行われる予定でしたが、新型コロナウイルスの影響により中止となりました。 GAPKとしても久しぶりのイベントで、ジュニアゴルフの大会は昨年に続いて2回目の開催となる予定でした。前回大会は千葉市民ゴルフ場で行われ、この時、私はお手伝いに行く事が出来ませんでしたが、チームによるリーグ戦方式で多変盛り上がったと聞いています。 会場の多摩川ゴルフ倶楽部は、住所こそ神奈川県ですが、渋谷から25分でティオフ出来るという都心に近い立地にあり、ゴルフ業界の仲間がいろいろと運営に関わっています。 そんな訳で、このジュニアゴルフイベントに携わり多摩川ゴルフ倶楽部を訪れる機会を得るということは、とても楽しみにしていましたが、残念無念という他はありません。とりあえず、また違う機会を作り、多摩川ゴルフ倶楽部を訪れたいと思います。 GAPKでは、ゴールデンウイーク明け5月9.10日の週末を利用して、「ゴルフを遊び尽くすキャンプ in マグレガーCC(仮題)」を開催予定です。このキャンプはゴルフ場をアミューズメント空間として、プレーやレッスンだけでなく、いろいろと遊び尽くそう!というのがテーマです。 過去にはティーイングエリアにテントを張っての星空観察や、朝ヨガにウォーキング、コース内でのバードウォッチングなどのイベントを行いました。ゴルフをやらないご家族、ご友人と一緒の参加が可能です。 とは言えこのご時世ですから、来週行わるGAPK理事会で、開催の可否が討議されます。ありがたいことに、「ぜひ、家族で参加したい!」という声も既に頂いておりますので、状況の推移を見ながら、理事の仲間と議論して、またご報告させて頂ければと思います。 さて、そんな訳で、昨日は自宅で自粛モードのデスクワーク。家族揃って、それぞれ机と向き合って、それぞれの作業をこなしていました。我が家では、珍しい光景でしたね。 私が取り組んだのは、WEB媒体「みんなのゴルフダイジェスト」から依頼されたネットコラムの執筆です。書き始めたら、総論的な前半で規定の文字数までいってしまいました。


まあ、これだけでも、とりあえず成り立つので、後半の実践編はどうしますか?と担当編集者とやり取りしたら、「是非、お願いします」となったので、近々後編を書かねばです。昨日書いた前編は、本日アップされると思いますので、お楽しみに! 家族揃っての作業の後は、自宅でのディナー。免疫力アップにはバランスよく栄養価の高い食事が必須だと思いますが、生活防衛モードの中でのメニューつくりは、けっこう楽しいモノです。とりあえず鶏むね肉と野菜がベースとなりますが、こんな原価でこれだけの料理が出来るのか⁈と驚きます。しばらくはこの安旨ディナーの研究が続きそうです。 そして、日曜夜といえば「テセウスの船」。ずっぽりとハマっていますが、いよいよ来週が最終回となりました。実は原作の漫画を単行本で読んでいるので、結末は知っているのですが、噂によるとドラマは原作と違うストーリーとのことです。たしかに、昨夜からはソレを感じさせる展開だと感じましたが、どんな最終回となるのか?来週が楽しみです。 この「テセウスの船」という言葉はギリシャ神話に所以し、パラドックスや哲学的な解釈へと繋がっていく訳です。浅はかな知識で語るとボロが出ますが、原作本の結末が見事にその本質をついていると私は感じ、深い感銘を受けました。 ニワトリが先かタマゴが先か?は分かりませんが、この「テセウスの船」という言葉から、あれだけの物語を創り上げる作者の想像力には驚くばかりです。 なるほど、そう考えると世の中は「テセウスの船」だらけ。 私の好きなドゥービーブラザーズに、モーニング娘。以来のアイドルグループなどはまさにソレ。ドゥービーブラザーズに至っては、音楽性自体も変わってしまいました。ヒトの細胞も入れ替わりながら生きているので、人間の存在自体も「テセウスの船」と考えることも出来ます。 ゴルフ界もたくさんの「テセウスの船」で成り立っています。


「試打したらバツグンに良かったドライバーだったのに、買ってみたらイマイチ…。」


実は昨日書いたコラムは、これに即した内容なので、ゴルフ界テセウスの船の謎解きのお役に立てれば幸いです。


ゴルフ界テセウスの船で私が思い出したのは、その昔に週刊ゴルフダイジェストの連載で、インタビュー役としてお話しを聞かせて頂いた陳清波先生のボールについての思い出。


陳先生がご活躍されていた頃ですから、おそらく1960年前後のことだと思いますが、当時は練習ラウンドでボールを試打して、自分のイメージどおり真っ直ぐ飛ぶボールを選んで試合で使っていたという話し。


いわゆる糸巻きバラタカバーボール時代ですが、ボールメーカーから発売されているボールでも、プロレベルの技術から見ると、自分の意と反する挙動を見せるボールが多々あったそうてす。


昨今では、気狂いゴルフ科学者と呼ばれるブライソ・デシャンボーが、自分なりに行った数々の実験の結果、ブリヂストンのボールが一番信頼できるとして契約した話しは有名です。


もし、デシャンボーが陳先生が活躍されていた時代にタイムスリップしたら、ボールの実験が終わらずに試合に間に合わないのでは?と思われます。


そのブリヂストンの新しいツアーB、各所で好評です。私も先日のラウンドではツアーB X が SIM MAX とはまって、非常に良い結果が得られました。


低反発と高反発というバラドックから生まれたこのボール。ちょっと別世界感がありますね。


今期はコレかな?と思っています。

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