nobuhiro nagai
ゴルフスイングは闘牛だった…!
この週明けは雪だったとは思えない、素晴らしい天気が続いています。昨日は室内も気温が高かったので、レッスンをしていて妙に暑くてセーターを脱ぎましたが、一瞬「ウイルスに感染しての発熱か⁈」と思いました。
でも、夜のアルコール消毒が効いのか大丈夫みたいです。冗談はさておき、一昨日のマスクに続いて、昨日はアルコール系除菌グッズをドラックストアで購入。携帯用の除菌シートを持ち歩き、食事の前などに手を拭いています。
明日からは神戸出張ですが、引き続き動向に注意しながら、予防に気をつけたいと思います。
さて、動き出した右脇のカベの猛威は止まりません。
机の下から出て来た空気入れと右脇のカベのコンビネーションドリルは、三ツ星クラスの情報を与えてくれます。昨日、高田馬場レッスンの常連さんに早速やって頂きましたが、やはり動きが変わりました。
主従の関係で言うなら、やはり多くの悩めるアマチュアゴルファーの皆さんは、クラブが主で身体が従なんですね。でも、右脇のカベが動き出すと、それが逆転します。
そんな関係性が変化していく様を見ながらコーチングしていたら、ゴルフスイングが闘牛になりました。
闘牛士が手にしている赤いマント。正式名称はムレータだそうです。赤いムレータをかざしながら、突進してくる猛牛をはらりとかわすマタドール。
ゴルフ界でマタドールと言えば、スペインのセベ・バレステロス。
我々世代には熱狂的なファンが多い伝説のプレーヤーですが、2011年に54歳の若さで亡くなっております。
とにかくカッコ良かったですよね、セベのプレーは。マスターズが良く似合いました。19歳で欧州ツアーの賞金王となり日本オープンを連覇。マスターズ3回、全英オープン2回のメジャー5勝。ライダーカップでのホセ・マリア・オラサバルとのコンビも印象深いです。
また、ミズノ、ダンロップ、サウンダーと、ゴルフクラブもイメージが強く残っています。あの当時は世界契約ではなく、日本国内限定契約がありましたから、日本のトーナメントに出場する時だけ、日本で契約しているメーカーのクラブを使うという事だったと思います。
それでも日本ツアーに来てサラッと買っていたのですから、凄いですよね。
一昨日までは、動き出した右脇のカベはジュディ・オング「魅せられて」のドレスでした。マツコ・デラックスのイメージもありますが、あまりゴルフ的ではありません。
それが昨日からは赤いムレータになったと言う事です。ゴルフクラブが牛🐃に見えて来ました。サイズ的にはイノシシ🐗の方がフィットするかもしれません。
とりあえずは、右脇のカベとクラブの主従関係を変える際のイメージ的表現な訳ですが、常連さんもその意図する感覚を掴んだらしく、ちゃんとその主従関係が変わりました。
いやいや、闘牛イメージは面白いと思いながら、レッスン後に数発打ってみたらマタドール!
自分史上、最高にシュッとしたフィニッシュです。
また、右脇のカベが動き出してから、クラブを左に見ながらもアウトサイドループ感が無くオン・プレーンな感じでしたが、闘牛イメージでは牛🐃がかなりムレータに対して遅れてから突進してくるので、その時間差によりアウトサイドにテークバックが上がっています。
でも、グリップエンドの支点が消えているので、ループ感は無く直接的なのも、突進してくる猛牛🐃をイメージさせます。
いやいや、ホントに面白いです。
前にペットボトルを使ったドリルで、ダウンスイングのプレーンに対してヘッドの重さが左から入って来る動きと、それが何故大型ヘッドと相性が良く、従来のヘッド重心とゴルフスイングの関係を説く重心理論が崩壊していると記事にしましたが、テークバックのオン・プレーンには、こだわる必要がないと最近は考えています。
この闘牛イメージ、かなり効果がありそうです。沖縄の前、来週月曜日にラウンド予定があるので、楽しみにしています。
さて、昨日は午後の高田馬場から東銀座に出てゼロワンメソッドと夜のレッスン。
01Mを受講してくれたのは、20歳代の女性新規ゴルファーですが、何度か練習場に行ったものの、うまく当たらず空振りも出てしまうとの事。
この状況、多少01Mの対極である、腕でクラブを振って身体から遠いところでクラブのうねりが出ている可能性があります。闘牛で考えると、牛🐃がコーフンして暴れまくっている状態ですね。
とりあえず、体幹を動かす体操から入って、体幹の動きでボールにコンタクトする基礎ドリルから展開。
ここで何とか小手先でクラブを動かすうねりの除去に成功。牛🐃がおとなしくなりました。
そこから2+2で4つのポジションへと展開し、何とか1時間で当たるところまでは行けました。
あと2回あるので、次あたりからはゼロワンメソッドR2へ発展させたいと思います。
こんな感じで、最近レッスンが日々充実しており、楽しく仕事出来ています。皆様に感謝です。