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執筆者の写真nobuhiro nagai

ゴルフの歴史とムーブメントを感じる月曜日。皆さん、ゴルフに夢中ですね!

昨日は神戸市のポートアイランドゴルフ倶楽部でのレッスン会でした。よく晴れていましたが、風が強い1日だったと思います。 夕方、スタジオに見えた池田コーチの生徒さんは、この日、所属倶楽部の月例競技に参加してきたそうです。


話しを伺うと、とてもグリーンが早くて難しく、不本意なスコアながら全員スコアが低調で上位だったと語られていました。 秋のベストシーズン真っ只中ですから、グリーンを仕上げて高速グリーンイベントを開催しているコースも見かけます。 そんな高速グリーンで今日のこの風では、「とても大変なことになりますね!」と池田コーチと話していました。


なので、同じこのエリアで開催されたJGTOツアー競技「マイナビABCチャンピオンシップ」もグリーンの速さはマスターズ以上と言われていたので、なかなか難しいコンデションだったのでは?と思われます。 そんな中、上がりを連続バーディーでシメた浅地洋佑選手が最終組での優勝争いを制し、ツアー3勝目となる栄冠を手にしました。 浅地選手はジューシーウエッジユーザーで、今年はアメリカのメジャー挑戦後にセッティングを見直し、ピッチングウエッジの下に48度、52度、57度、62度を入れて、自分の持ち味であるショートゲームに磨きをかける努力をされたとのこと。 この大会の会場であるABCゴルフ倶楽部は精度の高いティショットが要求されますが、そのウエッジワークへの自信をもとに、パー3以外全てのホールでドライバーを手にして攻めたのが勝因という分析もある様です。 先日のZOZOチャンピオンシップで見たジューシーウェッジユーザー今田竜二選手のウエッジワークも印象的でした。


それに関しては、先日、クラブハウスの語り場でウエッジの設計者松吉さんから、今田選手の好みのウエッジについてお話しを聞けました。 今週は木曜日の夜、またクラブハウスがありますので、浅地選手のウエッジについて松吉さんに質問してみたいと思います。 ひとつ気になったのは、この大会が「50回記念大会」という文言。


現在はマイナビがスポンサーとなっていますが、その前の冠は「フィリップ・モリス」「ラーク」という印象があります。


その頃は高額賞金試合として話題だった記憶がありますが、それでも私が二十歳前後に見たイメージです。 はたして、52歳の私とほぼ同じ歴史を持つこの試合。


その前は一体何の試合だったのか?調べてみたのですが、朝日放送テレビが主催する「日米ゴルフ対抗戦」という試合が、この大会の起源だというのが分かりました。 現在も、この大会の主催者は朝日放送テレビで、開催コースも系列の会社が運営するABCゴルフ倶楽部です。


そこに過去、特別協賛スポンサーとしていくつかの企業が絡みながら、日本対アメリカの「ライダーカップ」をイメージされての対抗戦が、この秋のシーズンに行われていたのは、子供の頃にテレビで見た覚えがあります。 それでもライダーカップのような団体戦の試合ではなく、個人戦の72ホールストロークプレーがベースで、それを集計して日米の勝ち負けを決めていた記憶があり、やはりメインは個人戦の優勝争いで、それをブラウン管の中で見た記憶があります。 この日米対抗としての大会は、1987年の17回大会まで続きましたが、歴代の個人戦優勝者を見ると日米のツアーを代表するレジェンドの名前が連なります。 そして18回大会から「ラークカップ」となり、日米対抗は幕を閉じます。


この初代ラークカップ優勝者は高橋勝成選手。記録を調べると、この年の高橋選手は賞金ランキング6位で自身のベストランクとなっていて、まさにピーク期だったと言えるでしょう。 そんな訳で、昨日は久しぶりにゴルフの歴史を振り返ってみたのですが、今日、ネットを見ていたら「現代ゴルフ事情なのか?」と感じることがあり、とても興味深かったです。 それは、今日のネット上で、タレントさんやアーチストさんたちの「ゴルフやってます!」動画が紹介される記事を多々目にしました。


まあ、たまたまでしょうが、最近のゴルフブームを象徴する出来事なのか?と感じました。 こういう記事を見ると、いちおうゴルフコーチとしては「どんなスイングをしているのか?」という興味があります。


なので、時間があれば記事を開き、スイング動画をチエックしてしまいます。 今日眼にした方々は、それぞれの分野で活躍されていて、影響力もある方々ですので、私なりにまとめてみたいと思います。 先ずは体操選手として活躍された田中理恵さん。練習風景をインスタにアップしています。

https://www.instagram.com/p/CV4USp-BdDE/ インドアスタジオでレッスンを受けられている様子ですが、やはり体操選手らしく、身体操作に長け体幹の強さもあるのでクラブに振り負けないスイングはお見事。


特に、左右の股関節に乗り換えてのピボットのスムーズさは、ゴルフ初心者とは思えません。 以前から、初心者なのにスムーズにクラブが振れるというタイプの方の理由は、この辺りにあるのでは?と感じています。 私が指導するゴルフビギナー向け指導法の「ゼロワン・メソッド」も、左右の股関節に体軸を乗せて入れ替えるピボットを重視しています。 しかしながら、NEOゴルフスイングでは、この左右のピボットが逆になり、骨盤をダイヤル型に動かします。


この辺りのバージョンアップをどうしていくか?が、私にとっても今後の課題となります。 まあ、昨今の松山英樹選手やローリー・マキロイ選手のスイング改造の取り組みも、左右のピボット型からNEOゴルフスイング的なダイヤル型へのチェンジとなっているのは、スイング連続写真などを見ても明らかです。 


この辺りは既にブログや、私のYouTubeチャンネルでも取り上げています。  続いて日本テレビアナウンサーの郡司恭子さん。ラウンド中のスイングをインスタにアップしています。

https://www.instagram.com/p/CV5GKhdv49-/ 郡司さんは大学時代にゴルフ部だったらしく、ゴルフ歴は約10年。かなり本格的なゴルファーです。


ご自身のコメントを見ても、高いレベルでゴルフスイングを考え、ご自身の動きへの理解もできています。 インスタでのドライバーショットを拝見すると、身体の動きがダイナミックでスピード感もありますので、かなり飛距離は出ていると思います。 素晴らしい仕組みを持っているのでインパクトに向けて大きな遠心力を生み出せるのですが、それゆえ、その大きな遠心力をボール位置までキープできず、若干リリースが早めになっているのが気になるところです。


それにより、最下点がボールの手前になりインパクトでロフトが寝てしまいそうな印象です。 なので、ティアップしたドライバーはOKでも、フェアウェイウッドやアイアンショットが、ちょっと苦手なのか?と感じます。 また、テークバックのコッキングが遅いので、このタイプの方はアプローチショットやバンカーに難があるケースが多いです。 これは現代のアクティブな女子ゴルファーに見られる事例です。


ティーイングエリアからのドライバーショットは素晴らしく打ち出していくのですが、グリーンに近づくにつれて、うまく打てなくなってしまうというプレーぶりを、アクティブな女子ゴルファーに見ることを多く感じます。 以前より、ドライバーショットのパフォーマンスに比べると、アプローチやバンカー、パターがどうもイマイチ上手くこなせないという女子ゴルファーは多いのでは?と思うことが多く、これはクラブの問題も多々あります。


思うに最近のアクティブ女子ゴルファーにとっては、ドライバーが一番簡単なクラブと言えるかもしれません。 そして今日、話題となっていたのは女優やモデルなどで活躍中の茅島みずきさん。


年明けに開催される、全国高校サッカー選手権の第17代応援マネージャーに就任されたというニュースが報じられていましたが、ベストスコア「70」という腕前のジュニアゴルファーだったとのこと。

小学6年生の時に長崎県で予選1位になり全国大会に出場するも、たまたま調子が悪くてあまりいい結果が得られず落ち込んでしまったそうです。


その気分転換がてら、母親に勧められた受けた芸能事務所のオーディションに合格し、現在に至るそうです。 本人のコメントには、まだゴルフへのカムバックも視野にあるようなニュアンスもあり、ゴルフへの想いを感じました。 https://youtu.be/tbOuk_nKy-w コチラは撮影スタジオでドライバーを振る動画をYouTubeで発見しましたが、なんとなく天才小学生ゴルファーと言われた面影が残るスイングですね。 まだ、体幹や腕のチカラが弱い頃にスイングを固めたので、ややクラブに振り負けながら、うまく遠心力を使いこなす感じです。先にご紹介した田中理恵さんとは真逆です。 そして最後はロックバンド「ONE OK ROCK」のボーカルTakaさん。


コチラもインスタにアップされていますが、バンドメンバー4人でのゴルフを楽しんだとのこと。 4人がプレーしたコースがロサンゼルス郊外のエンジェルズナショナルCC。





ここはあの松山英樹選手が練習で利用すると言われているゴルフコースで、私も前回2016年のアメリカ訪問で最後にプレーしたのがコチラです。


エンゼルスナショナルCCにて、スローで撮影されたTakaさんのドライバーショットを拝見すると、かなり熱心にゴルフに取り組まれている感じが見て取れます。 https://www.instagram.com/p/CV_5rqaPSgl/ ちょっと気になるのは、ダウンスイングの軌道は素晴らしいですが、トップでフェースが開いているので、インパクトゾーンではヘッドが開く方向に入っていきます。 前出の田中さん郡司さんは、トップでクラブフェースがシャットにコントロールされているので、これが違うところです。 Takaさんは、そこから上手くフェースをスクエアに戻してインパクトを迎えています

が、そのあたりのリズムやタイミングにアーチストの感覚が活かされているのか?と思いました。 それにしても、これだけ様々な分野でご活躍されている方々が、ゴルフに取り組んでいる様子というのが、同じ日に紹介されているのは、ちょっと驚きました。 私は夕方からグレージでのレッスンがあり、3名の生徒さんがレッスンを受講してくださいました。皆さん、それぞれ、手応えを掴んで頂けた様で何よりです。 今夜の最後はエキストラ枠でのレッスンだったので、レッスン終了後に数発ボールを打って、昨日からの取り組みを確認。



木曜日にラウンドレッスンがあるので、そこに向けて試行錯誤です。

私も今回、ご紹介した方々に負けない様に、熱意を持って取り組んでいきたいと思います。

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