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執筆者の写真nobuhiro nagai

クラブパスの仮説をASGSのフライトスコープで検証。これが本当の意味でのクラブパスか?

ワクチン1回目の接種後、なんとなく疲労感があって睡魔に襲われやすくなった様な気がしましたが、先の月曜日に2回目のワクチンを打って以来、ちょっとそんな感じです。


とはいえ、特にだるいとかではなく移動中の電車の中でつい寝てしまうという程度で、毎日元気に動き回っていた今週後半ですが、いろいろと変化や進化があって楽しかったです。

先ず、木曜日。この日は夕方からゴルフテック(GOLFTEC ) by GDO 六本木スタジオ伺い、ゴルフテックが新しく導入した映像解析システム「オプティモーション」の体験をさせて頂きました。

このオプティモーションというシステムは、2方向から2台のカメラで撮影したスイング動画からAIが骨格情報を推定し、3Dでのモデリングと数値を瞬時に現してくれるというもの。


動画データによるスイング解析がゴルフテックのレッスンの特徴で、従来はハーネスというデータ採集に必要なバンドを身体に装着してスイングしなければでしたが、この新しいシステムでは、ゴルファーはそのまま何も装着せずにスイングできるのが大きな進化です。


これらはモーションキャプチャーと呼ばれる仕組みだと思いますが、従来は動作をキャプチャーするためのセンサーやマーカーを身体に付けなければならないモノが多かったのが、最近は何も身体に付けず、そのままの動作をAIが動画解析するという仕組みが登場している様です。


私が体験したゴルフテックのシステム以外にも、同じ様なシステムでレッスンをおこなっているスタジオの動画を見ました。これからは、こういうタイプのモーションキャプチャーを使ったスイング解析機器が主流になっていくのでしょうか?

今回、私の体験セッションを受け持ってくれたのは、ゴルフテック(GOLFTEC) by GDO の名物看板コーチとして大活躍中の吉田幸太郎コーチ。


吉田コーチと私は、その昔、兵庫県で行われたJGTOの2ndQTで知り合い、それを機に私のレッスンを大阪で受けてくれていました。 その後、ゴルフテック(GOLFTEC) by GDO への入社を機に上京。六本木スタジオのオープンニングから活躍し、しばらくチーフを勤めた後、現在は総合プロモーション的な活動も精力的にこなし、その明るいキャラクターでYouTubeチャンネルなどでも人気です。 彼の特技で、私がレッスンをしている様子のモノマネというのがありますが、今回、約1時間のセッションの間に、「新しいネタが仕入れられました!」と喜んでいましたから、興味のある方は吉田コーチのレッスンを取った際に、披露してもらうといいと思います。 本題のオプティモーションシステムは、自分のスイングを数値で現してくれるので、私がレッスンで大切にしている「自分に何が起きているのか?」がとてもよく理解できます。 自分の動きの意識や感覚が数値で確認できるので、やるべきことや方向性というのは、とても明確になります。 私の場合は、自分がやるべきことは明確です。それに対してオプティモーションシステムは、数値とのすり合わせができるので、ゴルフスイング改善や技術向上には、とても役立つと思いました。 吉田コーチからも指摘がありましが、やはり課題は数値でもあきらかで、インパクトにおける腰の回転と肩の開きの数値が極めて少ないということ。 現在、探求しているNEOゴルフスイングの特徴は、まさにここです。NEOではインパクトで後方から左のヒップが大きく見えるくらいに骨盤が回転し、それに伴い方のラインもほぼ半身といっていいくらい開きます。 この日も「お尻が見えない!」という課題に対して、吉田コーチからもアドバイスを頂きましたが、あとで振り返るとここで得たヒントが、その後、大きく展開していきます。 最後は今日のこの機会を用意してくれたGDO向井康子プロデューサーと3人で、お尻を見せての記念写真です。早くインパクトでお尻が見せられる様になりたいモノですね。


そして、金曜日は東京ビックサイトで開催されている、スポーツ健康産業の一大イベント「スポルテック2021」に出展している、(一社)日本ゴルフフィットネス協会のゴルフフィットネスパビリオンでレッスンイベントを担当させて頂きました。 スポルテック2021は12/1から3日間開催され、この日が最終日です。ビックサイト南棟の1階と4階の2フロアで展示されており、1階がジム&マッスル系で4階が美容や健康産業と分かれています。 私のブースは4階でしたが、レッスン前に1階の会場も見学に伺いましたが、久しぶりにマッチョでコテコテの体育会系的とな雰囲気を味わいました。 やはり、そういう場にいると、「自分も筋トレしようか?」と思ってしまいますが、会場を出ると直ぐに忘れてしまいました。 既にブログで、このイベントに参加すると報告しておりますが、実際にイベントの人流的にはそれほど多くの人が集まる感じでもなく、予定していたセミナーを交えてのセッションではなく、ブースに見えた方への個人レッスンがメインとなりました。 あとは、そのブースで来場される方のゴルフボディチェックを担当している、(一社)日本ゴルフフィットネス協会所属のトレーナーさん達へのレッスンです。 トレーナーさんたちは身体の動かし方や仕組みへの理解は深いものの、ゴルフスイングの仕組みや、それを身体で表現するときの意識などについて、私のレッスンから何かを得たいというのがリクエストでした。 それでも、皆さんゴルフ好きの方が多く、けっこうゴルフへの知識もあったので、短時間ながら私のレッスンもとてもいい効果が出たと感じました。 中にはまったくゴルフに触れたことが無いトレーナーさんも居て、それはゼロワンメソッドでの対応となりましがが、10分ちょっとで01Mをこなすのは厳しかったです。それでも何とか「当たる」というところまでいったので、よかったと思います。 一般来場者の方からのレッスン受講者は、年代は幅広いもののわりとコアなゴルファーが多かった印象です。 日頃私は25分とか50分の枠で、松吉さんのいうクロスワードパズルを全て解いて、キーワードを拾っていく様なプロセス重視型のレッスンをおこなっています。 でも、こういう短時間での即興的なレッスンというのは、また違うタッチの仕方で結果を出さねばならず瞬発力が求められます。 それでも、「自分に何が起きているのか?」の理解を入り口にするのは同じ。 何々理論やナントカ打法の擦り込みに、「あなたはここが悪い!」と洗脳から入る謎の占い師の様なやり方はしません。 特に今回はスポーツ健康産業のイベントですから、一般来場者もそういう関係者が多いので、ヘンなレッスンをしたらゴルフ界の恥さらしです。まあ、何とか自分でも合格点が与えられる結果が出せたのでは?と思います。 ということで、担当した昼過ぎから17時までの時間はあっという間に終わりました。外に出ると綺麗な夕焼けで、赤富士とお台場の夜景が美しかったので、皆さん立ち止まってスマホで写真を撮っていました。私も撮影しましたが、いい感じの画になりました。



そして本日土曜日は、神奈川県大和市のエニーストロークゴルフスタジオ(ASGS)でのレッスン日ですが、レッスンが終わったらそのまま関西出張となるので、朝は少し早めに起きて荷作りの時間を取り、約1週間分の支度をして出かけました。 このスタジオは4打席あって、そのうちのふたつにフライトスコープ、残るふたつにはフライトスコープ・ミーボが設置されています。 ちょうど2週間前となる11月20日土曜日、このフライトスコープを使ってのスイングデータであるヘッドパスについて、「本当の意味でのヘッドパスとは?」という探求をスタートしました。

ヘッドパスという考え方は、インパクトにおけるヘッドの通過軌道を現す数値です。

従来ですとアウトサイドーインであるとかインサイドーアウトというスイングプレーンという概念が主流で、スイングプレーンに対してフェースの向きの組み合わせで弾道が決まるという考え方でした。 近年弾道計測器が取り入れられるようになってからは、ヘッドパスの数値とそれに対するフェースの向きで弾道が決まるという考え方にシフトしています。 なのでASGSの様に弾道計測器が打席に備わっている場所でのレッスンでは、この数値がひとつの指針になります。


しかしながら、私が思うにこのヘッドパスとは、クラブにかかる遠心力がコントロールされ、ターゲットラインに対してシャフトプレーン上をなぞるインパクトというのが基準となっているでしょう。 ゴルフスイングにおいて、遠心力がコントロールできているのか?という点については、私の場合、もう長らく取り組んでいる課題です。 レッスンの現場において、スイングの正体とは、その「見えないチカラ」との引っ張り合いにおける「勝ち負け」を説明し、勝ち組となるのがプロや上級者で、負け組がいわゆる悩める多くのアマチュアゴルファーであると説いています。 なのでヘッドパスの数値は、そもそも論としてこの遠心力がコントロールできているかどうか?という点を見ていかないと、あまり意味がないのでは?と思いました。 私の場合は、このヘッドパスが右向き(フライトスコープではRと表示)で5度前後の数値となります。 遠心力コントロールにつていは、ある程度の再現性は出来ていますが、この数値を変えるには、遠心力コントロールのやり方を変える必要があり、それがNEOゴルフスイングに近づくこととリンクしていると感じました。 やはり、この秋から「インパクトはアドレスの再現」という部分の見直しが大きな課題となり、どうしても左足の前でインパクトしたがる感覚から抜け出せず、NEOに近づくための大きな障害となっていて、これがこのヘッドパスの数値に現れていると思います。 なので、先月の前回のASGSレッスン時に、その遠心力コントールとヘッドパスの関係についての考察を始め、荒天の中でのプレーとなった11月末の北陸ゴルフツアーでもいろいろと試行錯誤していました。 そして、その後、レッスンの現場でのトライや自分での検証などを経て、仮説的に3つのポジションによるヘッドパスコントロールのノウハウが構築できました。 このベースとなっているのが、「犬の散歩」という仕組みです。これはもう半年くらい使っていますが、やはりNEOゴルフスイングにおける特徴です。 この犬の散歩と3つのポジションは、完全に合致します。私がレッスンノウハウを構築していてよくあるのですが、以前から使っていた仕組みの表現に、新しい気づきが重なるということ。これはクロスワードパズルのタテ・ヨコが合致するみたいな感じですかね? ということで、今日ASGSで、その3つのポジションにおけるヘッドパスコントロールにトライしたら、見事にヘッドパスの数値が変化しました。 ここで大切なのは、私はヘッドパスの軌道を変えたのではなく、遠心力コントロールのやり方を変えたということ。 これがヘッドパスの真実だと私は感じていたのですが、自分の仮説どおりの結果が導けたと感じます。 まあ、そこへのタッチのノウハウはいろいろなやり方があると思いますが、私の場合の手法というのが、なんとなく確立しそうな気がしてきました。 明日からは関西シリーズです。この辺りはさらに進化しそうなので、来週もまた楽しみです。






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