今日は一日、冷たい雨でしたね。天気予報を見て、雨のピークを避け午前中に買い物にいきましたが、手がかじかむほど寒かったです。 まあ、雨が降っていると、外を歩く分にはウイルスの飛散は抑えられるか?なんて考えてしまうので、ホント、神経質になっているなと感じます。 これだけ寒いと、新型コロナウイルスより、冷え込んでの体調不良に気をつけないとですね。皆様も、どうぞご自愛くださいませ。 雨はまだ弱まる気配も見せず、風もどんどん強まってきた感じがします。家の前の通路も、雨が吹き込んでいて、今日は恒例の素振り練習は中止です。 ということで、過去の動画をまとめながら、一昨日から引き続いての、出力MAXのスイングに向けての、プロセス作りです。 先ず、ベースとなるリアスクワットの説明をしたのが、一昨日の土曜日。ゴルフスイングに落とし込むための注意点を挙げながら、基礎動作となるタテ方向の動きから入って、ハムストリングスの使いかたを覚えるところがスタートです。 それにテークバックの動きを加えてから、3つの矢印で作る出力MAXのゴルフスイングにおけるクラブの動きをあわせて、身体の動きの3つのポジションを確認しました。 昨日はそのおさらいから入って、ゴルフ的リアスクワットのミスの例を挙げながら、今度はヨコの動きを掛け合わせていきました。右リア側にスティックを装着しリアフラップを作って、その動きを説明しながら右腕でクラブの動きを掛け合わせ、3つの矢印を作っていくところで終わりました。 この掛け合わせで重要になるのが、かわし動作です。これは、2つ目の矢印のところの動きですが、ここでのかわし動作が理解できると、その前段階としての1つ目の矢印から、後に繋がる動作としての3つ目の矢印へと、連鎖的に動きが見えてくるので、ゴルフスイング全体の流れや繋がりが出来てきます。 この、時系列でいうところの、現在・過去・未来の流れを整えるのは、ゴルフスイング作りにはとても重要なことです。私もレッスンの現場では、とても大切にしている部分です。 どうしても、一部だけを切り取って、そこだけ意識しがちですが、やはりその前後の繋がりが整ってこそ、ゴルフスイングとしての全体像が機能します。 そこを俯瞰的に見て、整えていく能力というのは、ゴルフコーチにとってとても重要なスキルだと私は考えているので、それのレベルアップは常に努力しています。
今日の動画では、かわし動作がテーマです。これは、スペインの闘牛をイメージしています。マタドールが出にする赤いフランネル製の布はムレータというそうですが、動画の冒頭でフラフープをそれに見立てて、イメージ動作をおこなっています。 大切なのは、ムレータが先に動くこと。牛はムレータに導かれてから、突進します。これは、ゴルフスイングだと始動でピボットが先で、クラブが後から動くとなります。 いわゆる手先でクラブをあげて、クラブが先に始動してしまうと、マタドールがムレータを振る前に、いきなり牛が突進してしまうとなります。これが、始動における重要なポイントになります。 そして、そのムレータを振り上げて、牛を宙の上まで導いて、テークバックの頂点でムレータ捌いて牛を背中側にかわします。こうなると、牛が空を飛ばないとなので、現実的な動作ではなくなってしまいますが、いわんとする動きの仕組みというのは、理解して頂けるのでは?と思います。 このあたりで、かわし動作の仕組みを掴んで頂けると、リアスクワットのタテ・リアフラップのヨコの動きの掛け合わせで「かわす」という部分が見えてくるのでは?と思います。 かわし動作のために、右リアフラップが切り返しで前に出るのが、ハンマー型の特長です。これが骨盤をターゲットに対してクローズに向てはならない切り返しへと繋がるし、左足も3つ目の矢印に対してのトリガーの準備をしなければなので、左足をカベにしていく意識が無くなり開いていきます。 このあたりが繋がってくると、だいぶ、動きが変わってくると思います。今、レッスンの現場では、スムーズにいくと50分の個人レッスン1回でだいたいこの3日間でやってきた内容が指導でき、それなりに結果も変わってきます。 実際に「アマチュアゴルファーに何が起きているのか?」という点で見ていくと、かわし動作のドリルの際に、クラブをかわして右サイドに見ながらインパクトするポジションで、フェース面スクエアを作る作業が必要になるケースが多いです。これが出来ると、いわゆるハンドファーストなインパクトがマスターできます。 どうしても、身体より左側でインパクトしていて、そこにフェース面スクエアの基準を持っているアマチュアゴルファーが殆どなので、単に右でハンドファーストにインパクトさせようとしても、フェースが開いてしまい機能しないことが殆どです。 レッスンの現場や、自分自身でやっていても感じるのですが、一番、今までの悪しき動きがしつこく残るのは「ボールへの当て方」です。 計測器が主流となった現代では、その「当て方」をデータや高速度カメラで知ることができますが、それを理解しつつ、インパクトという「現在」を変えるため、その「過去」であるアドレスから始動してインパクトへ至るまでの仕組みと、「未来」であるフォローからフィニッシュへかけての動きを整える必要があるわけです。 また、機会を見て、かわし動作のドリルの基礎編である、右でインパクトスクエアを作る仕組みを説明したいと思います。
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