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執筆者の写真nobuhiro nagai

「うねり」の悪玉菌をあぶりだして除菌した

昨日の富士レイクサイドCCのレストランでのコロナウイルス対策エチケットガード、反響がとても大きかったです。フェイスブックにアップした記事への「いいね!」は、今日の夕方時点で240を越えて、普段の倍くらいの反応があります。 「いいね!」だけでなく、コメント欄も賑やかでシェアも5件と、かなり拡散しています。さらには、ゴルフダイジェストのウェブ媒体「みんなのゴルフダイジェスト」の編集者から連絡があり、ゴルフ場のコロナウイルス対策の取り組みとして記事にしたいとのことで、簡単な電話インタビューと写真提供をおこないました。明日、ウェブにアップされるそうですので、お楽しみに! 今日も午後に、レッスン関係の小物を求めてホームセンターへ買い物に出かけ、そのついでに同じ通りにある郊外型鮮魚店に寄りましたが、この手の商業施設では、最初は出入り口の消毒液の設置にソーシャルディスタンス。そして、透明ビニールカーテンで仕切っての接客と、あっという間に変わっていきましたね。 なので、昨日も書きましたが、エチケットガードをテーブルに設置しての飲食は、街中のレストランや居酒屋などの飲食店でも採用され、あっという間に普及するかもしれません。これをベースに改良していけば、人と接するのが仕事の、いろいろな業種にも応用できそうなので、今後の動向に注目したいと思います。 さて、昨日の反省を踏まえての今日の朝練は、先ず肩回りをよくほぐしてからハンマーで仕組みの確認です。昨夜、あらためて考えてみたのですが、スイングが抽象的になってしまったということは、クラブとのやり取りという一番ベースとなる部分に照らし合わせると、クラブに振り負けていたということになります。 本人としては、きわめていいイメージで振っていると感じていたのに、実は振り負けていて重症化の一歩手前までいっていたとは、まさに今の新型コロナウイルスではありませんが見えない脅威です。 その正体が、クラブのうねりだと思います。これは、ホント、お付き合いするのは難しい相手です。新型コロナウイルスみたいに、感染しているけど無症状なケースから劇症化して死に至ってしまうのと同じでしょうか? 上手く使いこなせているゴルファーとうねりは極めて良好な関係で、「とてもいいヤツだから、皆さんにも是非!」とすすめてくれます。 しかしながら、上手くいっていないゴルファーは、その「いいヤツ」であるうねりが原因で、死に至る病を発症しているケースが殆どです。 悪玉 or 善玉、みたいなことでしょうか?でも、なかなかその悪玉化したうねりを、善玉に書き替えることが難しいのも事実だと思います。となると、どうしたらいいの?となってしまいますね…。 これは、私の場合ですと、スイング改造の定義としている「クラブが動く方向が変わる」というところが入り口となります。クラブが動く方向が変わらずに、ポジションの微調整やイメージ変更だけでは、悪玉を善玉に替えることは不可能だと思います。 昨夜の反省に話しを戻すと、昨日のラウンドでは危うくうねりの悪玉的要素を、自分のスイングの中に増殖させてしまうところだった、という気づきから始まり、となるとうねりのないモノを振って、リスタートすべきだと思い、今朝はハンマーを振りました。 ハンマーこそ、うねりそのものでは?と思われる方が多いと思いますが、この掛矢(かけや・ハンマーの和名)はかなり重いので、支点を作っての振り子型で動かすと、身体が持っていかれてしまいます。 なので、うねりを制御しながらハンマー全体の重さを動かしてコントロールする必要があります。故に、このハンマーを振ると、いわゆるリリース動作が最大で90度までです。それ以上、リリース動作(ヘッドのうねりを解放)をしていくと、身体との釣り合いが取れません。 たしかに、強靭な肉体により、重いハンマーをうねらせながら振るのが可能な人もいると思います。その場合、この練習の意図としては、その強靭な肉体を持ちながらもうねりに対抗できないくらい、さらに重いハンマーを振るという意味になりますので、筋トレ的要素はゼロです。 意図としては、うねりが使えないくらい重いモノを、技術的にどう捌いて身体の動きと掛け合わせていくか?という、仕組みの練習になります。 ということで、朝はハンマーを振って、その仕組みの確認をおこなって終了としました。あまり素振り的なイメージは、あえて作らないように心がけました。 その後、デスクワークをやってから部屋の片付けに入りましたが、物置にしていた金属ラックの整理をしていたら、クリケットバットが5本出てきました。 これは2000年代にオーストラリアをメインに活動していた頃、レッスンに取り入れていました。年に何度か日豪を往来する生活でしたが、帰国の際に現地でクリケットバットを買い、日本でもレッスンで使うべく、持ち帰っていたのです。 オーストラリアでは国民的スポーツであるクリケットですが、日本ではほぼ知られていないと言ってもいいマイナースポーツです。英国文化圏では盛んですが、調べたら日本でも日本クリケット協会があり、代表チームもあって、一部市町村では「クリケットのまち」として普及活動にも取り組んでいる模様です。 私が、何故クリケットバットを、ゴルフレッスンに取り入れたか?というと、主な理由は二点です。日本では圧倒的に野球がポピュラーゆえ、野球のバットでの素振りや疑似ボール打つなどのトレーニングは、既におこなわれていました。 この野球のバットとクリケットバットをの道具としての特性が、その理由となりますが、先ずは面があるということ。これは野球のバットとは違います。そしてゴルフクラブの特長は、何といっても面があるということ。この類似性が、クリケットバットをいいと思った理由です。 そして二つ目が、今日のテーマですが、バランスポイントがほぼ形状の真ん中あたりにあるということ。これは、野球のバットとゴルフクラブの方が類似性はあります。 野球のバットとゴルフクラブのバランスポイントは、先端に寄っていて、それがうねりを生みやすい構造上の特性となり、ボールを強打して遠くに飛ばすというパフォーマンスへ繋がります。 クリケットバットのスイングについては、全く理解していませんが、そもそもクリケットのバッターは攻撃者ではなく守備者です。何というか分かりませんが、ボーラー(ピッチャー)がボールを投げて、3本立っているスティックを倒すのが攻撃で、バッターはその投げられたボールを打ち返すことで、自分の陣地(?・3本のスティック)を守っているのです。 なので、全てがフルスイングではなく、テニスのボレーのようにバットを止め、ブロックのための面を作ってボールを弾いたりします。 なので、形状の真ん中あたりに重心位置があった方が、いろいろなバット捌きに対応しやすいということでしょう。それでも野球のホームランのように、スタンドに打ち込む大飛球もありますから、その時はバット全体を振りながらスイングスピードを作り、うねりがメインの打法ではないと思われます。これはクリケットバットの構造からの推測で、道具が技術をつくるという関係がそこにはあります。 ということで、説明が長くなりましたが、うねりの入り難い道具を振って、もう一度リスタートを切ったというお話しでした。 このあたりを3Dチャレンジと繋げていきたいと考えていますので、楽しみにしていてください。




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