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  • 執筆者の写真nobuhiro nagai

2043年のエージシュート

低ヘッドスピードゴルフから何かを学ぼうというシリーズ、だいぶ長くなりましたが、ぼちぼち終わりに近づいているのは間違いありませんので、もうしばらくお付き合いください。


話しの流れとしては、ドライバーが180ヤードを想定した時に、非常にアバウトではあるが設定年齢を72歳としてのエージシュート達成を目標としてプレーしていると、前回の記事であげました。 正直、ドライバーの飛距離180ヤードベースでは、白マークからでもパーオン出来ないホールが出てきますので、エージシュート達成に向けて、なかなかパープレーというのはハードルが高くなって来ます。 となると、加齢に関わらず、ドライバーでランを含めて最大250ヤードくらいは飛ばすことが出来るというのは、エージシュートに向けての大きなアドバンテージとなるのは明白です。


イメージ的には、標準的な飛距離を持つ女子プロゴルファー。ヘッドスピードで言うと40m/s超あたりでしょうか?


それには健康体の維持とそれなりの体力が要求されます。私くらいの年齢を過ぎても、筋肉はトレーニングすれば強化出来るそうですから、体力不足が見込まれる場合は、50歳を過ぎた辺りからトレーニングして貯金を作っておく必要があるでしょう。


私も何人かエージシュートを達成された方と出会っていますが、やはり皆さんドライバーは200ヤード以上は打たれ、その世代の中では飛ばし屋ですから、飛距離は重要な要素です。


低ヘッドスピードになってからは、もちろんバーディーの数は減ったのですが、意外とパー5でバーディーが出るのは驚きました。


自分がジュニアの頃を思い出す事や、まだ飛距離の出ない女性初心者ゴルファーのプレーぶりを見たりした時に、飛距離が稼げないゴルファーは、ホールのヤードが長くなるのに比例してスコアが増えてしまう傾向がありますが、それがクリア出来ているのは技術力でしょうか?


一度、ドライバー、7W、7Wと3回ナイスショットが続き、5mが入ってバーディーというのがありました。低ヘッドスピードになる前に当てはめるなら、650ヤードくらいのパー5でバーディーと言う感じですかね。


まあ、いい事ばかりではなく、やはりダブルボギー率も高くなります。パーオンを狙うショットのパフォーマンス値が悪くなるので、アプローチをする機会が増えるだけでなく、想定外のミスが出るので厳しい状況に行く事も多く、ショートゲームでのミスからダブルボギーと言う展開になります。


この辺りのミスを防ぐマネジメントは必要ですが、アゲインストパーのゴルフの感覚だと、つい届く距離だとピンの方向に向いてしまいます。


その昔、クオリファイトーナメントに出場していた時の経験が思い出されます。


スタートしてバーディーが先行し、アンダーパーでのいい流れのゲームが出来ていました。


フロント9も終盤に差し掛かった頃、9番アイアンでグリーン左端のピンを狙う状況がありました。


そこで「待てよ、ここで左にヒッカケてボギーにしたら、今の流れが台無しになる。思い切ってピンの反対側、グリーン右端に打とう!」と決めて、狙いどおりピンの右10mにオン。


そしたらその、10mのフックラインがど真ん中から入ってバーディー!その流れのままフロント9はアンダーパーで上がれました。


ゴルフの流れとはこう言うモノか!と実感したのを覚えています。


こう言う流れを見ながらのゲームを心がけたいと思いますね。エージシュートチャレンジは、ゴルフのゲーム性を、あらためて感じさせてくれます。


そんなエージシュートチャレンジをしながらのベストスコアは74。10月14日に北海道石狩市のシャトレーゼ石狩CCでマークしました。使用ティーは白マークです。



この日は中コースからスタート。出足はパーオンしてのパーが続きましたが、そこからはバンカーからのパーセーブが2回に1ピン以上ある気合のパーパットなど、寄せワンでしのぎましたが、ボギーが3つ出て前半は39。


ターンしての東コースは、ショットがさえてパーオンも続き、4番パー5で100ヤードからウエッジで1mに付けてバーディー。


6番でいい寄せワンを決めるも、続く長いパー4の7番は寄せワンが取れずボギー。8番も長いパー4でしたが、何とかエッジまで運んでパー。


そして、9番パー5は110ヤードからウエッジで6mに乗せ、それを久しぶりに試合モードに切り替えてバーディーとして、1アンダーの35。


トータル74ストロークで終了。72歳ではダメですが、74歳ならエージシュート達成です!


しかし、この日は気合のパットを何度沈め、ウエッジのアプローチも決まっての快心のラウンドでした。


そう考えると、24年後の自分が、今日のこのプレーが出来るか?と考えると、かなり厳しそうと言うのが正直な感想。まず、其処まで生きていられるか?から考えないとですし。  


ゴルファーの夢と言われるエージシュートですが、本当に凄い事だなと、身をもって感じました。


この日は夏の水不足の影響もありターフコンディションはあまり良くなかったのと、深いラフや悪いライからのショットは強い衝撃を左肩に与える可能性があるので、プリファードライでプレーしています。


公式競技とかセッティングされたコースをもちろんノータッチでプレーして、エージシュートを達成される方もいらっしゃいますから、エージシュートはもっと評価されてもいいのでは?と思います。


ジャンボ尾崎さんは、JGTOツアーで2回エージシュートを達成しています。2回目は70歳の時に70。この時は、本当に嬉しそうな表情を見せていますね。


歳を重ねながらも、レギュラーツアーに挑戦を続けるジャンボさんにしか分からない喜びが、あったんだと想像出来ます。


来季もきっとレギュラーツアー出場を目指して、この年末もトレーニングされているのでは?と思います。


いちおう、今回のエージシュートの話しで、低ヘッドスピードから何かを学ぶシリーズは終了です。


私の現状は、しばらく悩まされていた左肩骨頭の痛みが消え、凝り固まっていた肩周りの筋肉もだいぶほぐれて、日常生活レベルでの苦しみからは解放されました。


日々のセルフケアと、週に一度程度のリハビリを続けながら、徐々にゴルフのパフォーマンスを上げて行ければと思います。


日々の現場の中で、アタマの中はバリバリにフル稼働しているので、出来る事からいろいろとトライして行き、来春頃には今まで以上のパフォーマンスが出来ればと考えています。


明日は令和元年のラストラウンドの予定。ドライバーも少し飛ぶ様になったので、オールドマン・パーとのマッチを楽しみたいと思います。


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