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  • 執筆者の写真nobuhiro nagai

クラブはこんな方向に動きたがっていた!

「クラブが動く方向を変えるのがスイング改造」と定義してのシリーズ、師走と共にぼちぼち佳境に近づいてまいりました。


時系列的には平成最後の4月頃を基点とし、自分の中での気づきやレッスンの現場で起きた事などを紡ぎながらブログをアップして来ましたが、もう1週間経ちます。 平成から令和にかけて、スピードウイッシュを使っての丸くないオン・プレーンや、手拭いでの5時回りの円などを新しく取り込みながら、7月上旬の北海道ゴルフツアーでは4日間のラウンドの中でいい練習が出来、かなりクラブの動く方向が変わって来たという手応えがありました。 その後の7月中旬の新潟県小千谷市ゴッチャドーロゴルフレッスン会のラウンドでは、久しぶりにボール初速70m/sを感じるドライバーショットがいくつかあり、生徒さんも同じように飛距離アップを感じて頂けて、クラブが動く方向が変わる事の効果を実感しました。 そして8月を迎えての夏休みイベントである千葉県マグレガーCC夏のゴルフ合宿の際に、同CC名物?の長いピンフラッグを振った際に、自分の中では衝撃的な感覚を体感する事が出来ました。 ゴルフを始めて40年が経ちますが、今まで全く感じることが無かったクラブの動きです。その様子がコチラ。

8/13 マグレガーCCのロングピンフラッグを振ってクラブの動きたがる方向を知る マグレガーCCはセルフプレー営業のため、プレー進行の安全管理でいくつかある打ち上げのキツいホールで長い旗竿を採用しています。


私はコチラのコースで年に数回レッスンイベントを行っていますが、毎回楽しみにしているのがこのロングピンフラッグを振る事。


ロングピンフラッグ振りは、何かの気付きを必ず与えてくれますが、この時は晴天の霹靂クラスの驚きがありました。 実は新しい気付きは、ふたつありました。 先ず、今回のシリーズのテーマであるクラブが動く方向ですが、写真がその部分。

始動を5時回りの方向から入り、3時の位置から12時方向に切り替えして行きますが、この12時の手前あたりから9時に向かう部分の動きがソレです。 前回の頂点という概念で説明するなら、12時の手前あたりに頂点があり、そこからダウンスイングのプレーンの入り口方向へ下りて行く部分です。 何が違ったのか?驚いたのか?と言うと、ロングピンフラッグによる大きな遠心力が働き、プレーンの入り口方向に自分を引っ張ってくれたのです。


もちろん、それを前回のフラミンゴドリルであげたタイミングで左へ踏み込んでいき、ロングピンフラッグの遠心力に引っ張り負けない様ににしたのですが、クラブが(ロングピンフラッグですが)ダウンスイングのプレーンの方向に自分を引っ張ってくれたのはゴルフを始めて40年、初めての体験でした。 やはり今まで7時回りの円で振っていたので、頂点はブラックホールの中に吸い込まれており、そのブラックホールから何とか生還すべくクラブを引っ張り出していたので、ダウンスイングのプレーンの入り口とは全く違う方向からクラブをボールに向かって振り下ろしていたと言うのが、やっと分かりました。 嗚呼、苦節40年・・・。二十歳頃に知る事が出来たならと思いましたが、それを知る事が出来ただけでも有難いと思います。 この方向へクラブが動こうとするチカラは、扇子の舞で言うところの扇子を背中側に開いていく動きや、けん玉を頂点からダウンスイングのプレーンの入り口に落とす動きなどがそれに相当しますが、このロングピンフラッグの引きの強さは全く違いましたね。


ここ数年来、ゴルフスイングの正体とはクラブとの引っ張り合いと定義し、相撲や柔道、綱引きなどを例えに挙げて、クラブに振り負けないスイングつくりを目指している訳ですが、そう言う意味では自分史上最強の相手となったのがロングピンフラッグと言えます。

このダウンスイングのプレーンの入り口にクラブを導くアドバイスとして「クラブを倒す」と言うのがありますが、倒れる為には先ず立っていないとです。


「シャフトを立てろ」ともよく言いますが、最近の流行とは違いますかね?


頂点を基準に考えると、トップに収まる位置は頂点から背中側に下りたところにあり、そこからさらにもう一段下りてプレーンの入り口へと辿り着きます。


となるとトップ位置はもう倒れていなければならず、トップを基点としてプレーン方向に倒すのとはちょっと違います。


その昔、リー・トレビノ選手のスイングを「トップが無いスイング」と評する解説がありましたが、どうもそれが正しいかもしれません。


ゴルファーがコントロールすべきはトップ位置では無くテークバックの頂点で、テークバックの頂点を作るのには5時回りの円の方が7時回りの円より優位と言うのが、何となく見えて来ました。


まあ、優位と言うより、7時回りの円でブラックホールに吸い込まれてしまった多くの悩めるゴルファーは、5時回りにシステム変更してクラブが動く方向を変えれば、本当の意味でのスイング改造が果たせると言う事でしょう。


ロングピンフラッグ振りから得た気付きのもうひとつは、次のシリーズですかね…。


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