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執筆者の写真nobuhiro nagai

長いモノを振るのは効果があると思います

ホームページのリニューアルを機に開設したこのブログ、今日でちょうど一カ月が経過しました。 ここまで、かなりの情報量をぶっ込んで来た感があるので、令和元年のカウントウンにあわせて、今年取り組んできた事を振り返りながら今までの内容を整理して、このブログを読んで下さっている皆さまのお役に立つ為のシリーズ、昨日からスタートしました。 カテゴリーのタイトルは「スイング改造の道」。まあ、ゴルフ上達のためのアドバイスと考えて頂ければOKです。昨日も書きましたが、よく使われるスイング改造と言う言葉、このブログでは「クラブが動く方向が変わる事」と定義しています。 それから見ると「スイング改造」と言いながら、クラブが動く方向は変えずに、イメージの修正やカタチの微調整で終わっているケースが殆どです。


最近ではトラックマンなど計測器のデータを反映させたレッスンが主流となりましたが、その数値の改善をイメージ修正やカタチの微調整で行おうとするのは、かなり危険だと感じています。 昨日の記事では、クラブの動く方向を変えるには、先ず始動の仕組みを変える事からスタートすると説明しました。 そこから5時回りの円へと発展してテークバックの頂点を掴み、その頂点から下りていく方向へのうねりを感じて、そこにテンションをかけていくのが飛ばしの秘訣となるか?という手応えを感じたというくだりで、昨日の記事は終わっています。 そのキモである、クラブが頂点から下りていく方向をハッキリと感じることが出来たのが、この8月に千葉県マグレガーCC名物のロングピンフラッグを振った時。 これ、長い旗竿による大きなモーメントから、クラブが動いて行く方向をハッキリ感じることが出来たという話しです。 しかし、よくよく考えてみると、それはロングピンフラッグの真ん中に節を感じたから理解できた事だと分かりました。これが、かなり大きな気づきとなり、その後の展開が加速した感があります。 そして、その直後の横浜カントリー倶楽部でのプライベートラウンドから、クラブバランスポイントに目印のテープを貼って、クラブの中に節を作る事へのトライが始まりました。 それが時系列で言うと、8月後半から9月上旬です。 こうして動画を見ると、マグレガーCCのロングピンフラッグにも真ん中に黒い持ち手部分があって、これをちょうどハンマー型の節(ハンマーを持った時に支えの手を添える位置)として見る事が出来ます。 5時回りの方向からテークバックに入り、切り返してシャフトプレーンに旗竿が入ってからは、その黒い持ち手の部分と体幹の距離が変わることなくUターン方向まで振り抜けています。 ムチ・ハンマー型で振った場合、長い旗竿の大きな遠心力で黒い持ち手の部分は体幹から離れて遠くなってしまい、旗竿の先が地面に落ちてしまいます。最近のレッスンでは「ムチが長くなる」と表現する部分です。


このハンマー型の節と体幹との距離を変えない感覚は、現代型のゴルフスイングにはとても重要です。でも、その節に対して体幹の中に軸を作って振り子の様に扱う意識も必要ですが、節との距離が変わってはダメという事です。


そして、その後ハンマー型の節を通常のクラブを振る際にも意識して、クラブが頂点からプレーンに下りたところに節を預ける様にしたら、フェースローテーションが消えました。


これは、クラブの中に作った節がクラブヘッドに対しての添え手となり、シャフト軸に対するクラブヘッドのトルク(トゥダウンやフェースが開こうとする力)を打ち消して、節から先がひと塊となったという事だと思います。 これはムチ・振り子型との明らかな違いです。ムチ・振り子型では、その先端であるクラブヘッドにトゥダウンやクラブフェースが開く方向のチカラが生じるので、それを補正しながらインパクトする技術が求められ、それが正しい意味でのフェースローテーションです。 ハンマー型の現代型ゴルフスイングでは、節がフェースローテーションを抑える仕組みとなります。節を支点として体幹とクラブが入れ替わりながらスイングする事で、身体の中に支点や軸が無い動きとなり、ハンマー型ゴルフスイングの約束事である「節の先には関わらない」が成り立つ訳です。


節でローテーションを消す仕組みを理解してからは、節に対して手前側(体幹)の動きへのフォーカスを意識するためクラブのうねりと関わらない練習が、動画にあるホテルの部屋での靴べら素振り。ムチ・振り子型では、そのクラブのうねりに関わりながら身体を動かしているので、クラブのうねりに関わらない動きへの更新作業も重要です。


そして、節を境として、体幹とクラブの動きを分ける感覚が出て来たのが、9月上旬辺りです。


これは、最新のノウハウで言う、2ベッドルームと1ベッドルームの違いですね。この説明は、まだしばらく先になりそうですが、レッスンの現場ではバンバン活用していて、かなりの成果を上げていますから、ブログに書く頃には、さらに精製されていると思います。


私自身、40年間ゴルフクラブを振っていて、1度も感じる事が出来なかったクラブの中の節。


それを体感させてくれたのが、マグレガーCCのロングピンフラッグでした。


最近はピンを挿したままパットしてホールアウトしますが、マグレガーCCはグリーンに対して急な打ち上げのホールでロングピンフラッグを使用しているため、安全確認で旗竿を抜いてのプレーを採用しています。


こうして考えると、いろいろな運や出会いの中で、ゴルフ探究の旅を続けさせて頂いております。 皆さんにも是非、ピンフラッグを振って頂き何かを掴んで頂きたいですが、グリーン保護やプレーの進行など、ゴルフコースでのエチケットと安全管理には十分ご注意ください。





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