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  • 執筆者の写真nobuhiro nagai

「自分にとってのマスターズとは?」を考える長い一日。日々の努力の積み重ねを、また明日から始めよう!

2021年4月12日月曜日。日本ゴルフ界にとって、記念すべき日となりました。 私は西武池袋線池袋行きの急行電車内で、マスターズの公式アプリのスコアボードが松山英樹選手のホールアウトを確定させ、一番てっぺんにその名前があるのを確認し、その時を迎えました。



身体が震えてきて、自然と涙が込み上げて来ました。 私が始めて見たマスターズは1978年のゲーリー・プレーヤーの奇跡の大逆転です。 まさかこんな日が来るとは思いませんでした。 今朝は6時頃からテレビ中継を見始め、ちょうど11番からのアーメンコーナーに差し掛かった頃でした。 とりあえずスコアの差は大きく、やはりこのまま圧勝するのか?と思いましたが、やはりマスターズですから、何が起こるか分かりません。 一緒に回っている、ザンダー・シャウフェレ選手が12番をバーディーとしてスイッチが入り、13番もカンペキなドライバーショットです。 その後に打った松山選手のドライバーは大きく右に曲がりましたが、何と木に当たってラフまで戻ってきました。 そのラフからの2打目も、左に巻く大きなミスショットでしたが、ツツジの垣根の手前の斜面に当たって、何とかアプローチが効きそうな位置でボールが止まりました。 もし、コレを寄せてバーディーとするなら、スコアも伸びるし流れ的にもオーガスタの魔女は松山選手に勝利への免罪符を与えるのか?と思いましたが、やはりアプローチショットをピタリと決めてバーディー! これを見て、私的には何となく確信できた感があったので、シャワーを浴びにいきました。 しかし、シャワーらか戻るとシャウフェレが14番でターキーとなるバーディーをキメて、スコアを詰めてきています。 そして15番の2打目。 昨日の18番のバンカーからのアイアンショットもそうでしたが、この15番の2打目は珍しく共通重心によるクラブコントロールが出来ず、ムチ的にクラブが暴走してしまったと、私には見えました。 3日目の18番フェアウェイバンカーからのショットは、アゴへの意識があったので、エネルギーが上向きに放出されましたが、最終日15番の2オンを狙ったショットはフェースが被ってしまいフック系の弾道になってしまったので、果てしなく距離が出てしまいました。 4番アイアンを手にしたという情報でしたが、キャリーが250ヤード近く出ていると思います。 さすがに15番グリーン奥にある数本の木に当たってボールが止まるという見えないチカラは働かずに、そのままボールは転がり続けて16番パー3の池に入りました。 いやいや、まだまだ全然わからなくなってしまったと思いましたが、そこからはしっかりとボールコントロールとマネジメント決めてボギーでしのぎました。 対するシャウフェレは、悪いティショットではなかったのですが、やや捕まり気味の弾道ゆえに、ボールはフェアウェイを左に走って、木の近くへ。 グリーンを狙った2打目は、大きな左へのカーブのイメージが、今のシャウフェレなら逆にイーグルチャンスへ寄せる要素へと好転するのでは?と思いながら見ていたら、あまりうまく打てずに右のバンカーへ。 そのバンカーからの3打目も、ほぼ完ぺきなショットながら、カップの脇を通過。15番も取って4連続バーディーとしましたが、どうもイマイチの流れをつかみきれないというか、魔女がイタズラをしている感があります。 そして迎えた16番は、最終日恒例のピン位置。リーダーボード上位で争っている選手たちには、かなりバーディー率の高いホールですし、上手く右の傾斜が使えればホールインワンまでイメージ出来ます。 過去の優勝者のプレーでも、この16番でのバーディーがウイニングショットとなっているケースがいくつかあります。 なので、シャウフェレは、ピン右から傾斜を使ったあわやホールインワンのOKバーディー!というプレーが予想でき、展開としては一気にこの16番で松山選手を抜き去って、バック9を31とか30で回っての大逆転優勝か?というストーリーが見えてきました。 いやいや、ぼちぼち出かけるのに大変なことになったと思いながら、シャウフェレのティショットを見ていたら、まさかの池ポチャ。右の傾斜ではなく、ピンに真っすぐ向かってきたボールが15ヤードくらいショートして、グリーン手前に傾斜に当たっての池です。

ダフったということでしょうか?しかし、何故、右の傾斜を使わないのか? さっきまで、リアルに見えていたシャウフェレ大逆転のストーリーは、いったい何処へ消えてしまったのでしょうか? 吉本新喜劇でも、こんなオチはつけないと思います。 たぶん、松山選手も呆気にとられたと思います。やはり表情が、自分との戦いモードへと切り替わった感がありましたが、彼は右の傾斜を使うルートへアイアンショットを放ちましたが、やや右に出てしまい傾斜の上。 ここで自宅を出ましたが、基本的には松山選手の優勝だなと思い、あとはマスターズ公式アプリのスコアボードと、ショット毎の動画で結果の確認です。 16番は結果3パットのボギーで、まだ安泰とはいえないスコアになりましたが、それでも18番ティーイングエリアに2打差のアドバンテージを持って立ち、そして72ホール目の難しいドライバーを完ぺきに放ってフェアウェイセンターを捉えたので、ほぼ投了。 しかし、ショートアイアンでの2打目を右にミスしてバンカーに入れ、そのバンカーショットも大ミスをしない感じで捌き2mへ。 それを無難に2パットで沈めて、歴史的瞬間が訪れました。 あの、一昨年のタイガー・ウッズの復活劇も、同じような終わり方でしたが、客観的に考えると、あの松山選手がフェアウェイセンターからのショートアイアンを15ヤードくらい外して右のバンカーに入れているのですから、やはり自分本来のスイングはさせて貰えていないということです。 最後のパーパットも、初日や3日目のストロークとは違う感じでしたね。 それでも、こういう結果をもたらしてくれました。心より感謝申し上げると共に、おめでとうございますの万々歳です! しかしながら、私はこの喜びを噛みしめる間もなく、9時から東銀座レッツゴルフでゴルフ用品界社さんの仕事で試打取材です。 約2時間半、試打しての動画撮影でしたが、今日はシャフトの品数が多かったので、けっこうボールを打ちました。 そして、東銀座から門前仲町に移動して、WEB系メディアGOLF NetTVの5月から配信開始となる新番組の撮影です。 コチラは13時頃から撮影が始まり、19時前に終了となりました。5回分の番組を無事に収録できましたが、今回、ご一緒させて頂いたの、タレントの松本あゆ美さんと、ゴルフYouTubeで人気の尾崎翔太プロ。



松本さんは、TBSの土曜日夜の情報番組でお天気お姉さんをやられていたのを覚えています。スタジオのビートたけしさんに、ロケ先から面白い問いかけをするのが印象的でしたが、今回はこの新しい番組の司会役です。


ゴルフ関連の仕事も多くされているとのことで、さすがのアナウンス力で見事な仕切りと柔らかい場の雰囲気を作ってくださり、とても仕事がやりやすかったです。 人気ユーチューバーの尾崎プロは、ユーチューバーらしく、最初は他の演者と絡んでの撮影に戸惑っていましたが、直ぐに慣れて、なかなかナチュラルな感じのいい味を出してくれて、このトライアングルはなかなかいいトリオだなと感じました。 配信は5月のゴールデンウィーク明けを予定しているとのことです。どうぞお楽しみに! そして、門前仲町から高田馬場に出て、20時からゴルファーレでのレッスンが2本です。 コチラも常連さんでしたが、最近とても理解度とやる気が高い方々ですので、私も残ったチカラを振り絞ってのレッスンです。 ラストのレッスンで、メモを作っていたら、松山選手の優勝を祝う赤ワインが登場しました!



これはこの前、YouTubeチャンネルで紹介したペットボトルを使ったドリルのバリエーション?ですが、生徒さんにはとてもよく伝わったみたいで、かなり劇的にスイングが変わりましたね。 そんな訳で、レッスン終了後は高田馬場駅の売店で、夕刊紙3種を買い揃えました。


そして、新所沢駅前の西友で、イタリアトスカーナの安ウマ赤ワインを買って帰宅。


先ずは、4/13発売なが、何故かもう西友に並んでいたサントリーの糖質ゼロビールで乾杯!


もう23時を過ぎていましたが、この後のマスターズ総集編を見ながら、赤ワインで祝杯です。 まあ、どうせテレビを見ながらなんで、誰も来なくていいから、クラブハウスでもやろうかと思います。 この記念すべき日に、朝の9時から夜の10時まで、しっかりと仕事をさせて頂いたことは、私にとってのマスターズ出場だったのかもしれません。 こういう充実の日々を10年間続け、弛まぬ努力を重ねた結果、松山選手はマスターズに勝てたんだと思います。 夢に向かって努力する松山選手の姿から、我々は何かを学ばせて頂き、勇気と感動を貰えたと感じます。

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