top of page
  • 執筆者の写真nobuhiro nagai

現場から得るものはありがたい

昨日はお伝えした通り、鴻巣カントリ-クラブで、レッツゴルフとの共催イベント「エンジョイ・ゴルフパック」の仕上げとなるコース実習会でした。 昨年、夏からスタートしたOigg Golfのイベント「プレ・レッスン」と同じ内容で、その受講者を対象にして第2クールとして参加者を募りました。3回のスタジオレッスンとコース実習がセットとなったプランで、今回、私は2ペア4名の女性ゴルファーを担当していて、昨日はその4名を連れて鴻巣CCに行ってきました。 とにかく天候に恵まれたのは幸いで、3月頃の陽気だったとのニュースもありました。特に午前中の鴻巣ジャンボGC(付帯の練習場)は南向きで、日差しが打席に直に射し込み汗ばむくらいでした。 練習場では80分くらいボールを打ちましたが、30ヤードのハーフショットからスタート。これはカベを使うという意味では左のカベになりますね。2部屋で言う右のカベとは違う意味になりますが、これもまた面白いなと感じました。 そして、ゼロワンメソッドの4つのポジションの確認から7番アイアンでのショット練習。 ここで2部屋の考え方を説明して、4つのポジションの2番目ポジションであるテークバックで右のカベを上っていく動きを練習したら、少しエネルギー感がアップして飛距離が出る様になりました。 そして、その後、5番ウッドとドライバーの練習。はやり、今のゴルフクラブ事情的に見ると、ドライバーの方がやさしいクラブとなっている様です。その後のコース内でのプレーぶりを見ていても、5番ウッドはダウンスイングで身体が起き上がらずに抑え込めるとうまくミートできる感じ。 これは、クラブ長さと、その中を流れるエネルギーの動きがコントロールできないという事になるんだと思います。まさにこれを体感できるのが、スピードウイッシュを使った2部屋のドリルです。 クラブの中でエネルギーがどう流れるか?とそのタイミングを、2部屋で考える訳ですが、とても可視化できると共に体感しやすいので、またご紹介したいと思います。 その後、ショートコース脇のショートゲームエリアで本日のメインイベント、ゼロワンメソッドのバンカーショットにトライ。 6つのステップを説明、体感して頂き、バンカーショットの仕組みを理解して頂き、いざ実打!

その様子はコチラ(音が出ます)になりますが、結果は上々だったと思います。とりあえず、4名の方全てに「バンカーから出る仕組み」が機能しているのが見られます。 午後のスクランブルプレーでも、1度バンカーショットにトライしました。15ヤードくらいでややアゴの高い砲台気味のグリーンへのバンカーショットでしたが、2名の方が見事にオン! やはりバンカーから出る仕組みが機能してボールがフェースに乗っているので、ちゃんとスピンがかかりグリーン上で止まりました。


約20分くらいの練習時間でしたが、バンカーショットのゼロワンメソッド、十分機能していました。 そんな流れで午前中の約2時間の練習を終え、鴻巣CCのレストランで約1時間のランチタイム。シーフードピラフやカツカレーなど、ゴルフ場らしいメニューを堪能するのもまた楽しみのひとつです。 午後のラウンドに向けて十分なエネルギー補給ができた後は、スタートまでパッティングのレッスン。これはおなじみのクラブのバランスポイントに目印のテープを貼り、ストロークの仕組みやエイミングとルーティンを練習しました。 ゼロワンメソッドのパッティングの課題は2mがコントロールして打てる様になるという事。これは、ゼロワンメソッドの基本動作である体幹にドライバーを貼り付けて、体幹で踏み込んでボールにコンタクトする動作からの発展となります。手先でクラブを動かしての振り子型にならない様に導くのがポイント。 体幹主導でスタンス幅の中での小さく低くヘッドを動かし、2mを打つ感覚を身に付ければ、コースに出た時に「いつかは終わる(カップに入る)」のが重要。そしてこの2mを1単位として、4mなら2単位、6mなら3単位と、自分の中に距離感を作っていくのは、それなりに練習時間が必要でしょう。 初心者のゴルファーが振り子型でパッティングストロークを覚えてしまうと、ヘッドを小さく動かす事がコントロールできず、大きく打ち過ぎてしまいショートパットが延々終わらない状況をよく目にします。 そうなると「触るだけ!」なんて声掛けをしますが、その結果は大ショート…。まあ、振り子型ではダメだという事なんだと思います。 実際のコースラウンドでは、やはりロングパットの距離感はまだ感覚が無いので、4ボールスクランブルでも3パットになってしまいましたが、ミドルパットはまずまず距離感も出ていて、セカンドパット目のショートパットも確実に決めて2パットでのホールアウトが殆ど。 エッジからの2パットも含む1パットもあって、全体的なパッティングのレベルは、ラウンド経験の少ない初心者にしては高かったと思います。 コースに出て一番目立ったミスとして、はやり2部屋での問題。 どうしても、始動から手でクラブを横に動かそうとするので、右のカベを突き破ってしまい自分の部屋でのテークバックが出来なくなってしまうという事。


となると右のカベの向こうのクラブの部屋に身体が連れていかれてしまうので、そのまま振ると最下点が手前に来てしまうので空振りやダフリ。 それに反応して、クラブを自分の部屋に連れ戻そうとすると、肘が引けて腕が縮むのでトゥヒットや、身体が突っ込んでしまってのテンプラやローボールなど。また、それにより腕振りが強くなると身体が振り負けて伸び上がってしまうので、ここでも空振りが出てしまいます。 練習場では、右のカベを上っていくテークバックが出来ていたのですが、コースに来ると地面にあるボールに対する意識が強くなるせいか、クラブを横に動かすテークバックになってしまう様に思えました。 ゼロワンメソッドにも右のカベで仕切る2部屋の意識を取り込み、早い段階から自分の部屋でのテークバックを覚えて貰った方がいいのかもしれません。 という事で、昨日の女性初心者ゴルファーによる4ボールスクランブルプレーは、6ボギー3ダブルボギーの48で終了。アゲインストボギーが基準でしょうから、なかなかの好成績でしょう。 ドライバー、5番ウッドで距離を稼ぎ、アプローチでグリーンを捉えて、2パットでホールアウトするという組み立ての中で、バンカーからオン出来たとか、アプローチが成功しての寄せワンがあったとかが、ボギーペースでのプレーを可能にしたんだと思います。 やはりここでバンカーで何度も叩いての大たたきや、アプローチのミスに、3パット以上がアベレージとなるプレーでは、スコアはまとまらないんだなと、あらためて昨日の4人のプレーぶりを見ていて感じました。

ゼロワンメソッドでミートする感覚を掴んだ後は、ゼロワンメソッドの発展でのパッティングやバンカーショットなどをマスターして貰うのが、新規ゴルファー創造の近道になるのか?と思います。 今回はバンカーショットのゼロワンメソッドの効果が検証出来ました。パッティングもゼロワンメソッドの体幹を動かす動作に紐づけて構成できるので、あとは30ヤードのハーフショットのゼロワンメソッドを作れば、 ①フルスイングでミートできるゼロワンメソッド ②30ヤードのハーフショットのゼロワンメソッド ③バンカーショットのゼロワンメソッド ④パッティングのゼロワンメソッド のコースデビューパックが出来上がりますね。 この構築を見据えてのコース実習会、また開催したいと思います。

閲覧数:87回
bottom of page