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  • 執筆者の写真nobuhiro nagai

加賀屋からZeepなんばで佐野元春のライブ。クロスワードパズルを解くようにNEOスイングの探求へ!

先週の月曜日の朝に北陸に向けて出発し、今日の朝、奈良から帰宅しました。 まるまる1週間の出張でしたが、今回は実に様々なところへ行きました。各地での天候や食事、人との触れ合いに仕事の内容など、目まぐるしく変わっていた感があります。 先のブログにアップした様に、今回のメインイベントは蟹づくし宴席で、これはかほく市の民宿を利用しましたが、この日のゴルフは朱鷺の台CC。 なかなか厳しい天候だったせいかキャンセルが出た模様でコースが空いており、朱鷺の台CCでのラウンドが予定よりかなり早く終わって、夜の蟹づくしの宴席までは時間がありました。 そしたら富山から参加のMさんが、「時間があるから、この先のこともあるので、和倉温泉と能登島G&CCを視察に行きましょう!」と車で案内してくださいました。 能登島までは朱鷺の台CCからちょうど30分くらいでしょうか?先ずはゴルフ場にお邪魔して、クラブハウス周りからコースを拝見。 なかなか豪華な雰囲気のクラブハウスで、コースは池を大胆に取り入れての近代的な設計です。後で調べたら、設計者は小林光昭。 私がお世話になっている、茨城県のサザンヤードカントリークラブも同じく小林光昭の設計で、クラブハウスも含めてゴルフ場全体の雰囲気が似ています。 開場年を見ると、能登島G&CCが1990年でサザンヤードCCは1991年とほぼ同時期です。


いわゆるバブル崩壊が1991年と言われているので、なんとなく時代背景というのがわかります。 あれだけ大きな池を造成してのコース設計が、当然の様に行われていたのですから、やはりバブル経済の賜物でしょう。 能登島G&CCは景色もよくコースも戦略的みたいなので、いつか訪れてみたいと思いました。 そして次に向かったのは和倉温泉。その中に、全国温泉宿ランキングで連続1位に輝いている加賀屋という宿があるとのこと。 やはり日本一というのは素晴らしいので、施設見学を兼ねてお土産を買いに伺いました。 時間的には16時過ぎ頃ですから、ちょうどチェックインのピークタイムです。 宿泊者の皆さんは車での来場が多く、よく見ると「わ」ナンバーです。能登空港とか富山空港、JR金沢駅あたりから、レンタカーで入ってきているのでしょうか? その車ですが、玄関乗り捨てで皆さん宿に入られます。いわゆるバレットパーキングシステムですね。アメリカの高級ホテルに見られるサービスで、高級ゴルフ場でもあると思います。 旅館のスタッフさんが、車を駐車場に回してくれて、出発の際は玄関まで車を持ってきてくれるサービスです。 これはアメリカだと有料だったりして、さらに対応してくれたスタッフへのチップまで必要ですが、多分、加賀屋は無料でしょう。 私たちは、自分で車を止めて、玄関入って奥のお土産屋で買いものをしました。我が家へのお土産は加賀屋オリジナルの白だしにしました。 チェックインの様子を見ましたが、手続きが終わると女中さんが部屋まで荷物を運んでくれて、滞在中はその女中さんが部屋付きのサービス担当者となるそうです。 やはり、日本一たる由縁を垣間見た気がします。そういうサービスのクオリティは、参考になりました。

そして、プライベートタイムとして楽しみにしていたのが、金沢から戻っての木曜日の夜に、大阪のZeppなんばで開催された、佐野元春のライブコンサート。 私は高校時代の親友の影響で10代後半の頃から佐野元春の音楽に触れてファンとなり、それ以来、自分の人生において大きな影響を受けていると言っても過言ではありません。 実は今年で小学6年生となる娘の名前も、佐野元春の楽曲にインスパイアされて命名しています。 18時開場の19時開演ということで、私は18時半過ぎには2階の指定席に座っていましたが、会場を見渡すとオーディエンスの年齢は高めで、私は平均よりやや若いエリアに属する感じ。 佐野元春は1980年に「アンジェリーナ」でデビューしています。


この1980年といえば、全米オープンで青木功さんがバルタスロールCCでJ・ニクラウスと熱戦を繰り広げて2位になった年で、私は娘と同じ小学6年生でした。


なので、やはり私よりひと世代上の方々が、多いのも頷けます。 ほぼ定刻の19時にパフォーマンスがスタートしました。オープニング曲はアルバム「ビジターズ」からで「コンプリケイション・シェイクダウン」でした。 佐野元春は1980年のデビューした年から毎年1枚づつのアルバムを発表し、1882年に発表された3枚目のアルバム「サムディ」では商業的な成功も収め、これからのさらなる活躍が期待される中、ニューヨークに単身渡米。 約1年間にわたるニューヨークでの活動の中で作ったアルバムが「ビジターズ」。


これは当時のニューヨークの最新トレンドであったヒップホップの影響も受け、今までの作風とは全く違う楽曲で、日本語によるラップの先駆けと言えるでしょう。 その後、ライブではアルバムタイトル曲である「ビジターズ」が演奏されましたが、これは私にとってとても感慨深いモノがありましたね。 私は2016年の秋に、アメリカ大統領選挙真っ只中のニューヨークを訪れました。 やはり肌で感じたこの街の刺激はピリピリするものがあり、自分の中から出てきたのは、 「この街は毎日が世界選手権」 という言葉です。



世界中の様々な国や人種の人たちがこの街に集まり、それぞれの分野で今のご時世に合ったベストパフォーマンスを競いあうのが日常となっているのが、ニューヨークだと私は感じました。 この様にニューヨークの街の雰囲気を知ってから、この「ビジターズ」という曲をライブで聞くのは今回が初めて。 やはり、当時、佐野元春がその世界選手権に毎日参加した結果、生まれたのがこの曲なんだな!と思うと、とても感動的でした。 そういう意味では、自分も何処に居ようと、毎日が世界選手権という気持ちで過ごさねばというのを、あらためて感じることができました。 佐野元春も、彼自身の長年の活動の中で、いろいろな想いや葛藤があったかもしれません。でもそれを全て乗り越えて65歳となった今日でも、彼にとっての世界選手権を日々戦っているんだなと思いました。 そいう意味では、この日の演奏曲は、懐メロ的な曲は少なく、ここ最近の活動から生まれた曲を熱くパフォーマンスしていました。


そのキーワードは「ど真ん中を突き抜けてゆく」でした。 そこにはNEO佐野元春が居たと私は感じました。 それでもアンコールの最後を飾ったのは、1997年に発表されたアルバム「ザ・バーン」から「ヤング・フォーエバー」。 当時はまだいいとしても、今となってこの曲を最後にやるのは健康サプリのコマーシャルか?と感じる部分はありましたが、私も含めて全てのオーディエンスは、いいエネルギーを受け取ったのは間違いありません。 ということで、佐野元春からチカラをもらい、何か新しい気持ちで挑んだのが土日のグレージレッスン。


とりあえず、土曜日に30分空き枠があっただけで、2日間エキストラ枠を含めて満杯となりました。 土曜日のエキストラ枠となる12時からのファーストセッションに、以前、このブログで紹介した、私がNEOスイングに一目惚れしたNEOガールOさんがレッスンを受けに来てくださいました。 いやいや、実際にお会いしてみると、ホントに小柄な女性です。 お話しを伺うと、ブランクを経てこの1年半くらいはゴルフを一生懸命やっているとのこと。レッスンは受けたことがなく、韓国のゴルフYouTubeを見て参考にしているそうです。 実際に生でボールを打つ様を見ると、全く従来のゴルフスイングとは違う仕組みで動いているというのがよくわかります。 そして、その中での身体のスピードやインパクトへのエネルギー感などは、スイング偏差値的に見たら75に近いと思います。


そんなことを言うと、 「じゃあ、何ヤード飛ぶんだ?」「スコアはいくつで回るんだ?」「女子プロになれるのか?」

などの声が聞こえてきそうですが、こういうのは全くのノイズで意味がありません。 私としては、偏差値75はメジャー選手クラスの評価点ですから、それは同じ価値観を現しています。 Oさんには2枠50分のレッスンをお取り頂きましたが、私としては、久しぶりにツアー選手にコーチングしている様な感覚がありましたね。 それは、もう無意識に出来ている人に、自分がどんなことをやっているのか?という仕組みを理解してもらいながら気づきを拾っていき、私が導きたい方向へ誘うというモノ。 どちらかとうとコチラの方が学ぶことが多い時間だったかったかもしれません。 日曜日にはレッスン終了後に、グレージ高社長とOさんの仕組みについてディスカッションしましたが、そこでなんとなく見えてきたモノを高社長が試したら、けっこう劇的な開眼がありましたね。 ということで、今日もOさんのスイング動画を繰り返し見て、いろいろと気づくところがありました。これに関しては、もう少し整理してから自分で試してみて、また詳しい報告を上げたいと考えています。 今回の週末に開催されたグレージレッスンでは、いわゆるヘッドのパスについて、新たな基準を当てはめていく内容にトライしましたが、かなり結果はよかったと思います。 これは、北陸レッスン会に行く前の土曜日に、神奈川県のエニーストロークゴルフスタジオでの試行錯誤で気づきを得たもので、悪天候ゴルフとなった北陸でのラウンドでトライして、それなりの手応えがありました。 グレージレッスンでは、アプローチショットによる基礎動作から、私が想うヘッドのパスを作るのに必要なポジションに対し①②③と3つのナンバリングをして、パスの仕組みを構築していきました。 このレッスンをやりながら、頭の中に流れていたのは「ビジターズ」です。 「クロスワードパズル解きながら今夜もストレンジャー。This is a story about you!」 というフレーズがあります。この曲を生で聴いたのが木曜日の夜です。 翌、金曜日の夜が恒例のクラブハウスの語り場「世の中はわかりやすい嘘と大いなる勘違いで成り立っている」ですが、その中で松吉さんがいいクラブやレッスンを求めるゴルファーの気質について、 「クロスワードパズルの中のいくつかのマスを繋げてワードとし、それがゴールだったり懸賞のキーワードになっているのがありますよね。 あれって、その必要なマスのところだけやって、そのキーワードが見つかればいいと思う人と、とりあえず全部のクロスワードパズルを解くことの結果として、そのキーワードにたどり着くという、ふたつのやり方がありますよね。 ゴルフをやる人って、このふたつに分けられると思うんですよね。」 と語ってくれました。 そう考えると、今、自分がやっているのは、クロスワードパズルを全部解くことでゴールにたどり着くようなストーリーだなと感じた次第です。 そんな「クロスワードパズル」なんて発想を持つ、佐野元春と松吉さんの共通項は何かあるのか?と考えたら、水泳経験者だというのがありますが、もっと相応しいのがありました。 カラーです。銀色。シルバーは佐野元春の好きな色で、ジューシーのコーポレットカラーです。 2007年に発表されたアルバム「コヨーテ」を、銀色の魔術と評したのは、同じくクラブハウス仲間のT島さん。 とりあえず、私は本日、コロナウィルスワクチン2回目の接種を15時半に済ませましたが、今のところ元気です。 明日は念のため、仕事を入れずにおきましたので、特に体調の変化が無ければOさんのNEOスイングの研究をおこない、自分でもちょっとトライして、ど真ん中を突き抜けていくための準備に取り掛かりたいと思います。




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