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  • 執筆者の写真nobuhiro nagai

トレンド、流行り。本質は何処へ…。

昨日は東銀座のPGMゴルフアカデミーにおいて、グローブライド株式会社「オノフ」の2020年新製品発表会が行われました。今回は「赤オノフ」の新製品で、ドライバーからFW,UTにアイアンセット。さらにはオノフの世界観を表現する用品小物まで、トータルでのリニューアルです。

写真がピンボケばかりですが、クラブは赤オノフのイメージにちゃんとピントが合っていました(笑)! ドライバーは、基本的には大型ヘッドのサイズ感をしっかり感じる形状でAKAドライバーとAKAドライバーRD5900ドライバーの2本がラインナップ。前者の対抗機種はゼクシオ11、後者はPINGのG410 プラスとの事。 私も試打してみましたが、AKAドライバーは従来の赤オノフのやさしさをそのまま受け継いだ感じで、ややシェイプは変化した印象はありますが、打ってみての印象は赤オノフそのものでした。 これに対してRD5900ドライバーは、見た目のサイズ感と振ってみての感覚が一致する、とてもニュートラルな印象。それでいてルール上限ギリギリのヘッド慣性モーメントを達成しているので、フェースの向いた方向にそのまま飛び出してボールがネジれない感じ。 こういうヘッドですと、打ち方も現代的なハンマー型でイケるので、相変わらずの低ヘッドスピードながら距離はよく出ていました。 対するAKAドライバーは、ヘッドの捕まりがよくシャフトもしなり戻りが大きいので、ハンマー型でクラブと体幹を入れ替えて打とうとすると、節(支点)の先が動き過ぎてしまい、ちょっと不安定な感じ。 なので、ムチ・振り子型で身体の正面でインパクトするようにしたら、シャフトがムチの様にキレイにしなり戻ってのやや右に打ち出してのハイドロ―。これぞ赤オノフ。ターゲットが明確に分かれていました。

発表会には、オノフの契約女子プロ4名が参加して、新しいAKAドライバーへのコメントや試打でのデモンストレーションを行いました。 コメントで印象的だったのは、4人とも新しい2本のドライバーについての評価が、構えた感じ(いわゆるカオ)や打感、音などで、慣性モーメントなど機能についての言葉や曲がりや飛びなどについては一切触れていないという事。 やはり芯に当てて捕まえる技術を持っているゴルファーにとっては、お助け機能的なモノは必要なく、心地よく構えて安心して振って行けるドライバーを求めているんだな、と感じました。 ちょうど私の目の前の打席でイ・チヒ選手が打ってくれたので、動画を撮影しましたが、クラブを背中に預けてのハンマー型スイングは流石!

写真に切り取ると、背中側でクラブの部屋と身体の部屋で2部屋に分かれるまでは骨盤が回っていません。背中側でクラブと身体が開いてからは、一気に骨盤が回って構えたところ(アドレス)より前でインパクトしています。 クラブの部屋と身体の部屋の左右に、1階2階の上下、さらには背中側と身体の正面の前後を見事にコントロール出来ているのが分かります。 ポンインととしては、身体の正面で打とうとしない事ですかね。この「打とうとする」は、腕を左に(ターゲット方向に)動かすとなります。それをやるとインパクトで手元が浮き上がってフォローが高くなります。


さて、いい勉強が出来たと思いながら移動して、夜の会食まで御徒町のルノワールでノマドワーク。


ちょっと重いテーマの資料作成やスケジュール調整などをしていたのですが、その途中、ネット上にアップされてきたのがコチラの記事


まさに「混ぜるな、危険!」


私はシャローイングという言葉の意味を把握しておりませんが、このブログのメインテーマでもある、ギアの進化にあわせた現代的なハンマー型スイングと近いと思われます。


記事の内容を読むと、力学的な説明は的を得ていると思いますが、私から見てもかなり難しい印象を受けます。


このブログでは、コレは節を作って体幹とクラブの動きを逆動作にしながら2部屋に分けて考えると、分かりやすくなりますよ!という事と、左肩が痛くて身体の動きも不十分で低ヘッドスピードなゴルファーでも、ハンマー型の方があきらかに飛びますよ!と言うふたつの事を伝えています。


まさに昨日のAKAオノフRD5900みたいなクラブが次々に登場する訳ですから、ハンマー型のスイングはどんどんやりやすい方向に向かっていますが、伝え方を間違うと単なる一時の流行や亜流みたいにして終わってしまいそうです。


記事のコメント欄を見ると、答えの無いスイング理論の流行り廃りの一部であるとか、結局はベン・ホーガンに回帰するなどの声があります。


事の本質はクラブが変わって来ているというのが基点です。


ここ最近の新製品を見ると、各メーカー共に従来型と新世代型のふたつのラインを用意しているので、先ずはそこから考えて頂くのがいいのではないでしょうか?


私はAKAオノフRD5900ドライバーみたいなクラブで、プレーしたいと思います。



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