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  • 執筆者の写真nobuhiro nagai

スイング改造を目指して!

11月14日にブログ開設してひと月が経ちましたが、とりあえず昨日で「スイングに節を作る」シリーズがひと段落。記事も増えて来たのでカテゴリー分けを行いましたが、テーマとしては3つ程終えました。 ちょうど令和元年も残りわずかとなりましたので、これらを振り返りながら、皆さんのゴルフ上達の役に立てる様、サムネイルゴルフ的にゴルフ上達の道のりを考えてみたいと思います。

日本のプロゴルフツアーもシーズンオフとなり、この時期の選手たちが取り組むのはスイング改造。多くの悩めるアマチュアゴルファーの場合は、日々スイング改造に取り組まれていると思います。

このブログでは、スイング改造を「クラブが動く方向が変わる事」と定義していますが、そこに向けて整理しながら、このブログを読んで下さっている皆さんのクラブが動く方向が変わる様、ポイントをおさらいしていきます。 その入り口となるのが始動の仕組みです。このキーワードが 「左に見て始まり、右で見て終わる(打つ)」 となります。簡単に言うなら、クラブからではなく身体から動き出すという事になります。 動くといっても身体の中での重心移動で、スポーツ動作で言う「ピボット」となります。このピボット、最近よく映像で目にするのは、テニスのサーブを受ける選手がラケットを身体の正面で構えながら、左右に身体を揺らしている姿。 身体の垂線は崩しませんが、体幹を揺らして左右の股関節に重心を乗せ換えて、左右どちらでも素早く反応できる様に準備している状態。これは野球の内野手やアメリカンフットボールのラインバッカ―なども同じ様な準備をしていて「アスレチックポジション」とも言われます。 似たような動作で体重移動というのがありますが、ゴルファー的には相撲の四股を小さくした様なイメージがあり、同時に「スゥエイ」「動き過ぎ」というネガティブなモノも刷り込まれている様に感じます。 ゴルフスターターズ向けプログラムのゼロワンメソッドでは、この体幹のピボットでボールを打つ動作から入り、小手先で身体の遠くでうねるクラブをアジャストする、いわゆる「手打ち」からゴルフがスタートしない様に導きます。 クラブが動く方向を換えるには、始動が大事。はじめの一歩で、その先のスイングの道のりが全く変わってしまいます。先ずは始動の仕組みを変える事が重要です。 先ず取り組んで貰いたいのは、クラブヘッドに一番近いスイングの節、クラブ全体のバランスポイントを使ってヘッドの動きを「左に見て始まり、右で見て終わる(打つ)」とコントロールしながら、体幹のピボットとクラブの入れ替え動作も「左に見て始まり、右で見て終わる(打つ)」とダブルで意識してのショートチップの練習で、始動を変える事です。 それに合わせて、ゴルフスイングの本質である「クラブと身体の引っ張り合い」も見ていく必要があり、それを現すのが「シャフトの中身」。ゴルフクラブのシャフトには、今が旬の蟹のミソより美味しいゴルフ上達のためのミソが詰まっています。 多くの悩めるアマチュアゴルファーの場合、このシャフトの中身が始動からダダ洩れしていますが、ボアスルー構造やカチャカチャのせいではありません。始動で中身を吸い上げるイメージが、ワインの抜栓や「涎すかし」となります。 そして、始動が何となく変わって来たら、次のステップとなるのが「7時回りの円 or 5時回りの円」の違いへの理解。これは手拭いを使ってのドリルで体感して貰うのがいいと思います。 この手拭いを使ったドリル、ゴルフスイングとどう結びつくのか?全くイメージが湧かなくてもいいので、とにかく5時回りの円でグルグルとやってみてください。これはフツーの手拭いの先にゴルフボールを1個くるんだだけですが、そのゴルフボールが生む遠心力を何となく感じれる様になってくればしめたモノです。 また7時回りの円で「ブラックホール」と呼んだハーフバックからトップを経て切り返す部分の緩みというのが、何故起きてしまうのか?という仕組みを知り、そこでどれだけ自分とクラブの関係が途切れているか?を体感するのも大切です。 これ、手拭いドリルでやると、コントロールを失ったボールが頭に当たる危険性がありますので十分注意してください。 そして手拭いドリルがグルグルの円から、けん玉イメージへと進化します。けん玉イメージの中に「テークバックの頂点」があり、これを体感する事が出来ると、かなりスイング改造は進んだと言えます。 テークバックの頂点は、左へとピボットを踏み返すタイミングを教えてくれるので、クラブの動きと身体の動きの関係がかなりスッキリし、体軸の傾きや上下動などの眼に見える様な身体の動きのミスが改善されてきます。 それにより、左への圧力が効く事とボールに対するヘッドのアタックアングルが変わるので、飛距離アップが現れて来ます。 さらに頂点から下りていく方向が変わるのが理解できると、左への踏み込みのタイミングでクラブに対してテンションが掛けられる様になるので、エネルギー効率が良くなるのと、何よりスイングプレーンがシャロー軌道になって来ます。 こうなると、かなりスイング改造に手応えが出てきます。 この辺りの動きの仕組みを教えてくれるのが、扇子の舞です。やってみると、二本の親骨の動かし方に理路整然とした仕組みがあって、かなり難しいです。最近、XXIOの扇子になってやや大型化した事で、また新たな解釈が進み、最近話題のシャロ―スイングのキモを扇子で現せる様になると思いますから、またあらためてアップしたいと思います。 ここ迄が私の中での時系列的に言うと、平成最後の4月から8月上旬にかけての流れです。 7月中旬の新潟県小千谷市ゴッチャドーロゴルフスタジオレッスン会で小千谷カントリークラブをプレーした際には、頂点から下りていくクラブにテンションが掛けられ、久しぶりにボール初速70m/sが出ているのでは?と思えるドライバーが打て、今まで届いた事のないところまでボールが飛んでいたのは驚きました。 スイングの節など、その後に生まれた概念も組み合わせていますが、この様な流れで取り組んで頂ければ、必ずクラブが動く方向が変わってくると思います。





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