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  • 執筆者の写真nobuhiro nagai

アイアンの距離感、合ってますか?

クリスマスイブの朝を迎えました。自分へのプレゼントにゼクシオXの5Wを買おうか?と考える朝ですが、昨日から晴天が続いており、今日もこの時期にしては素晴らしいゴルフ日和。今日ゴルフに行ったゴルファーにとっては、最高のプレゼントでしょうね。 私は日曜日に令和元年の最終ラウンドを控えております。おかげさまで左肩も回復傾向にあるので、低ヘッドスピードゴルフもややギアを上げて180ヤードから200ヤードくらいでプレー出来るのでは?と期待しております。 さて、低ヘッドスピードゴルフから何かを学ぶシリーズ。先ずはクラブとの関係を考える記事は、ドライバーから始まってフェアウェイウッド、ユーティリティーと終えました。 今日はアイアンです。今回のテーマのキモになるかもしれません。


今、私が使っているのは、フォーティーンのTC888フォージドの5番から8番の4本。シャフトは米国エアロテック社のスチールファイバーi110CWです。

現代のアイアン事情について考えるには、とりあえずロフトを明確にしておく必要があると思うので、スペック表をGDOオンラインショップのデータをお借りして画像アップです。

このTC888フォージドアイアンは、セミアスリートあたりからをターゲットとした軟鉄鍛造キャビティバックアイアンで、フォーティーンらしいシンプルなデザインと機能性が同居しています。 と言っても、特にお助け機能的な要素は無く、ゴルファーの技術をそのまま引き出すアイアンです。マッスルバックのアイアンに比べると、キャビティバックによるスイートエリアの大きさや重心の深さとうのは感じられますが、インパクト効率値が変わるほどのお助け機能はありません。 ロフト見ても7番アイアンで33度と、いわゆるストロングロフトではありません。一時他のモデルを使っていた時期もありますが、2014年に発表以来、殆どこのTC888でプレーしています。 低ヘッドスピードになる前は、季節による変動はありますが、160ヤード前後をキャリーで打つくらいの距離感でプレーしていました。 2015年のイギリスゴルフツアーでは、風の強いリンクスランドを想定して3番アイアンを用意して持ち込み、あのセントアンドリュース・オールドコース1番ホールのティショットはその3番アイアンで打ち、竹林さんへのリスペクトを捧げました。 その旅の最後のラウンドとなったカーヌスティ-では、15番の長いパー4の2打目を3番アイアンで1mに付けてバーディーを奪い、全英オープン開催コースでも難易度が高いと言われているバック9をパープレーで回る事が出来ました。 ホールアウト後、バッグ担いでくれたキャディが、「彼はバック9をレベルで回ったよ!」とキャディ仲間に誇らしげに語っていたのは素晴らしい思い出です。

そんな長いお付き合いのTC888フォージドですが、残念ながら低ヘッドスピードになってからお別れしたのが5番アイアンです。これに昨日の2本のユーティリティークラブとあわせての3本が、低ヘッドスピードになってから使わなくなったクラブです。 理由は単純で昨日のユーティリティーと同じ。単なるヘッドスピード不足。以上です。

もともとアイアンクラブは4本のみでしたが、現状6番がどうにかギリギリな感じで、メインは7番と8番です。距離感的には7番で135ヤード、8番が125ヤードが標準。150ヤードを6番で狙うのは、かなりのナイスショットが要求されます。 先ず、ここで低ヘッドスピードゴルフから学ぶアイアン編の答えがひとつ入りますが、アイアンというのは距離を刻むのを目的としたプレーの際に使うクラブだという事。 不思議なもので、上に書いた様な番手毎の距離感というのは、低ヘッドスピードになってからの自分の中に直ぐ構築され、見た目の印象や風に打ち上げ打ち下しなどの状況判断も含めてのショットで、タテのブレは出なくなりました。 テークバックから切り返して、左肩に痛みが出て脳にたどり着くスピードと、クラブヘッドがボールにたどり着くスピードの競争がショットの可否に繋がるので、痛みの方が早く脳に伝わった場合は、クラブが押さえ切れないのでたいてい右に逃がすミスとなりますが、距離感はまずまず。 逆に飛び過ぎてしまうときは、インパクトでシャフト軸に対して、ヘッドが回転していわゆるボールを「捕まえる」とか「押す」という動きが強めに入った時で、これもまたインパクト力学を体感する事例です。 このTC888の8番アイアンの下は、同じくフォーティーンのRMウェッジシリーズの42度(41度に調角)と45度につなぎますので、いわゆる9番アイアンとピッチングウエッジ相当となります。そしてその下にはジューシーのウエッジが2本入りますので、TC888の#7#8の2本にウエッジ群4本をあわせた6本で、距離を刻むというプレーを受け持っています。 これはプレーのエリアで言うと、ターゲットまで135ヤードからとなります。 なので、あらためて再確認できた事は、アイアンのプレーは距離感が合ってナンボ。 ここに「飛ぶ or 飛ばない」は関係ないという事です。 もしアイアンが「飛ばない」と思うのであれば、自分が思い描くような距離が達成できるように、スイング技術を改善するか、身体トレーニングで自分の出力を上げるしかないです。 ここに、飛ばすためにクラブを変えるという選択肢は無いと言うのが私の結論。TC888で何の不満はありません。


もし、飛ばないと感じていても、その飛ばないなりの距離で、ターゲットに対して距離感をあわせていく技術を磨けば、コースで求められる距離を刻むエリアでのプレーは満たされます。 今の私の低ヘッドスピード状態での「距離を刻むエリア」はターゲットまで135ヤード。上に書いた様に7番アイアンからです。 ピシッと当たれば、ちゃんとイメージどおりのキャリーが出て、トーナメント仕様の硬いグリーンでも無ければボールは止まりますし、51度のフルショット(90ヤード位)は時にはバックスピンがかかりボールが戻る事もあります。 距離を刻むエリアにおいて距離感が合わないのは、「飛ばない」のが原因ではなく、今の自分の身の丈に合った距離でプレーする事が出来ていないのです。 最近は弾道計測器に触れる機会も多いと思いますが、その数値にガッカリする事もあるか?と思います。でも、この距離を刻むエリアにおいては、自分の番手毎の飛距離を把握して、それをゴルフコースで適正に使いこなす事が重要です。 それと現在流行りのぶっ飛び系アイアンの関係については、明日の記事とさせて頂きます。


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