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執筆者の写真nobuhiro nagai

SIM MAX ベスト調理法②と橋で谷を渡る話しになりました

夏休み2日目にしてのメインイベント、今日は終日のマス釣りでした。


釣果は朝9時半から16時過ぎ迄の間に、家族3人で30匹ちょうど。昼過ぎの水温上昇に伴う、マスの休眠時間に、それまでに釣り上げた22匹のマスの下処理をおこない時間を効率的に使いました。


その後の夕まずめ的な時間で、またマスが活性化して、閉園時間となる頃に娘が30匹目を釣り上げました。


この施設は、自然の川を堰き止めて釣り堀りのような仕切りを作り、そこに午前と午後で魚を放流してくれます。午前の放流後は、餌のイクラへの活性が強く、かなりの釣果が出ました。


久しぶりにゴルフから離れた1日を過ごした感があります。と言うのは、真っ赤な嘘。


我々が一日券を買って、指定された釣り場に行く際に、川を渡らねばならず、そこには約2mのハシゴが掛かっています。


そのハシゴこそ、ゴルフクラブデザイナー松吉さんとのやり取りの中で出てきた、

「クレバスを渡る話し」


のリアルバージョンとなります。


これは、ドライバーヘッドが大型化したことを受けて、ヘッドの慣性モーメントの数値が向上して、ゴルファーに恩恵を与えてくれているとう状況の例え話しになります。

コレの詳しい説明は省きますが、そのイメージ動画を作りましたので、下に貼り付けておきます。


それをご覧になって貰えれば、慣性モーメントの与える安心感や、その工夫が理解できる?と思います。ゼクシオからデシャンボーまで、「何が起きているのか?」が分かるかもしれません。


振り返ると、ゴルフというゲームの成り立ちは、身体を動かし難い高貴な衣装を身に纏った貴族や、ツイードのジャケットを着たスコットランドの紳士がプレーしていました。


そして、手にしていたのは、現代のゴルフクラブよりかなり重い木製シャフトのクラブです。ヘッドは鉄製のアイアンクラブが登場してきますが、いわゆるスイートエリアはかなり小さいです。


このクラブを手にして、ボールを芯で捉えて、狙ったところに飛ばす技術の優劣を競うのは、今も昔も同じです。


ただ、その頃と現在ではクラブが大きく変わり、もちろん着ているのは身体が動かしやすいスポーツウェアです。この辺りを理解して頂くと、「谷を越える橋の話し」が意図するところが見えてくるか?と思います。


ただ、今、問題になっているのは、この100年くらいの間に構築された近代ゴルフのスキームに対して、「筋トレをして鍛え上げた身体で、橋を全力疾走で駆け抜ける」という努力をするゴルファーが現れたこと。


もし、飛距離制限を行うなら、「橋を渡る際には、走ってはならない」という、小学校の廊下に貼ってあるポスターみたいな一文をツアー会場の追加規則のボードに貼るしかないですかね?


ということで、今夜はSIM MAX の新しい世界を伝えるシリーズの第2回。第1回は、改良がピッタシハマった私のSIM MAX ドライバーの、ヘッド後方にあるタングステンウェイト外しについての、スペック的な部分での検証を記事にしました。


第2回目の今夜は、何故に長尺化を求めたか?についてです。


前回の記事にも書きましたが、SIM MAX のタングステンウェイトを外しての長尺化の要因は、グラファイトデザインのIZ-5(X)がたまたま自宅にあったと言うのが、何よりの基点です。そのIZー5(X)を45.25インチで打ったら、手元が硬くて厳しかったので、しばらくお蔵入りしていました。


でも、このシャフトなら長尺化できそうなので、それによってヘッドスピードがアップしたので、、SIM MAX がもう少し打ちこなせるか?と思いました。


この春から使っているSIM MAX ですが、いい結果は出ているのですが、どうもまだクラブの性能を100%引き出せていない感じがしていました。


その理由として考えられるのは、やはりヘッドスピード不足。コースでコントロールして打つモードになると、ちょっとクラブに負けている感じです。この検証は、7/10におこなわれた日本シニアオープン1次予選会に向けた調整で露呈し、エースドライバーだったキャロウェイ・USエピックを持ち出して、再び打ってみたりもしました。

この時に、ずっと頭の中にあったのが、その昔、テーラーメイドが白いヘッドに移行した「R-11」のヘッドに、フォーティーンの48インチドライバー「ゲロンディ」の専用シャフトともいえる「ワイドSYB・180ID 」という長尺ビッグバットシャフトを入れて使った時の感覚がありました。


長さは47インチ程度だったと思いますが、明らかにヘッドスピードがアップして、全く別物モノになったのが、とても印象的でした。


SIM MAX のヘッドサイズと投影面積を考えたら、長尺化は全く問題ありません。となると、問題はヘッド重量ですが、それをタングステンウェイトを外すということでクリアできれば、この計画は成功すると思い、試合直前ながら長尺化に挑戦したのです。


ということで、本日の結論として、軽量ヘッドによる長尺化に成功すれば、ヘッドスピードがアップするので、今まで打ちこなせなかったSIM MAX が、全く違うクラブとなり、驚くような好結果が得られる可能性があるということ。


タングステンウェイトは18グラムがスタンダードみたいなので、例えばその余剰分を使ってヒール側に鉛を貼れば、勝手にドローバイアスのヘッドへと調整することも可能です。



明日は、同じくSIM MAX の長尺化にトライしている生徒さんとのラウンドなので、またふたりで色々やってきたいと思います。

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