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  • 執筆者の写真nobuhiro nagai

48インチドライバーの歴史を語る〜2回目はマスターズ展望です

今日は午後に奈良のノマドハウスへの移動が入りました。いよいよ、明日から神戸ポートアイランドゴルフ倶楽部での平日レッスンが始まります。


今回は一時帰京もありますが約2週間の滞在で、後半にはラウンドの予定もあります。時節柄、秋から冬への過渡期ということもあり、今回はスーツケースに冬支度の衣類を詰め込んでの移動となりました。


近々の課題としては、ノマドハウスにはテレビが無いので、ぼちぼちスタートしているマスターズを見る環境をどうするか?があります。


最終日の朝は、一時帰京と重なるので、何とか見れると思いますが、初日から3日目までの様子が気になります。


さて、昨日の続きの48インチドライバーの歴史は、このマスターズ論へと繋がっていきます。


マスターズはもう開幕していますが、事前に日頃お世話になっているWEB媒体「みんなのゴルフダイジェスト」さんより電話取材があって、いわるゆ優勝者予想のインタビューがありました。


そこで語った内容が、48インチドライバーの歴史の第2弾となります。


私の優勝者予想は、デシャンボーとマシュー・ウルフ。先のUSオープンでの結果を踏まえると、あまり面白くない予想だと思います。


しかし、そこにはマスターズ新時代の扉が開くのか?という期待に溢れています。


マスターズは4大メジャーの中でも、オーガスタナショナルゴルフクラブというコースで常に開催されるのが、何よりの特徴です。


そのコースレイアウトは、世界中のゴルフファンにシェアされて、毎年そこを舞台とした名選手たちが繰り広げる悲喜交々のドラマが、マスターズの何よりの魅力でしょう。


今年で84回目を迎えるマスターズですが、初期の頃は「外国人は勝てない」「初出場は勝てない」というのが長らくジンクスとして立ちはだかってきました。


前者は1961年に南アフリカのゲーリー・プレーヤーが打破しましたが、後者に関しては1979年のファジー・ゼラーが勝つまでは、長らくジンクスとして存在していました。


やはりこれは、オーガスタNGCのコース特性によるものだと思います。


「ドローボール有利」は定説ですが、金属ヘッドになってからの2000年代は、レフティ優位の時代となったのも、それそ物語っていると思います。


パーシモンのドローボールと、金属ヘッドのパワーフェード。これを一致させることが出来るのがレフティです。


ババ・ワトソンが、2012年と2014年に勝っているのが、その流れのピークでしょうか?


そういうギアの進化に伴うプレーヤーの変化に対応して、毎年のようにコース改造を繰り返しているマスターズ委員会ですが、今年はチョット対応に苦慮しているようです。


「初出場は勝てない」「ドローボール有利」など、オーガスタNGCには、脈々と息づくコース攻略の流儀があります。


この集大成が、昨年のタイガー・ウッズの復活劇です。タイガー自身も「僕の中には図書館がある」というようなコメントを残していましたが、私は「ベン・ホーガンのプレーとは、こんな感じだったのか⁈」と思いました。


このように、83回の歴史の中で構築された、「オーガスタNGCをプレーするということ」というテキストブックから、全く違うスタイルでプレーするのでは?という期待感が、デシャンボーにはあります。


それを見てみたいという期待感が、優勝者候補の本命で選んだ理由です。


同じような基準で考えると、やはり対抗はマシュー・ウルフになるわけです。


先ず圧倒的なは飛距離を持っているということと、「オーガスタの教科書」に縛られないイマジネーションがあるかどうか?が、その選考基準です。


その「新しいオーガスタの教科書」の扉を開けたのは、間違いなく460CCの大型ヘッドです。


460CCヘッドの大きさと慣性モーメントの数値が、ゴルフを次なる次元に引き上げようとしている訳ですから、もし、今後何らかの規制をかけるのであれば、この2つの要素に触れるのが一番合理的だと思います。


具体的には、真っ直ぐ飛ばすということとゴルファーの出力のバランスを、既存のゴルフコースに当てはめるのであれば、ドライバーのヘッドサイズは350CCから380CCあたりでは?という意見があり、これは極めてマトを得ていると私は感じます。


ボール規制やクラブ長さの制限など、色々と言われていますが、果たしてこのマスターズの結果を踏まえて、今後どうなるのか?が楽しみです。


さて、今日はノマドハウスからのご挨拶の動画を作りました。





こうして、ひとつづつ、新しいことを積み重ねていくために、ノマドハウスを用意しました。


今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

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