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  • 執筆者の写真nobuhiro nagai

2ヤードの極意は全てに通ずる

いよいよ本日、新型コロナウイルス感染に対する緊急事態宣言が発令されるとのことで、また次なる段階へと進んだ感があります。これが勝利のゴールに向けての一歩となるのを、切に願います。 今夜7時に安部総理から説明と宣言の会見をおこない、明日8日零時から発令になるとの報道です。東京都の自粛休業要請施設にゴルフ練習場も含まれているので、明日の高田馬場ゴルファーレのレッスンは休業となる可能性が高いです。 期間は1ヶ月とのことで、ゴールデンウイークも含まれますから、4月29.30日の茨城ミニ合宿も開催を検討する必要がありそうです。なかなか厳しい状況ですが、また余計な心配なく生活しゴルフが楽しめる時が来るまで、頑張りたいと思います。 昨夜はゴルファーレでのレッスンがありました。先の週末からゴルファーレもコーチ&スタッフはマスク着用となり、私もマスクをしての個人レッスンでした。


こんな中、来てくださった生徒さんは、ゼロワンメソッド上がりの初心者の女性。現状、ほぼ空振りなくミートでき、7番アイアンで70ヤードくらいの飛距離です。最近はラウンドに向けての飛距離アップやスピードアップを主体のレッスンに取り組んでいます。 近々、ラウンドの予定があるというこで、昨夜は約15分ほどウォーミングアップでのチップ&ショット練習を行い、残りの時間でシュミレーションゴルフによるラウンド実習をおこないました。


自動ティアップでボールが配球されますが、ペンとボールを手にティの差し方に始まり、スマホのストップウォッチで計りながら、自分の打順になってから狙いを定めて40秒以内に打ち終えるルーティンの習得。


そこからグリーンまでは、ラフ・バンカー・池・木など、コースをよく観察して情報を得ながら打ち進んでいく練習。


グリーン周りでは、スイングつくりの基本動作として取り組んできた、ウエッジによるショートチップと30ヤードのハーフショットの使い分けの意識づけを確認しました。


私自身、シュミレーターを使ってのラウンドレッスン的なモノは初めてでしたが、初心者のコースデビューやラウンド前のリハーサルには、なかなか効果があるなと思いました。


昨年から3回のゼロワンメソッドと、数ホールからハーフラウンドのコース体験実習をあわせたパッケージは何度かおこないましたが、昨夜のようなシュミレーションゴルフでのラウンド実習をあわせたプランも、いい内容になりそうです。


また、この状況が落ち着いたら、新規ゴルファー創造の活動として、取り組んでいきたいと思います。


さて、日に日に感染者数が増えているということは、それだけウイルスが存在している総数も増えて、より身近に迫っているとなる訳です。


大気中を浮遊して襲いかかるタイプではないと聞いているので、となるとやはり人が運んでいるのは間違いないです。なので、人との距離感が大切になると思います。


これはソーシャルディスタンスと言われ、各国によって推奨される距離は違いますが、概ね1〜2mです。


昨夜、自宅から高田馬場のゴルファーレを往復する際でも、この距離感は意識しています。


高田馬場駅からゴルファーレは、早稲田通りを落合方面にしばし歩くのですが、左右どちら側の方が人気が少ないか?を見て、歩く側を判断しています。


電車利用の際は、自分で乗る車輌の位置であるとか、有料特急や各駅停車を使うなど工夫すれば、今の利用者数ならかなりソーシャルディスタンスはキープ出来ます。


駅構内を歩く際も、アメフトのランニングバックではないですが、空いているスペースを選んで歩いているし、エスカレーターは前の人と2段空けて乗っています。


しかし、それが唯一コントロールできないのが、電車を待つ整列乗車の人塊です。


たしかに、駅ホームの床には「間隔を詰めてお並びください」とありますが、それとソーシャルディスタンスの概念を比べてどちらを優先するのか?の答えが緊急事態宣言だと思うので、鉄道事業者にはこの啓蒙を是非おこなって頂きたいと願います。


この2ヤードの距離。まさにゴルフでも極意です。


ゴルフコースをプレーしながら、キャリー2ヤードの状況に遭遇し、それをソツなくこなすのは、スコアメイクの要になります。


数年前の全米プロ選手権で、松山英樹プロがジャスティン・トーマスと優勝争いをした際、松山プロがショートチップをミスしてボギーにしたのは、勝負の潮目を変えるきっかけとなりました。


また、始動やコッキングの理解にも繫るので、フルスイングつくりの基礎となります。


私は、この技術を陳清波先生より学ばせて頂きました。陳先生はベン・ホーガンから学び、ホーガンはジョニー・レボルタから学んでいて、ゴルフの歴史の中に脈々と流れる王道的な技術になります。


シャローイングや地面反力などもいいですが、こういう本質的な技術は大切にすべきです。皆さんも、コースでショートチップがうまくいかないのに、腰を据えて練習することはないと思います。


こういう小さな技術や仕組みの組み合わせが、大きな出力MAXのスイングへと繋がります。何か今の社会で求められていることと、同じに感じます。


とりあえず、ソーシャルディスタンスの啓蒙と、皆さんのゴルフ上達のキーワードは「2ヤード」です。


専用の動画が間に合わなかったので、過去の私のYouTubeチャンネルからの関連動画と、ベン・ホーガンのお手本動画をアップしておきます。

究極のウェッジワークは「支点」の作り方が鍵【5分間チャレンジレッスン】(2017.4.21) Ben Hogan's Chipping Technique(ベン・ホーガン お手本動画) とりあえず、昨夜試した右背中の矢印を縮めながら後ろ側に絞り込んでクラブを倒す練習、2分だけやりましたが、なるほどな感じです。


パッシブトルクの正体や、リッキー・ファウラーの仕組みが見えてきそうです。




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