今日は午後にノマドハウスの収納系用品を買いに、近くのホームセンターに行きました。
おかげさまでイメージどおりの買い物が出来て、食器棚や押入れの中がスッキリして、快適になりました。
そして、ホームセンターで購入したのはレンガ。1個98円です。
実はノマドハウスのガス台は、壁の耐熱板が高いのと、洗濯機は排水口の位置の関係で、レンガでの嵩上げが必要なので、既に8個ほどこのレンガを購入しています。
今回、9個目となるレンガを購入したのは、パッティングストロークについての動画を作るためです。
もちろん、レッスンの現場への導入も考えていますが、ハンマー(掛矢)同様、チョット持ち運びに難のあるツールです。
レンガを使って、何が説明したかったのかというと、脱振り子型のパッティングストロークです。正式にはNEO振り子型とでもいいましょうか?
パッティングストロークには、人体の構造上、支点を作っての振り子の様な仕組みがあるのは間違いありません。
しかしながら、本当に振り子の仕組みでは、ヘッドに直線運動が入らず、インパクトは一点になってしまいます。
垂直にぶら下げた振り子ならまだ直線はありますが、ゴルフクラブの場合はライ角があるので、振り子運動での直線は成り立ちません。
何より、パターの上手いトッププロのパッティングストロークを見ていると、ヘッドを低く引いて、低い位置からボールにアタックしてくるのが共通点で、ヘッドが低く引けない選手はパターに不安感があると思います。
数年前に見たゴルフチャンネルのレッスンで、ゲーリー・プレーヤーがこの点いついて言及し、その矯正ドリルを紹介していました。
ツアーにデビューしたてのプレーヤーは、グリーン上でのプレーにムラがあり、安定した成績を残せなかったとのこと。そこで、パターの上手い先輩プロのストロークを観察すると、ヘッドを低く真っ直ぐに動かしていることに気がついたそうです。
そこで、プレーヤー自身も、そういうパッティングストロークを身につけるべく、ボールの前後にシャフトを置き、ヘッドを低く動かすストロークの練習に励んだとのこと。たしか、ゴルフボールかティペグ上にシャフトを横たえて、リンボーのようなゲートを作っていたと思います。
アメリカのショートゲーム研究家でツアー選手のコーチも務めるデーブ・ペルツは、「パーフィー」というパッティングロボット(?)を使っての解析やデモが得意です。この「パーフィー」という名前も、パーフェクトが語源です。
しかし、先のゲーリー・プレーヤーがマスターしたストロークや、一時マスターズの高速グリーンで上位連対率が高かったクロウグリップによるストロークは、「パーフィー」が示す完全な振り子型ストロークとは違って、直線的な動きが多く含まれています。
なので、現実としては、「全体的な振り子の仕組みの中に、どれだけ直線運動的な要素を含むことができるか?」が、人間にとっての本当にパーフェクトなパッティングストロークとなるでしょう。
コレは「AIと人間でどっちが優れているか?」的な議論になりますよね。もちろん、完ぺきなパッティングには、メンタルやグリーンの読みなど、ストローク以外の技術も必要ですし。
その振り子型ストロークの対極で、もうかなり前から私が提唱しているのが、ビリヤード型ストローク。パターのバランスポイントを直線的に動かすという考え方です。
殆どゴルファーは、パターが「長い棒の先に重いアタマが付いている」と認識していて、その道具の特性であるうねりを使ってボールを打ちます。
そして、コレがコントロールできているゴルファーとそうでないとゴルファーに分かれます。
しかし、残念ながら、圧倒的に振り子型のうねりがコントロールできていないゴルファーが多く、その改善への努力をするも、なかなか効果が見られないのが実情だと思います。
ツアープロが好むパターの重量は概ね500グラム以上で、平均的には550グラム前後とのデータもありますから、サービスサイズのペットボトルくらいの重さになります。
このチョット大きめのペットボトルを手にしてパッティングストロークをおこなった際に、距離感やタッチのイメージが出るでしょうか?
パターと同じ重量ながら、形状が違います。ペットボトルは塊感があるでしょうし、パターだと棒切れ感が強く「こづく」「つっつく」という様な使い方になりがちです。
この塊感をベースにしての、直線運動を感じるのが、今回購入したレンガによるストロークです。
まあ、厳密にいえば、肩を支点として腕が振り子の動きをしているのは間違いないですが、その中で、手元感覚としては、ビリヤードのキューで突くように、カップに対して直線運動でコンタクトしています。
その、レンガによる直線的なストロークから、バランスポイントを片手でグリップしてのストロークに繋げて、最後はノーマルのパッティングストロークへと発展させていく動画を作りましたが、その過程で、新しいストロークが誕生しました!
バランスポイントを右手で持ってのストロークは、膝をついておこないますが、その際に左手をグリップに添えてみました。
最初は、ノーマルのパッティングストロークのように握ってみたのですが、直ぐに身体が反応して、左手もクロウグリップのように親指と人差し指の間の水掻き部分に添えてみました。
そしたら、グリップエンドがバランスポイントとシンクロナイズして動くようになり、支点が消えてクラブ全体の重さを動かしている感覚が強くなり、今までにない塊感が出ました。
動画で見ても、クラブの動きは、ダブルクロウグリップが一番いいです。
やはり、ノーマルの打ち方は、支点が残ってしまう感があり、その難しさをあらためて感じました。
なので、逆説的に考えるなら、ノーマルストロークは、グリップエンドの支点感を、いかに消すことができるか?がポイントかもしれません。
とりあえず、今回のメインは、レンガでのストロークの塊感から、振り子ではない直線運動の感覚を理解してもらうのが狙いです。
その中から、ダブルクロウグリップが誕生しましたが、本当に実用化出来るのか?まだわかりません。
それこそ試合レベルで取り入れるには、かなり適正なクラブ長さや重さ重量が求められると思います。
先ずはラウンドの機会を作って、試してみたいと思います。
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