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  • 執筆者の写真nobuhiro nagai

黒船来航?共通重心とジャイアントスイングで世界はここまで進化していた!

いやいや、先の週末に衝撃的な事件?が起き、この長雨の様に心が晴れません。 先週、米国ペンシルバニア州のオークモントCCで全米アマチュアゴルフ選手権が開催され、そこにハワイ州の地区予選を勝ち抜いた岡田圭太さんが参加されまし。 岡田圭太さんは、私が高校時代からお世話になっている武蔵野市のグリーンパークGC岡田光史社長の御子息で、現在ハワイのカレッジゴルフチームに在籍しています。 岡田社長も、現地に帯同しており、練習日からラインを通じて現地の写真などを送ってくださいました。 ゴルフネットワークでも中継があったみたいですが、私は日々のバタバタに追われて、テレビ観戦はできていませんでした。 試合前に岡田社長から頂いた情報によると、とにかくフィアウェイがグリーンの様な仕上がりで、とても硬いとのこと。


同じくグリーンの硬さも今まで経験したことがないレベルらしく、予選ラウンド初日は、1時間毎にグリーンに散水しながらの競技運営となったそうです。 その昔、大阪府にある茨木国際CCの打ち上げのフィニッシングホールで、冬枯れの高麗グリーンが乾燥でツルツルになってボールが止まらず、水を撒きながら月例競技をおこなったという笑い話しは聞いたことがあります。


いやいや全米アマでそんなことが起こるとは、ちょっと信じられません。 初日の参加者全員の平均スコアは77.1ストロークとのこと。それでも7アンダーの63を筆頭に、6アンダーや5アンダーの選手が多々います。 2日間を終えて64名の選手がマッチプレーラウンドへと進出しますが、36ホールを3オーバーのスコアが64位タイとなって、そこに12名が並びました。


その中から、ひとりが勝ち抜くプレーオフがあったみたいですが、やはりレベルは高いです。 期待された岡田圭太さんは、残念ながら予選ラウンドで敗退となりましたが、とても素晴らしい経験をされたと思いますので、今後の活躍に期待したいです。 岡田親子は、そのままコースに残って、週末の決勝ラウンドを観戦し、トップ選手のプレーを見学していたそうですが、その上位進出選手のスイング動画を、岡田社長が送って下さいました。 それを見た私は、カナヅチで頭を殴られてたかの様な衝撃がありました。 これは寛永6年(1853年)にアメリカ合衆国のマシュー・ペリー代将が、艦船4隻で浦賀沖に来航したのを見たサムライと同じ気持ちだと思います。 これが金曜日の夕方のことで、送られてきたのは Western Amateur のチャンピオンで Stanford university の M .Thorbjornsen 選手のスイングでした。 さっそく、その日の夜のクラブハウスで取り上げましたが、ちょっと放心状態に近い感覚がありましたね、この日の夜は。 いやいや、完全に共通重心を使ってのジャイアントスイング型です。


共通重心の左の前に位置して、後方に回り込みながらクラブを引っ張り続けるので、インパクトゾーンでトゥダウン方向にクラブが動かず、フェースローテーションが少ないのが特徴。 この仕組みの具現者が、コリン・モリカワ選手や稲見萌寧選手だと思っていたら、そのまだ先に進んでいましたね、全米アマで活躍するような大学生ゴルファーは。 そんな衝撃を胸に、土曜日は中央林間にある石田さん主宰のエニーストロークゴルフスタジオでのレッスンでした。 ジャイアントスイング型のクラブの動きがハッキリと見えるので、iPhone の動画編集機能を使って、ちょっと新しい切り口にトライしてみました。



スタジオでは空き時間を使って、その新しい切り口で少しボールを打ってみましたが、なるほど、これなら曲がるはずです。


自分のダメなところがよく理解できました。 そして、ギアーズをPCで動かして。世界のトップ選手のアバターを使って、その新しい切り口でのスイングチェックをおこないましたが、やはりこれも驚くべき結果が得られたと思います。 そして土曜日の夜遅くに岡田社長から送られてきたのは、その M. Thorbjornsen を2回戦で破り準決勝まで勝ち進んだ、本年度のフィル・ミケルソンアワード受賞(全米学生新人賞) N .Gabrelcik 選手のスイング。

コチラは、もう完全に別世界ですね。


長い歴史の中で培われた、ゴルフの技術的なあり方を根底から覆すような破壊力がありましたね。 もう、こうなると、完全に打ちのめされた感じです。敗北感漂う週末となりました。 ゴルフYouTubeあたりで、なんだかんだと技術を語ることが、無意味に思えてきました。 世界のトップは、今、我々が目にしやすいところ(コリン・モリカワや稲見萌寧)以上に、先を行っているというのが分かりました。 多分、彼らは、理論的なコーチングを受けて、今のスイングにたどり着いたわけではないと思います。


現代的なクラブを手にして日々ボールを打つ中で、勝手に身についたスイングということでしょう。 やはり、クラブがスイングを創るのは間違いないですが、ここまで先に進んでいるとは、ホント、衝撃的というか敗北感というか…。 そんな打ちひしがれた感じのまま、土曜日は神奈川から名古屋に移動。


日曜日から半田市のゴルフショップ「スズキゴルフ」さん主催のレッスン会を行ってきました。 日曜日の朝にホテル近くでレンタカーを借りて半田市に向かい、スズキゴルフと同系列のゴルフ練習場である知多グリーン倶楽部とインターゴルフクラブを使っての個人レッスンです。 まず、日曜日は知多グリーンクラブでの終日レッスンで、翌、月曜日はAMがインターゴルフクラブで、PMは再び知多グリーン倶楽部でのレッスンという日程でした。 イベントの告知準備期間が短く、お盆休みの最終日となった日曜日と、その休み明けの月曜日ということで、集客には苦労しました。


でも、スズキゴルフとふたつの練習場のスタッフさんのおかげで、初日はほぼ満枠。翌日は昨日のレッスンのクチコミでの飛び込みがいくつか入って、7割方うまりました。 2日目のレッスンを終えて帰ろうとしたら、初日にレッスンを受けてくれたスズキゴルフ店長の榊原さんから連絡があって、 「今日、芦原ゴルフクラブで開催された中部アマ研修会で優勝しました!自分でもビックリするくらいにショットが安定して、3バーディー2ボギーの71で回れました。」 いやいや、私も芦原GCには大変お世話になっていますが、海コースをバックから71とは素晴らしいゴルフだと思います。 2日間を通じ全ての受講者に対して、概ね自分がイメージしたとおりのコーチングができたとは思いますが、この榊原店長のナイスプレーには脱帽ですね。 次回のスズキゴルフでのレッスン会は、まだ企画されていませんが、継続的に開催していく予定です。


榊原店長の好結果が、今後に向けての起爆剤となるといいですね。 そして、今日は名古屋から東京に戻って、門前仲町のスタジオで GOLF net TV 「痛快!逆転ゴルフ」の撮影でした。 今日は4回分の収録を、11時半から6時間かけておこないました。回を重ねる毎に、なかなか深いところへと入ってきた感があります。 まあ、この週末の黒船来航的な話しとは違いますが、番組を見ていただくと、きっと皆さまのゴルフの向上に役立つとオススメできる内容に仕上がっている感があります。 コチラの配信も、どうぞお楽しみに!

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