5時回りの円のメリットと言うか、何よりの特徴であるテンション。それが飛びに繋がるとしたのが前回の記事でした。
もちろん5時回りの円にもデメリットはあります。デメリットと言うか、7時回りの円に慣れ親しんだゴルファーにとっての違和感。今までの自分には無い動です。
それはテークバックの上げ方です。
どうしてもテークバックの始動を7時方向からスタートする事を、今迄ずっとやって来たゴルファーにとっては、真逆の動きになる訳だし、どう考えても5時回り方向からスタートするゴルファーは見当りません。
これを解決するのが
左に見る
になるのですが、と言ってもイマイチ理解出来ないでしょう。
まあ、時系列的にはこの4月くらいからの日々の積み重ねをベースにしているので、語ればキリが無い反面、このブログで100%伝わらないのは当たり前だと思います。
まあ、そんな事を踏まえつつも、サムネイル的にゴルフスイングの全体像を掴んで頂ければと言うのがこのブログの本意なんで、そんな感じの情報をアップしたいと思います。
私の思考回路的には、とりあえず理解出来たゴルフスイングの本質的として、テークバックの頂点が、左右のピボットの踏み替えのタイミングを教えてくれると言う事。
今まで、自分自身も7時回り円でスイングしていたので、テークバックの頂点はブラックホールの中に吸い込まれていて、ダウンスイングへの切り返しのタイミングを頂点から得る事は出来ていませんでした。
それが手拭いをグルグルする様になってからクラブが動く方向の違いを理解して、7時回りの円から5時回りの円へとアップデートしていく過程で頂点の働きを知った訳ですが、それによりあらためて見直す事が出来たのが、左右の体幹の入れ替えによるピボット。
スポーツ動作でのピボット、最近良く目にするのがテニスのサーブを受ける側の選手が、ラケットを身体の正面に構えて体幹を揺らしながら、左右する足へと小刻み重心を移し替えて、どの方向にでも機敏に動き出せる様に準備する様。
ゴルフで体重移動というと、相撲の四股踏みの様にイメージしてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、ピボットは身体の中での重心移動で、スイングリズムを出す事やエネルギー動作などの働きがあります。
最近では、同じ様なニュアンスで圧力という表現画使われます。この圧力に下向きと上向きと言う概念を与えるとバネ動作になり、地面半力と結び付けられます。
この仕組みは、ちょうどシーズン真っ只中のフィギュアスケートのジャンプで、私は説明します。
滑りながら氷面にぐっと気張って下向きの圧力をかけ、それをバネとして上向きに開放しながら最近では4回転するジャンプが全盛です。圧力と解放。この掛け合いがゴルフスイングにも必要で、もちろん4回転は不要。フィニッシュに向けて左向け左の半回転か、4分の3回転程度で十分です。
まあ、チェ・ホソン選手の様に回転?が多いタイプも居ますが、特にゴルフの場合は加点されません。
そのピボットと圧力の関係から、クラブポジションを整理する事が出来たのが、このフラミンゴドリルです。
このドリルから学ぶ大切な仕組みは、
圧力の反対側にクラブがある
という事です。
右に圧力がある時、クラブは左。
左に圧力がある時、クラブは右。
これが結果としては
5時回りの円のスイングのキーワードである、
左に見て始まり
右で終わる(打つ)
に繋がります。
7時回りの円では、
右に圧力がある時、クラブが右。
左に圧力がある時、クラブが左。
となる場合が多いでしょう。
また、いわゆる一本足打法ドリルも、この原則から見たら、逆になっているケースが殆どだと思います。
今回は頂点から何を得たか?と言うお話しでした。
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