• nobuhiro nagai

現在的な大型ヘッド対応の高出力スイングは、シニアゴルファーには無理なのか?いや、そんなことはない!

今日は10月度の神戸ポートアイランドゴルフ倶楽部(PIGC)、レッスン日でした。今回は車で来ているので、奈良より神戸までマイカーで行きましたが、まだまだ大阪市内の高速道路のつながりが覚えられず、車のナビとGoogleマップのダブルで、目的地をセット。


時間的にはGoogleの方が正確な感じがしますが、マイカーのナビはかなり狭い抜け道みたいなのを拾ってくるので、奈良市内など歴史ある街並みでは、かなり驚くようなルートへ導かれ、自ら断念するケースもあります。


慣れない土地でのドライブは新鮮で、異国情緒を感じますが、運転には十分気をつけたいと思います。


さて、PIGCのレッスン、シニアの常連さんが多いのですが、皆さん、順調にインプルーブされています。夏の猛暑からの残暑もあって、ラウンド頻度はそれぞれですが、ゴルフスイングの仕組みとパフォーマンスという意味では、確実にレベルアップされています。


今日はその中でも、Sさんが素晴らしかったですね。私は生徒さんと、個人的な内容のコミニケーションは取らない方ですが、まだ現役で福島への単身赴任でお仕事をされていると伺っているので、ご年齢は60歳代と思われます。

Sさんは、研究者とかドクターのような雰囲気の方で、スポーツマンタイプではないです。ゴルフもいわゆる90台くらいが目標のアベレージゴルファーで、ラウンドの頻度もそれ程ではありません。


それでも、週末に福島から神戸の自宅に戻られてのお時間を、毎月PIGCレッスン会に割いていただき、ご利用頂いてからもう1年半くらいは経つのでしょうか。今、PIGCレッスン会では、一番利用率の高い生徒さんだと思います。


そのせいもあってか、ここ数ヶ月は、かなりショット力がよくなり、コースでもいい当たりが出ているとのこと。それでも、パターやアプローチのミスが出てしまい、スコアには繋がっていないと伺っています。


そんなこともあり、PIGCの生徒さんを対象にしたラウンドレッスン会をおこない、そのあたりを是非フォローしたいところですが、なかなか日程と内容が整わず、まだ実現できていないのが残念です。今後、前向きに計画を立てたいと思います。


Sさん、特に身体の故障や痛み、ご病気などはない様子で、レッスンをしているうちに、だんだんと身体がよく動いてきています。そうなると、このところ私も手加減なしというか、「いけるところまでいってみよう!」と思い、かなり強目の負荷をかけていますが、ちゃんとソレに反応してくださるのは驚きです。


もちろん、「無理矢理身体を動かせ!」というのではなく、約1年半の積み重ねの延長線上での導きです。そして、身体とクラブの効率的な動かし方と仕組みを理解して頂くのが何より大切だと思います。


わりと、上級者や運動神経の良い方や、スポーツ経験のある方に見られるのが、自分の中にある感覚が基準になっているので、私が説く仕組みの話などを、「それって、こういうことですか?」と、すぐに自分の言葉や感覚にすり替えようとします。


この辺りのやり取りは、私の師である古武術振武舘黒田道場宗家の黒田鉄山先生が解かれている「型の形骸化」と同じです。黒田道場では型稽古に主眼を置き、その型に織り込まれた術理的な身体や剣の操作法を引き出して理解し、身体に擦り込んでいくことで「気剣体一致の武術的身体を創る」ことを目指しています。


その型を、自分なりに解釈してしまうのが「駄目な稽古」で、まだおぼつかないながらも型を理解しようと取り組むのが「下手な稽古」となります。


この古武術の型は、ゴルフでいえばドリル。私は、黒田先生の影響もあり、早い頃からドリルを使ってのレッスンを好み、自分でもオリジナルのドリルを多々開発してきました。


一方で、「ドリルは実際のスイングと違うのであまりレッスンに取り入れるのは好きではない」というコーチや、「永井さんは器用ですね」と全く伝えたいことを理解しないプロ志願者も居ました。


これは「黒田先生と井上尚弥でどっちが強いのか?」みたいな、価値観によるものだと思います。


話しがシャンクしてOBしましたが、ドロップして打ち直すと、このSさんは、まさに「駄目」ではなく「下手」になれたのが「上手」に進化できたポイントだと感じます。コレは、コーチ冥利に尽きますね。大変、嬉しいです。

昨今はゴルフクラブの進化に伴い、ゴルフスイングの仕組みが様変わりしています。その中で、「GGスイング」などいくつかの流派が目立っていますが、それに対して「シニアゴルファーにはできない」「かなり身体への負担が大きい」などの意見もあるようですが、今回のSさんは、大型ヘッドが導いた新しい世界へと見事にアップデートすることができました。


やはりそこには、ドリルだけでなく、オリジナル練習器具「三種の神器」の影響は大きかったと思います。「三種の神器」特徴は、何よりその情報量です。古武術の型は、その昔のサムライが残した情報がたくさん詰まったタイムカプセルみたいなもので、ゴルフのドリルも情報の塊です。


しかし、ドリルよりも、圧倒的な情報量が「三種の神器」にはあります。Sさんは毎月レッスンを受講されるので、もう3ヶ月くらい「三種の神器」を使ってのレッスンをおこなっていますから、その情報をうまく取り入れることができたのも、大きな効果があったと感じています。


Sさんのように「下手な稽古」を重ねながら、しっかりとしたプロセスを踏めば、このように下手からのインプルーブが可能になります。


ゴルフYouTubeを見て「なるほど!」と言いながら、自分の感覚や言葉に置き換えてしまえが、それが「理論の形骸化」となり、「駄目な稽古」をひたすら続けている自分に気がつかないまま、時は過ぎていくことでしょう。


私の課題は、「三種の神器」の莫大な情報量を、どうやったら情報料に変えることが出来るかです。実は、コレが一番苦手なので、困っています。








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