お盆休みの最終日が日曜日と重なりました。コロナ禍で帰省や旅行は自粛ムードですが、いわゆる高速道路のUターン渋滞はなかった模様で、先ほど関越自動車を使って、熊谷市のカゴハラGCから帰宅しました。 東松山ICから関越自動車に乗りましたが、高坂サービスエリアでのトロトロ程度で普段の日曜日の混雑でした。 まあ、この猛暑も足かせにはなっているか?と思います。今年から熱中症警戒アラートなるモノが発令され、原則屋外での運動は禁止ですから、ゴルフもやるなということでしょう。 今日は猛暑で全国的に有名な熊谷市のカゴハラGCでのサンデーレッスン会。やはりお盆の最終日とも重なったので、生徒さんは少なかったですが、午後のクラスの時間は暑さのピークと被るので、そもそも練習場に来ているお客さんが数人程度ですから、ゴルフモチベーション的な稼働率から見たら素晴らしい数値です。
レッスンの方は、暑さしのぎもあるので、先ず「三種の神器」を使って、バランスポイントを基準にするということをレクチャー。先日のブログに挙げた「振り子型」との対比を交えながら、これからやる内容の説明をおこないました。 そして、パターを使ってのシザーズドリルで、バランスポイントを基準にしてクラブを動かすということの体感と理解から入りました。このパターを使ってのシザーズドリルは、基本ショートパット的な動きなので、練習場の打席でも十分できます。 やはり、見ていると、芯に当たりますよね。始動でヘッドを動かすのではなく、バランスポイントに働きかけるので、ヘッドの動きをロストせずにコントロールできています。 実は、この感覚は、レッスンの空き時間に、カゴハラGC内のゴルフパートナーにあったスパイダーのレッド(赤蜘蛛)と打ち比べをすることでハッキリと理解でき、先日購入した「スパイダーX」とペアリングが深まりました。 パターのシザーズドリルでは、始動からテークバックを左サイド、そして切り替えしてのダウンスイングからインパクトしてフォロースルーまでを右サイドで、バランスポイントに対して働きかけますが、この左から右へのバトンタッチを、ヘッドの幅の中でおこなわねばならないのです。 最初、赤蜘蛛を振ると、何となくこっちの方が心地よく感じました。なんでだろう?と自分の「スパイダーX」と比べると、フェース面と反対側の後方のデザインが、若干違います。赤蜘蛛は二つジェットエンジンの様なデザインが施され、その中にタングステンウェイトが入っています。 これに対して、「スパイダーX」は、そのジェットエンジンの様なデザインがなく、黒のプレートがネジで装着されています。見ると、カチャカチャのレンチがハマりそうなので、やってみたら、簡単にそのプレーとを外すことができました。
手にしても、特に重さを感じないので、プラスチックか?と思います。赤蜘蛛にはタングステンと思われるウェイトがふたつ装着されていることを考えると、だいぶ重心特性が違うと理解できます。 なので、単純に考えると赤蜘蛛よりは重心が浅いと思われるので、そその左サイドと右サイドのバトンタッチをヘッドの幅の中でおこなう感覚というのは、その見た目よりも浅いという重心特性に対しての反応ですね。 こうして、プレートを外して構造的な部分からも検証できたので、「スパイダーX」とのペアリング作業は、深まったと思います。「スパイダーX」は、見た目よりもシャープな性格だというのが理解できました。 今週は2度ラウンドの予定があるので、「スパイダーX」とうまくペアリングして、その実力を発揮することができるか?楽しみです。 レッスンの話しから、クラブネタに脱線していきましたが、もうひとつあります。 同じくゴルフパートナーに陳列されているクラブを眺めていると、フェアウェイウッドのコーナーに、テーラーメイドの初代「ロケットボールズ」がありました。 これは、週刊ゴルフダイジェストの8/1号8、8/25号と二週にわたり掲載された、「2008年~2020年クラブ識者が選ぶWGCギア殿堂」の中で、フェアウェイウッド部門の1位を獲得しているクラブです。
私は11名の選者に選ばれていて、エクセルでそれぞれのカテゴリーでのベスト5を挙げて編集部に送信しました。その時に添えたコメントは、かなり誌面で採用して頂いております。 フェアウェイウッド部門の評価を見ると、私は初代「ロケットボールズ」を2位としていてます。
「飛距離のポテンシャルが印象的。それでいてドライバーと違った形状でFWらしさを訴求したのも、ゴルファーが好結果を得るのに繋がった。」とのコメントを添えています。 今回、この「ドライバーと違ったFWらしい形状」というのが、陳列されていた「ロケットボールズ」を見てアタマの中にピンときました。 現在、フェアウェイウッドは3W、5W、7Wと3本入っています。このコブラの7Wが好調につき、これにFPをあわせる目的で購入したのがSIMのチタンFWの5番。このクラブは、かなり活躍しています。 今は、ご存知のようにベン・ホーガン「パーソナル」のアイアンを2番からイコライザー(PW)まで入れてのセッティングを楽しんでいるので3Wを抜いていますが、ちょっと3WはFPが下の2本と合っていないような気もしていました。 そこで、この初代「ロケットボールズ」なら、FPの感じが整うと思いました。何本か並んでいたので、使えそうなシャフトがあるか?と見てみたら、USモデルのSがありました。値段は5000円です。 試打させて貰ったら、飛距離性能やボールの上がりやすさなど、全く問題なく、USモデルのシャフトもそのままイケそうなので、とりあえず購入しました。 やはりアドレスした感じが、他の2本と同じ印象でしっくりきますね。サイズ感も3Wから7W へ見事にフローしていて、かなり素晴らしいラインナップが仕上がったと思います。
まあ、「パーソナル」を楽しんでいる間は、意外と2番や3番のロングアイアインが好調でいい働きを見せるので、逆に7Wを抜いて、フェアウェイウッドは3Wと5Wにした方がいいか?と感じます。 ドライバーとフェアウェイウッド2本にパターが、テーラーメイドになりました。自分でも信じられない気がしますが、現代的な技術とクラブの関係が導くセッティングということなのでしょう。 レッスンの内容について話しを戻すと、やはり「三種の神器」は効果的です。それに最近は大きいヘッドの練習クラブもあわせて活用しているのでカルテットです。それぞれいい仕事をしてくれて、暑さにもめげずゴルファーが効率のいいスイングを身に付けるための伴奏曲を奏でてくれました。 本来、アイアンを「パーソナル」でなく、フォーティーン「TC-888フォージド」に戻すと、ウッドが4本セットになるので、コチラもカルテット。 灼熱の地熊谷で、ゴルフ夢物語に相応しい狂想曲を奏でるカルテットが仕上がったという、たしかな手応えを感じる1日となりました。実は、今日は打席に風が吹き込んで、倒れる程の暑さではなかったです。 とりあえず、今日の動画には、「三種の神器」ひとつである浮き輪チューブを使った、ドライバーとアイアンの違いをアップしています。
デシャンボーも、コレをしっかりと使い分けていますね。シャフトのしなりの使い方と身体のポジション関係を理解すると、ひとつのカベが破れるのでは?と思います。
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