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  • 執筆者の写真nobuhiro nagai

渋野さんの敗戦を見て、薩摩示現流からその魂を学ぶ。

今日はゴルフで朝5時には家を出なければにつき、昨夜はテレビの前に長い座布団を敷き毛布を被って、仮眠体勢での全米女子オープン最終ラウンド観戦となりました。 結果はご存知のとおりで、既にネットニュースでは渋野さんの敗因についての検証記事がアップされています。 その中にあった防寒対策の不備も含めてですが、私の感想としては、昨夜の渋野さんは、試合にうまく入ることができなかったんだと思います。 私が見る限り、朝イチのスイングが悪すぎました。中途半端というか、思い切りが無いというか…。 過日のブログで、猿手を生かして腕をロックして体幹で振り抜く、渋野さんのスイングは、「一撃必殺」の薩摩示現流のようだと評しました。 あの新選組の近藤勇が隊士に、 「薩摩の初太刀は避けよ」 と訓告していたとのことで、薩摩示現流の哲学は 「一の太刀を疑わず、二の太刀要らず」 とあり、初太刀から勝負の全てを掛けて斬りつける、まさに侍が命を懸ける太刀です。 残念ながら、昨夜の渋野さんの1番ホールのドライバーショットには、この示現流の侍のような魂が宿っていなかったと思います。 2番ホールでのリカバリーショットを浮かせてしまい、木にあてたのもまさに同じミスです。 となると、渋野さんには有利に働くと思われていた順延が、また勝負へのテンションを下げてしまったか?と感じてしまいます。 3日目のラウンド後に、夜までボールを打ち込んだと報じられていましたが、その危機感のまま翌朝スタートした方がよかったかもしれません。 ゴルフウェアを含む寒さ対策については、私は何ともいえませんが、メンタルも併せての試合への入り方という部分については、今後の課題があるというのは間違いないでしょう。 現在、チーム渋野は、技術コーチとフィジカルコーチの存在がよく知られていますが、今回の経験から学ぶのであれば、彼女のツアープロとしての闘争心や勝利へのハングリーさをコントロールするメンタルコーチに、気候対策や食事に交通の件など試合に集中できる環境を作るコーディネーター兼マネージャーが必要なのでは?と感じました。 薩摩示現流に関しての技術的見解は、ゴルフ的にいうところのノーコック打法です。 刃筋が遅れない方向に手首を固めて、高く振り上げた剣の位置エネルギーを使いながら、広背筋で腕全体を引き下ろし、両腕の重さも加えながら強力な打撃エネルギーで太刀を叩き込みます。 その稽古の厳しさも有名で、発剣の際の掛け声も独特です。シーズンオフのトレーニングに、渋野さんが薩摩示現流に入門するのは、最善かもしれませんね。 まあ、正直なところ、またもや渋野さんには振り回された感がありますが、ゴルフが高いレベルに達しているのは間違いないので、今後に期待したいと思います。 さて、私は5時に家を出て、千葉県の総武カントリークラブ北コースに向かいました。 午後から柏市で打ち合わせがあったので、その前に、朝の散歩がてらⅯさんとラウンドです。 8:15のスタート予約を繰り上げて8時前に出ましたが、朝は寒かったですね。 途中、車の外気計は零度を示し、警告ランプが灯っていましたから、コースには霜が降りていて一面まっ白な中、ふたりでスタートしました。 グリーンも日陰部分は凍っている模様で、カップ付近にはシートがかけられていましたが、陽が昇ってくるにつれて直ぐに霜も消えて、なかなかのコースコンディションでした。 関西でノマドハウス用セカンドセット、ベン・ホーガン「パーソナル」のアイアンをずっと使っていたので、メインセットのフォーティーン「TC-888フォージド」は、ソールがよく当たって「パーン!」と抜けて、心地いいですね。



ショート番手は、そのソールが当たるせいでインパクトロフトがキープされて、フェースにボールが乗っている時間が長く感じ、弾道の安定性が高いように感じます。 「パーソナル」はエッジがシャープで、ソールもフラットかつスクープ気味につき、インパクトでヘッドが芝に入っていくので、入射角のキツいショート番手だと、ややいわゆる「ポッコン球」になる感じがあります。 そして、今日は、その「パーソナル」のセットにあわせるべく、先日実家から持ってきてもらったベン・ホーガン「スペシャル サンドアイアン・ベリリウムカッパー」を使いましたが、やっぱりこの形状は私の打ち方とは相性がいいですね。 実は、この「スペシャルSI・ベリリウムカッパー」を竹林さん監修の下、現ジューシー松吉代表がフォーティーン在籍時にスキャンしてオリジナルヘッドに仕立ててくれたのですが、コレが我が夫婦の結婚式の引き出物です。



実は、今日、12月15日が結婚記念日です。 特に意図しわけではないのですが、その原型となったウエッジでのプレーは、かなりいい手応えがありました。 ウエッジだけでなく、永井流派ナンバー1の実力者Ⅿさんとのラウンドはとても楽しく、コチラも引き出される部分があって、久しぶりに今日は満足のいくボールストライキングができました。



先月末の那須合宿からの試行錯誤が、半月を経て、やっと今日絞り込めたように感じます。 ベースはYouTubeチャンネルでも取り上げた「5Dチャレンジ」のモックに、「ヘッドを隠す」「スイングの半径を短くする」「カットを切ってのインパクト(アイスホッケー)」「古武術的な右腕の上げ下げ」などがキーワードとして絡んできます。 そして6つ目の練習器具としての木剣。まさにドバドバですが、やっと少し整理できた気がします。 これらを、このブログをはじめ、YouTubeチャンネルやnoteなどでも紹介していきたいと思いますが、私もコーディネーターとマネージャーが欲しいです!

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