ゴールデンウイークは明けましたが、ご存知のように緊急事態宣言は5月31日まで延長となりました。想定内ともいえますが、やはりなかなか現実的には厳しい状況です。 いち早く、緊急事態宣言が解除され、普段どおりの生活に向けての再スタートが切れるよう、引き続き可能な限りのステイホームを前向きに続けていきたいと思います。 緊急事態宣言の延長を受け、今日はレッスンでお世話になっている施設とやり取りして、月末までの状況確認をおこない、それを踏まえて既に来週のレッスンのご予約を頂いているお客様へ休講のご連絡を入れました。 全体的な状況は 、明日にもまとめられると思いますので、またブログでもご報告させて頂ければと思います。 とはいえネガティブな方向だけでなく、この状況にあわせての活動も計画しています。特に今日の午後からおこなわれたZoomミーティングでは新しい企画が議論され、久しぶりにワクワクしました。この週末からは忙しくなりそうです。 さて、ステイホームは続きます。今日は素晴らしい晴天で気温も上がりましたが、北風が強かったですね。もし、この風が昨日吹いていたら、コシガヤGCでのラウンドは大変なことになっていたなと、朝起きて先ず思いました。 ということで、昨日の反省も踏まえての朝練ですが、ラウンドの終盤に左肩の違和感が出たので無理をせず、今日は右サイドの入れ替え動作についての練習をおこないました。 昨日は、やっとラウンド終盤にきて、この右サイドの入れ替えをやる余裕ができてきたのですが、それが消化不良のまま終わってしまった感があります。 コースで撮影したスイング動画を見ても、テークバックの頂点から切り返して右の背中にクラブを預けるところは、まだまだ甘いです。特に5番と7番のフェアウェイウッドは、クラブ重量が軽いせいか、切り返しのタイミングが早くなって、腕が前に下りてきてしまうのを感じることがありました。 このミスは左肩のコンディションが一番悪化して、ドライバーが180ヤードしか飛ばなかった頃にはなかったので、回復のいい兆しとなるのでしょうか?とすれば、この2本は適正重量へのリシャフトが必要となりますね。 この部分のポイントとしては、切り替えす際に、身体が動く方向とクラブが下りる方向の矢印を、逆方向へと掛け合わせることができるかどうか?です。 これが3Dチャレンジからの発展ですね。3Dチャレンジは、ヘッドのグリップエンドの引っ張り合いによる掛け合いですから、今度はその感覚をクラブと身体に落とし込む必要があります。その時に必要なのが、腕を右背中側に下ろす際に、右背中側を絞ること。右肩甲骨を下げなあら右仙腸関節を引き上げて背筋を縮める動作ですね。右背中をスクイーズするとでもいいましょうか? 動画では黄色い1㎏の柔らかいウエイトボールを右手で持って、身体を動かしていますが、振り上げた右腕を下すタイミングにあわせて、このスクイーズ動作をしながら胸骨と骨盤はターゲット(左)方向へ向けていきます。いわゆる左への回転動作の入り口です。 そして、それに対して黄色いボールを右ヒップポケットに向けて下していく動作を掛け合わせています。これが身体の動く方向の矢印と、右腕が下りる方向の矢印の掛け合いとなるわけです。 先ずは、この黄色いボールを右腕で振り上げて頂点を作り、そこからの掛け合いを基礎動作としてスタートしています。 こういう基礎動作への理解が、ゴルフスイングの改善やパフォーマンスの向上はとても重要な役割を果たします。基礎動作をしっかり理解して、その仕組みの意図する機能を感じながら身体を動かすことができれば、必ず結果は出るでしょう。 まさにこういう練習こそ、私はステイホームには最適だと思います。 このような基礎動作を、残念ながら全く実際のスイングに繋げられないとう方がいらっしゃいます。そういう方は「器用ですね」「私は運動神経がない」といいますが、器用なのではなくて、理解出来ていないだけです。 やはり、クラブを手にしてボールを打ち、その結果だけを信じ求めるという考え方から逃れられないんだと思います。こういう目で見えるモノしか信じないタイプは、プロや上級者にもけっこういます。ドリルをやりたがらないツアー選手もかなりいますし、ティーチング側にもその考え方の違いはハッキリ現れますね。 私の場合は、こういう考え方や練習方法を古武術から学びました。古武術から学ぶとかいうと、ゴルフ雑誌の編集者から「髷のカツラを被ってお侍さんの格好をして刀でボールを切ってくれと」いわれ、それをカメラマンに撮影してもらうような状況がイメージされますが、そうではありません。 理論体系の構築であるとか、指導ノウハウや練習方法に対して、多大な影響があったということです。 話しを今朝の練習に戻すと、1㎏のウエイトボールを使っての基礎動作の擦り込みから入り、短くて重いクラブに持ち替えてスイングしてみましたが、あきらかに感じが変わりました。 何処が違うんだろう?と思い、ゆっくりクラブを振りながらシステムをスキャンしてみると、アップデートされた部分が見えました。 それは、クラブヘッドを下げないということでした。もちろん、アドレスではグリップエンドが上で、ヘッドを地に着けてボールに対して構えますから、ヘッドを下げています。 しかし、ハーフウェイバックからグリップエンドとヘッドは反転して、ヘッドが上でグリップエンドが下の関係になりテークバックの頂点を向かえます。 そこからさらに展開してトップ位置へと収まり、そこから切り替えしてダウンスイングへと入り、最終的にはヘッドがまた下がってボールに対してインパクトします。 この時の切り替えしてからハーフウェイダウンまでが、背中側にクラブがいるゾーンになるのはイメージできていました。これにヘッドが上でグリップエンドが下という意識が加わっていたのが、本日のアップデートでした。 動画では、その辺りを確認しながらクラブを振っていますので、このテキストとあわせて、チェックして頂ければと思います。 この調子だと、月末までに、かなり良くなりそうです。ステイホームで上手くなる、頑張っていきましょう!
nobuhiro nagai
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