• nobuhiro nagai

手の内でリマインド出来ていますか?


今朝のテレビ番組では、新型肺炎の日本国内での感染や武漢からの邦人引き上げの話題などが大きく取り上げられていますが、たしかに楽観出来る状況では無いと感じます。


私も東銀座や高田馬場と、わりと外国人率の高い街の駅を日常的に使っているので、それなりの注意が必要だと思います。 昨日、出勤途中の電車内で、突如鼻がムズムズしてくしゃみが2回出ましたが、人の多いところで咳やくしゃみをするのもちょっと気を使いますよね。 潜伏期間が長い事やウイルスに感染しても発症しないケースもあると言われているので、自分は大丈夫だと思ってもウイルスを撒き散らす役割を果たしてしまう可能性があり、いろいろな意味で注意が必要だと感じています。 さて、昨夜帰宅すると、先日二木ゴルフ大宮店で修理に出したクラブが宅配便で届いていました。それは高田馬場ゴルファーレに置いてあった貸しクラブで、キャロウェイのXフォージドの7番アイアンです。 この7番アイアンは、私がゴルファーレでボールを打っている動画を撮影する際に使っているクラブです。ゴルファーレでレッスンをする様になった時から、私が使わせて頂いている個室打席の試打クラブの中にありました。 このモデルは長らく石川遼プロも使っていたらしく、キャロウェイのアイアンの中でも人気モデルで、中古市場でもいまだに動きが活発だと聞きます。

たしかに打感も良くボールも捕まって、ソールの当たりもいい感じです。フェースの溝が多いのが特徴ですが、これはその後のモデルに引き継がれていないのを見ると、あまり効果は無かったのかもしれませんが、トータルバランスに優れたモデルだと感じます。 また、シャフトがメンフィス10?系のスチールシャフトだったのも、相性が良かったと思います。かなりお気に入りのクラブでした。 それが、先の秋ごろからネックのセルが浮き始めていて、ちょっと心配でしたが、やはり年が明けてついにシャフトが折れてしまいました。 これはインドアゴルフスタジオの現実ですが、初心者の方のオフセンターヒットが原因のクラブ破損はけっこう発生しています。特にゴルフスクールやレッスンではなく、シュミレーションゴルフの利用者は、ほぼゴルフ未経験者の方も含まれることがあるので、予想外の事故や器物破損などが起こる事があります。 チタンヘッドのドライバーの陥没など日常茶飯事で、打ったボールが普通では考えられない飛び方?をして、モニターや鏡などの備品に当たって壊れたりなど、けっこう事故が起きています。 ゴルフクラブメーカーは、ロボットによるオフセンターヒットを繰り返しての強度テストを行い安全管理を行っているので、フェース面に当たる範囲のミスショットなら、ほぼクラブが折れたりする事は無いと思われますが、やはり想定内に収まらないのが現実です。 今回、私がリペアしたクラブも、どこまでもつか?覚悟はしておかないとです。 完成したクラブのシャフトはモーダス3のツアー120のS。以前のメンフィス10系とはちょっと違うか?と思いますが、ストライクゾーンの広いシャフトだと思うので、貸しクラブには最適だと思います。 グリップはもともとゴルフプライドのマルチコンパウンドが入っていたので、その流れを受け継いでマルチコンパウンドのALIGN(アライン)という新しいグリップを装着しました。 このアラインは、いわゆるバックラインがグリップの機能としてデザインされたグリップで、グリップ背面にレイズドブリッジという他の部分のゴムより硬度をアップさせた素材を用いて、ハッキリとその存在を手で感じる事が出来ます。 このバックラインという呼び方は和製英語的で、アメリカではリマインダーと呼ばれていると思います。「自分のグリップをリマインドする」「フェースの面をリマインド出来る」という辺りが語源か?とイメージ出来ます。 その昔は革巻きのグリップだったので、竹ひごや細い針金をシャフトの上に置いてから革を巻くことで、リマインダーを作っていました。ベン・ホーガンがリマインダー付きのグリップを好んだと言われています。


昨年の秋に、ゴルフプライドさんの仕事で、いろいろなグリップを打ちましたが、やはりそれぞれが語りかけてくる情報に対してコチラ側も反応し、結果が変わっているのが興味深いです。 ゴルフ用品界 ゴルフプライド グリップ検証の動画


この動画の中で、私が一番好結果だったたのがMCCアライン。それがあったので、今回のキャロウェイのアイアンに入れてみました。


非力なゴルファーや女性初心者など、バックラインのあるグリップの方がしっかりクラブが握れてコントロール出来ると、グリップのフィッティングを大切にしているクラフトマンの方も多くいらっしゃいます。


私も動画の中で、ゴルフ用品界大矢記者とバックラインを感じれるか?のやり取りをやっています。


私が多くの事を学んだ古武術の世界では、「手の内の大事」と言う言葉があります。これは剣術で刀を手にした際に、左右の手の中や指を細かく使い分けて軸や支点を作り、小さなテコや力学的に効率のいい使い方をする術を伝えています。


釣りをこよなく愛された私の師であるゴルフクラブデザイナーの竹林隆光さんですが、一時期釣竿もご自身で製造されていました。


その自作の釣竿の試作品が上がった際のしなりをテストする様子を見る機会があったのですが、先端よりの細い部分を手に取り、クイクイっと右手のひらの中でしならせていました。


「あっ、これが手の内の使い方だな!」


と思ったのを覚えています。小指下と親指付け根の2点を使った小さなテコで、釣竿を動かしてしなりを見ていたのです。


「手の内を明かす」と言う言葉を、ネットで調べると「心の奥にある考えや計画を人に示す」とありましたが、古武術を学んだ私は、「手の内の使い方という剣術の極意を伝授する」が本来の意味だったと思っています。


ゴルフでもグリップは唯一ゴルフクラブに触れている部分となり、ゴルフクラブからの情報の入り口です。


皆さんも是非、自分にとってゴルフクラブとベストコミニケーションが取れるグリップを見つけ、手の内からゴルフスイングを感じれる様になれば光明が見えて来ると思います。


と言いながら、今使っているマイクラブのアイアン4本のグリップはかなり硬化気味。沖縄から戻ったら、何とかしたいですね。



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