昨年から参加資格が発生しておりましたが、今年が初挑戦となった日本シニアオープンの1次地区予選会、本日、無事に終了しました。 この、コロナ禍での予選会ということで、競技終了後は速やかな帰宅が促されており、結果はオンラインでの発表です。先ほど、結果を確認しましたが、私は79ストロークの48位タイ。
参加者はプロ58名、アマ48名の合計106名。2次予選会進出は22名で、75ストロークまでの17名と、スコアカードマッチング方式による76ストローク14名のうち5名が勝ち上がりました。 私は、普段通りのプレーができれば、だいたいカットラインあたりか?と予想していましたが4打届かず。後ほど書きますが、試合ならではの事件と2度の3パットが、ちょうどその4打となりました。 かなり悔しい気持ちもありますが、ちゃんと準備できてまずまず戦えた手応えもあり、でもやはり準備不足を痛感する部分も入り混じっての複雑な心境です。また明日から、来年のこの予選会に向けて、チャレンジしたいと思います。 昨年のこの予選会は、日々の仕事に忙殺されていて、全く準備ができないと感じエントリーを見送りました。 「来年こそは!」と思っていたのですが、昨年秋から左肩を痛めて、ドライバーが180ヤードしか飛ばなくなってしまいました。さすがにこれでは戦えないので、どうなることか?と心配していました。 このような中、この春から新型コロナウイルス問題という予想外の事態が発生しました。この自粛期間中の運動不足解消に、自宅前の通路でゴルフに役立つ体操や素振りなどをやるのが日課となり、その様子はブログねたにもなっています。 左肩の具合も、4月ごろからはだいぶよくなり、日常生活ではほぼ支障のないところまで回復しました。ドライバー飛距離も、当たってフェアウェイに入ると250ヤードくらいまで出てきました。 とりあえずは戦えるところまではコンディションが回復したか?と思と、今年はともかくとして、来年に向けての第一歩として、やはり今年からチャレンジしておくべきだと思いました。 そして何より、日々取り組んでいることの内容を考えると、今回も決してチャンスがないわけではなく、それこそメダリストを獲って自分へのポジティブな話題作りへ挑むくらいの気持ちでやるべきか?と感じるようになりました。 世はゴルフYouTube全盛です。そこで視聴回数を稼ぐために、いろいろな取り組みをしているゴルファーが見られますが、その努力と同じような意味で、この1次地区予選で好結果を出すことにトライするのは、自分にとって価値があると思い、今日の予選会まで1カ月を切った頃にオンラインで嵐山カントリークラブでの1次地区予選にエントリーしました。 そういう意味では、結果が出なかったのは、本当に悔しいです。今日のトップは71ストロークが4名。来年は、この中に食い込めるように、また明日からいろいろとやっていきたいと思います。 今回の1次地区予選を振りかえって、よかったのはクラブが戦える状態だったことです。 ドライバーは、SIM MAXのタングステンウェイト外しにグラファイトデザイン・IZ-5Xを46.25インチで仕上げての長尺ドライバーで挑みましたが、今朝のクリスタルゴルフガーデンでの練習で、カチャカチャのポジションがはまり、今日はドライバーショットがよかったです。 先週土曜日の調整で、カチャカチャをロウワーポジションにすると、シャフトのしなりが一定して方向性がよかったので、今朝はとりあえずそのロウワーポジションから入りましたが、ややロフト負けしている感じで弾道が低目で滑り気味。 なので、スタンダードポジションに戻すのと反対側にポジションを変えたが、アップライトになってボールの高さが出てきて、シャフトの挙動もさらにいい感じになりました。 どうやら、このシャフトが一番ヘッドにはまる位置に収まったようで、結果はよかったです。 また、この試合用に、フェアウェイウッドのフェースプログレッションを揃えるべく購入したSIMのチタン5Wも、今日は大活躍でした。 こんな感じで、ロングゲームを支えてくれる信頼感のあるクラブが準備できたのは、本当に嬉しいです。これは高校同級生の二木ゴルフ大宮店クラフトマンITさんに感謝ですね。 それに対して、本日の敗因は、やはりゲームが作れなかったことに尽きます。今回、私にとっては2013年秋のJGTO・2ndQT以来の試合です。
スタートホールで難しいアプローチが80センチに寄りましたが、そのパットを打つ際に、完全に身体が固まりました。意識が遠のきそうになりながらも、何とかヘッドを動かしてそのパットを決めてパーセーブしてのスタート。 続く2番パー3は145ヤードを8番アイアンで1.5mに付けました。このパットも腕が固まり、意識が遠のきながらもなんとかねじ込んでバーディー。まさにメダリストに向けて最高の展開です。 3番から5番までパー4が続きますが、ここが前半の山場です。その3番では、狙いどおりのドライバーが打てて最高の位置へ。2打目がちょっと緩みましたが、何とかグリーンオン。8mの上りは、かなり傾斜が強く重いので、ショートに警戒です。 そう思いながらも、やはり腕が固まり1mショート。この1mのパーパットを打つ時は、ホント意識が遠のき倒れるのではないか?と思いましたが、コレを外してしまいボギー。3パットです。
いやいや、本当に倒れる寸前だった、あの状況。ここまで意識が飛んだのは、初めての経験です。心拍数や血圧、脳波などはいったいどんな状況だったのか?ちょっと、考えてしまいました。 しかしながら、3番を終えてパープレーで、ドローの中でもまだトップ。なのに、何だか気持ちが追い込まれてしまい、流れが悪くなり4番ホールのティショットは右の林へ。 そして、2打目地点で木の脇にボールを発見して、枝の下を5Wで通してグリーン手前60ヤードくらいまで運ぶショットを打ち終えたところで、同伴競技者のボールが見当たらないとなりました。 誤球です。今日は同じドローの中にブリヂストンのツアーBXを使用球にしているのが私を含めて3名。こんなこともあろうかと、わざわざ私はオリンピックマーク入りのボールを買っていたのに、そんな努力も水の泡。 3番の3パットで追い込まれた精神状態が、ボールを確認するという基本を忘れさせました。 また、この枝の下を抜く5Wは、本日唯一できた狙い通りのリカバリーショット。今日はラフや斜面からのショットが、左肩の怪我のせいで、ヘッドを落とさずに左サイドを低く使うということができずに、全く思い通りに打てずに苦しみました。
でも、この誤球の1打だけは、ヘッドを上から入れながら押さえて、イメージどおりに打つことができたのは、最高のアイロニーです。
不思議なモノで、この4番のエッジからの8打目となる5mのパットは、昨日の練習ラウンドと同じ感じで打てて、イメージどおり入りました。
物の怪が落ちたような瞬間でした。 まだチャンスはあると思いプレーして、5番は6mに付けるもまた腕が固まりショートしてパー。
6番パー5では2打でグリーン手前まで運びましたが、いってみるとそこはティフトン芝のエリア。6畳くらいのエリアだけ、何故かティフトン芝が生えていて、ボールはすっぽり埋まっています。 このアプローチが強く入ってオーバーし、6mの下りを打ち切れず、残りの1mで腕が固まり3パットのボギー。やはりゲームが作れません。 それでも続く7番では、手前から7Wで転がして1.5mに寄せてパーセーブし、まだ首の皮一枚という感じ。 続く8番パー3は180ヤードを5番アイアンでファインショットして、ピン右4m。これも打ち切れずに僅かショートしてパー。 それでも、フロント9の最終パー5は、手前から12mのロングパットが入ってバーディー。 結局、誤球と痺れての3パット2回に2バーディーで40。 後半は35が目標となりましたが、10番はドライバーが曲がってラフからのリカバリーが効かずにボギー。 続く11番はしぶとくサンドセーブをきめてパー。12番と13番が長いパー4ですが、12番はバーディーチャンスに付けてパーで、13番は寄せワンでパーセーブして、希望をつなぎます。 まだパー5がふたつ残っている!と鼓舞しての14番パー5は、3mに付けるもこれもショートしてパー。 続く15番は左ラフへドライバーが飛び、やはりそこからのリカバリーが効かずにボギー、カラーから12mを寄せて1パットでのボギーでしたから、危うくダブルボギーでした。 16番打ち上げのパー3は6番アイアンが右に出て、木に当たってピンと逆側に跳ね返されて、30ヤードのバンカーショット。これを51度で2mに付けるも入らずのボギー。 17番は左にドライバーが飛んで、バンカーの淵からまたもやリカバリーができず。でも何とか3mを入れてパーセーブ。 最終18番パー5は、3打目130ヤードを42度で打ったら、傾斜に跳ねられてピン左下へこぼれましたが、行ってみると深いラフの中に浮いたようなライ。
ピンまでは7ヤードくらいで、上りの真っ直ぐですから、51度で拾ってチップインを狙いましたが、柔らかさをイメージし過ぎて1.5mショート。
フロント9のティフトン芝がマイナスに作用している流れの中で、また痺れてこのパットを外して本日終了!だけは避けたいと思い、しっかりとルーティンを取ってからパットしたら入りました。
これが今日の79打目でした。
7年ぶりの試合は、なかなか厳しい結果となりましたが、JGTOのQTに出ている頃も、パッティングの際のメンタルコントロールの難しさに気づき、ルーティンの重要性を感じたことがあるのを思い出しました。
普段のラウンドでは、ノールーティンで素振りなしでストロークしているのですが、今日は朝イチから完全に固まりました。
日本オープンのジャンボさんの仕切り直しはこんな感じだったのでしょうか?
固まりながらも1番2番と短いパットを決めましたが、3番の1mは、ホント意識が遠のき倒れるのでは?と感じる程、身体が浮き上がりました。
幸い、イップス的な現象までは起きませんでしたが、こういう場では、もう少し鈍いパターの方がいいのか?とも感じましたので、これは技術とメンタルもあわせて、来年に向けての課題です。
もしかしたら、3番ホールの1mみたいな時に、グリーン上での突然死が起きるのかもしれません。
健康という意味で、本日ご一緒させて頂いた池内信治プロは、数年前に片方の肺を切除する手術をされたとのこと。途中、長い上り坂のインターバルは辛そうでしたが、74ストロークでまとめられ、見事なプレーを拝見させて頂きました。
加齢や健康との戦いであるシニアの場に始めて挑戦しましたが、やはり得るものは大きかったです。
ということで、今日のこの経験を糧に、早速明日から来年に向けての練習に取り組みたいと思います。
今回のチャレンジにあたり、レッスンの際や、Facebookなどで、多くの方々からご声援頂きまして、心より感謝申し上げます。
今回は、とりあえず無事生還できたというご報告となりましたか、引き続き、よろしくお願い致します。
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