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  • 執筆者の写真nobuhiro nagai

バンカーを足でならすのがスタンダードな時代になった!?

今日はゴールデンウィーク前半のイベントとして企画されていた、茨城県カントリークラブ・ザ・レイクスでのラウンドレッスン会を、予定どおり開催させて頂きました。 早々にお申込み頂いていた7名の方に、事前に問い合わせたところ、是非参加したいとのお返事を頂きました。それを受けてゴルフ場に電話をして、新型コロナウイルス対策の営業についての確認をおこない、それをまたお客様にアナウンスしてご了承いただき、開催の運びとなりました。 私は2週間ぶりのゴルフです。日々、状況が変わっていく中で、無事この日が迎えられたことは、本当にありがたいことだと思います。 とはいえ、緊急事態宣下での外出ですし、不要不急の行動は慎むべきゴールデンウィーク初日です。私なりに気をつけたのは、県外の施設の利用は極力控えるということ。 私の場合、埼玉県民ですから、先ず今朝は車に乗って自宅近くのコンビニでコーヒーを購入。そして、次は休憩を兼ねて常磐自動車道下り線のサービスエリアのコンビニに寄って朝食を購入。車内で食べました。 実は、今日は参加された方へのお土産で、先日の土曜日に竹山から掘ってきて月曜日の午前中に炊いて仕込んだタケノコをお渡しするべく、クーラーボックスを用意して水を入れて、浸しておきました。 それをキープするための氷と、小分けのジップロックもあわせて朝に購入する予定でしたが、氷はあったもののジップロックは自宅近くのコンビニでは買えませんでした。 常磐自動車道のコンビニでもジップロックは買えず、結局ゴルフ場近くのコンビニに寄ったら、無事手に入れることが出来たのですが、本来は他府県のコンビニには寄らないようにしようと考えていました。

家とゴルフ場を往復するのに、立ち寄るのは埼玉県内のコンビニなどの店舗と高速道路のサービスエリアのみ。他府県の商業施設は利用せず、ゴルフにいくなら大抵はゴルフ場で用事が済むはずです。 今日はジップロックが地元と高速道路のサービスエリアで買えなかったので、それは達成できませんでしたが、もし、今後も緊急事態宣言中に他府県のゴルフ場にいく機会があれば、これを守るように努めたいと思います。

しかし、久しぶりに外へ出てみると、いろいろと気づくことがありますね。 先ずは新緑。もう、ゴルフ場の回りの山々だけでなく、コース内の芝生も緑色になってきました。淡い水彩画のような山々を借景にしてのラウンドは、この時期ならではの楽しみだと思います。桜のあとは新緑。自然を感じます。 そして、ゴルフ場も、新型コロナウイルス対策で、かなり以前とは違う努力をしているなと感じました。 スタートしてすぐに気がついたのですが、バンカーレーキが撤去されています。これは、他人とシェアする物や道具からの感染予防という観点です。レイクスのバンカーは、深くはないのですが、大きなお皿型のバンカーなので、逆にバンカーレーキがあったほうが数多く用意する必要があります。 いつしか「バンカーで打ち終わった後、砂をならすのはバンカーレーキをつかうべし」という声が主流になりましたが、私はずっとこれに違和感を覚えていました。 私がゴルフを始めた頃のヒーローである青木功プロは、トーナメント中でもバンカーをプレーした後、足(スパイク)でキレイに砂をならしてバンカーから出る姿をよくテレビのトーナメント中継で見ました。 グリーン上に出来たピッチマークを直す姿も、他のプロとは違ってカッコよかったですね。こういう青木プロの所作へのあこがれがあって、私は「バンカーをキレイにならす」「グリーン上のピッチマークを直す」というマナーを覚えたモノです。 この新型コロナウイルス対策でバンカーレーキが撤去された今、レーキを使ってバンカーをならしていたゴルファーは、いったいどうやって砂をならしいるのでしょうか? レーキの使い方も「トゲのつていないフラットな面で直しなさい」なんていうことに拘るゴルファーもいましたね。 「教会の椅子」バンカーで有名なアメリカのペンシルベニア州にあるオークモントCCは、「全米一難しいゴルフ場を目指す」ため、開場当時はわざと大きな溝が残るような三角形の突起を付けたレーキを使っていたとう話しを知っていると、「なるほど、バンカーとはそういうもんなんだな」と思えるので、「フラットな面で直しなさい」というのは、職業キャディたちの助け合いか?と思ってしまいます。 たしかに現代のトーナメントでは、各バンカーに1人、担当のならし係りの方が付いていて、仕上げにほうきで掃いてキレイな平面に仕上げてくれる印象があります。ゆえに「ラフよりバンカーの方がやさしい」とプロや上級者はいいます。 一方で、中部銀次郎さんやセベ・バレステロスは「プライベートラウンドの際は、バンカーをならさないゴルファーが多いので、そもそもバンカーには入れないのが最善」と考え、プレーされていたそうです。 ということで、今日の動画は、足(スパイク)で砂をならすお手本動画?です。まあ、諸説あるとは思いますが、私のは青木功プロ流派のはしくれあたりですね。

コツは甲側(スパイクの紐部分)にチカラを入れて、足首の角度を固定すること。これにより、靴底を砂面に対してフラットにあてることができます。 また、太腿の付けの腸腰筋を使って足をスイングすると、靴底が大きな弧を描くので、砂を寄せたりならしたりの操作性が高まります。 要は、足をT字型のレーキに見立てて、体幹で使うことができるかどうか?なんだか、ゴルフスイングの極意みたいですね。 この他にも、カップは意図的に浅くなっていましたね。これもボールを拾い出しやすくするためでしょう。普段のレイクスは、深く切ったカップの側面に「パットの名言」が書かれていて、以前プレーした際に遊びごころを感じたので覚えています。 レストランも席数が大幅に減らされていて、テーブルも2卓つなげて4名で座るような配置。ウェイトレスの方も、普段より少な目な印象で、このあたりもリスクコントロールなのでしょう。

でも、慣れないオペレーションに、人出が少なく忙殺されているせいか、ランチの際の配膳にミスがありました。やはり、それだけ現場はギリギリで疲弊しているということでしょう。 そういうことを理解してあげて、お互いがおもりやりの気持ちを持ちながら共存し、この新型コロナウイルスとの戦いを粛々と遂行していくのが重要だと、今日は感じました。 そんなことを考えながら、ガラガラの常磐自動車道で帰ってきましたが、テレビ音声を聞いていたら、たしか都内の新型コロナウイルスとの戦い最前線で戦っている関西弁の医師の方が、テレビ電話でインタビーに応じていました。 日頃、ワイドショーとかでお見掛けしないドクターでしたが、司会者からの問いかけに答え、 「やっぱり、僕らスペシャリストとしては、ちょっとこの新型コロナウイルスと戦ってみたいという気持ちがあります。全くどんな相手かわからないですから。今、小さな開業医の町医者が、ホント怖がってしまっていて機能していないし、もちろん患者さんだけでなく彼等もかわいそうです。そういう状況を、なんとか変えていくには、怖がっているだけではダメだと思うんですよ。」 というようなことを語られていました。 久しぶりに外に出ると、いろいろと学ぶことが多いなと思いながら、無事に帰宅しました。

本日ご参加の皆さんが、無事帰宅されて、タケノコを楽しんでいたければ幸いです。

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