昨夜はサンタクロースが我が家にも訪れ、無事に穏やかなクリスマスの朝を迎えております。
今年のオーダーはキャラクターの寝袋の様な大型クッションだったので、オーバーサイズのアップチャージが後から請求されるのでは?と気になりますが、私の元にはゼクシオXの5Wは届きませんでした…。
さて、低ヘッドスピードのゴルフから学ぶシリーズ。アイアン編がひとつ終わりました。今回はアイアンクラブについて、いろいろと得るモノが多かった様に感じます。
さて、そのアイアン編第2回目は、今流行りのストロングロフトのぶっ飛び系アイアンについてです。
このカテゴリーは、常に新規性にチャレンジを続けるPRGRのeggが登場したのが基点だと思います。特にターゲットをシニアに限定した訳ではなく、新しい概念のアイアンセットとして発売されましたが、やはりそこに飛び付いたのはアクティブなシニアゴルファーだったと思います。
関東近郊のいわゆる名門倶楽部の会員さん達の間で、「eggは飛ぶよ!」と口コミで広がった様な印象があります。オーセンティックなスタイルのゴルフを好まれる方々が、皆こぞってeggを使っているのは印象的でした。
そして、その流れに加えてストロングロフト化を加速させたのは、ヤマハのUDシリーズでしょう。+2(プラスツー)と銘打ち、ぶっ飛び系アイアンへと一気に進化させました。
このUDシリーズ、ドライバーやフェアウェイウッドをオフセット(グースネック)に設計したのもアマチュアゴルファーにとっては、功績が大きいです。
ヤマハのいちばん新しいモデルのインプレスにも、オフセットの入ったドライバーが用意されているのは、大変素晴らしい事だと感じでいます。
このUD+2シリーズが、ぶっ飛び系アイアンをリードする形で各メーカーの開発が進み、今はこのカテゴリーのラインナップが豊富となり、選択肢も多々あります。
クラブの特徴としては、ストロングロフトながら、7番アイアンなら7番アイアンらしい弾道が打てると言う事。
これは主にふたつの性能によるもので、ひとつは長尺設計。長くて振りやすいクラブにする事でヘッドスピードを上げ、ヘッドの性能を引き出してくれます。
そして、もうひとつはヘッドの作り込み。ボール初速の出やすい素材に製法。ボールが上がりやすい構造に重心特性など、各メーカーのノウハウが全て集約され、飛距離性能を追求したヘッドが作られます。
これは以前の記事でも触れましたが、インパクト効率値に現れます。
私が使っている様な、プレーンな構造のノーマルロフト軟鉄鍛造アイアンでは、7番アイアンを打った際のインパクト効率値は1.38程度です。このロスが、打ち出し角を担保することやバックスピンに置き換えられたりして、それがアイアンショットらしい弾道を生み、インパクトのタッチや距離感の素となっています。
ところが、ぶっ飛び系アイアンの7番では、インパクト効率値が1.45を越えるのは珍しい事ではなく、1.47とか1.48をマークした事があります。
この1.47とか1.48はドライバーのインパクト効率値と比べても遜色が無く、あれだけロフトがありながら(ストロングロフトですが)、このエネルギー効率は、日本メーカーの開発技術の賜物と言えます。
こういう高エネルギー効率のぶっ飛び系アイアンを、以前のちゃんと振れていた頃に試打すると、カーボンシャフトの7番アイアンでキャリー200ヤードを越えて行く事がしばしばでしたが、やはり弾道は7番アイアンらしく高くてスピンが入っています。 アイアンで200ヤードというと、4番アイアンを手にするイメージがありますが、当然この4番アイアンでの弾道はぶっ飛び系アイアンの7番とは全く違うモノですから、まるで今のUSPGAツアー選手にでもなった様な気分が味わえます。
最近では、クラブ長さを長尺設計ではなくノーマルの長さに近づけながら、飛距離性能を保っているメーカーもあり、よりアイアンらしさを訴求しています。
さて、この様な特性を持つぶっ飛び系アイアンですが、今回の低ヘッドスピード体験から、どの様な立ち位置を与えて行くか?が今回の記事の主題です。
昨日の記事で、アイアンは飛距離を刻むプレーをするクラブで、それは今の自分の身の丈にあった飛距離を理解し、ターゲットに対してプレーする事。
「アイアンが飛ばない」のでは無くて、今、自分が打てる平均的な距離を基準とせずプレーするから、「飛ばない」と思うだけだと理解しましょう!と言うのが結論でした。
このエリアが今の私の場合、ターゲットまでの残り距離が135ヤードで7番から58度のウエッジ迄6本でプレーします。この6本にパターとドライバーは選択の余地がなく加わりますので8本は決定。ルール上限の14本までは残り6本ほどピックアップ出来ます。 その6本を自分のヘッドスピードをベースに、ゴルフコースの特性やゲームスタイルにスイングタイプにあわせて選び、14本のセッティングを考える事で、その中におけるぶっ飛び系アイアンの本当の姿と得意分野が見えて来ます。 この14本の組み立てを、サッカーのフォーメーションに置き換えて考えると、理解しやすいと思うので、以前よりクラブセッティングについて説明する際には、例えとして使っています。
あまりサッカーは詳しくないですが、攻撃の前線から守備の最後列までを「4-4-2」とか「4-2-3-1」と表記するアレです。 これを今のチーム永井H/S38にあてはめた場合、昨日の結論となったアイアンらしいプレーが求められるターゲットまで135ヤードからのエリアは、守備的ミッドフィルダーからディフェンスの最終列で、そこを担う6本は決まっています。
TC888の7番アイアンと8番アイアンがボランチで、4本のウエッジが4バック。その後ろにゴールマウスを守るパターが居ます。
さて攻撃陣に目をやると、現在のチーム永井H/S38のワントップはキャロウェイのUSエピックが絶大な信頼を得ています。
そして150ヤード以内辺りまで下りて来て、変幻自在のボールコントロールでゲームを作るトップ下にキングコブラF8の7 W。
フォーティーンの3Wは、どちらかと言うとウイング的で、ここまでのラインナップでコマは10本。
低ヘッドスピードになり、残念ながら本来のパフォーマンスが発揮できなくなり、令和元年を最終シーズンとして引退を迎えたのが、M2のUTが2本とTC888の5番アイアンと6番アイアンで、都合4本。
となると、このチーム永井H/S38には、新しいコマを4本補強出来る訳です。
そうなると3Wの反対側のサイドのウイングに、ゼクシオXの5Wがピタリとハマります。
となると、トップ下を務める7Wとボランチの間に、ミッドフィルダーを3本置けます。
さて、ここが今回の記事のポイントです。
ブログを読んで下さっている皆様が、チーム永井H/S38の監督なら、この中盤にどんなクラブをあてまめますか? 明日、チーム永井H/S38のミッドフィルダーを選択する会議を開催したいと思いますので、ちょっと考えておいてください!
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