先週水曜日は朝3時半に起きて4時半の空港行きバスに乗り、羽田空港から6時20分の飛行機で大阪へ飛びました。伊丹空港まで日本ゴルフジャーナリスト協会の関西地区の会員の皆様に迎えに来て頂いて、向かった先は鳴尾ゴルフ倶楽部。 11/27.28の2日間で、昨年に引き続いての日本ゴルフジャーナリスト協会秋の研修会、第二回ゴルフの歴史探訪関西ツアーです。 昨年は神戸ゴルフ倶楽部と加古川ゴルフ倶楽部をプレーさせて頂き、今年は鳴尾ゴルフ倶楽部と垂水ゴルフ倶楽部。両倶楽部とも来年が会場100周年との事で、両日ともプレー後にコースの方から倶楽部の歴史をお話し頂きまして、大変勉強になりました。 私は15年前くらいに一度、鳴尾ゴルフ倶楽部はプレーさせて頂きました。今回鳴尾GCは秋のベストシーズンで紅葉も美しく、シニアトーナメント開催後で名物高麗グリーンも仕上がっておりかなりの高速難グリーン。参加者は皆、グリーン周りに苦戦していた模様です。私は諸事情によりノンプレーで、皆さんのお世話係りに徹しましたが、半袖でプレーする方も見える程の好天でした。 夜は三ノ宮で河豚のコースを食べての懇親会。2日目の垂水ゴルフ倶楽部は三ノ宮からアクセスも良く、この日はコンペ開催です。私も2日目の垂水GCはプレーしましたが、昨日と打って変わって北風が吹きつける真冬日。上下防寒着での完全な冬支度でのプレーとなりましたが、ゴルフのゲーム性を感じるコースでのプレーを楽しんできました。 そのまま金曜日から2日間奈良、そして昨日が大阪と11月度の定例レッスン会を終えて昨夜帰宅。久しぶりに自宅で迎える朝となりましたが、早速出張の整理と洗濯にとりかかり、ひと段落してのブログ更新です。 そんな訳で、出張中のブログアップはかなりバタバタしていたのですが、とりあえずクラブが動く方向をテーマとしたシリーズが終わり、次のシリーズの入り口まで来ました。 次のシリーズのテーマのキーワードは、 スイングに節を作る になります。 これに必要なのがゴルフスイングを 現代型 or 近代型 と分類し、それを ハンマー型 or ムチ・振り子型 として運動の仕組みを考えて行くという流れになります。 コレ、現在進行形で今も日々前進していますので、ちょっとその最先端をご紹介します。 11/30 奈良グレージレッスン会にて ハンマー型とムチ・振り子型におけるスイング中の「カベ」の違い ブログ記事の流れ的に、この動画から入ってしまう訳には行かないので、自分の中での時系列を追いながら記事をアップしていこうと思いますが、ちょっとこの動画は嬉しくて見せびらかしたいくらいのモノがあります。 左のカベと右のカベが、全く違う仕組みをとてもスッキリ理解させくれるのですが、かなり自分の中でも3つ星クラスの発見です。こうして画像を見ると、その昔、三井住友VISA太平洋マスターズに特別招待選手として来日した、マスターズチャンピオンであるラリー・マイズ選手のスイングを思い出しました。 当時はまだYouTubeは無かったので、秋のビッグトーナメントシーズンになると、来日する海外のメジャー選手のスイングを資料収集として、試合会場までビデオ撮影に出かけたものです。メインは練習日ですが、コース内やドライビングレンジで、海外メジャー選手のスイングをデジタルカメラで撮影し、VHSビデオに落としてチェックしていました。 今も原本のミニDVはどこかにあるかもしれませんが、マイズ選手の力感のないスムーズなオンプレーンスイングは、何度となく見返して、レッスンの現場でのレクチャーで使ったものです。その仕組みを、この右のカベで説明できますが、クラブはまだ現代の様な大型ヘッドではありません。 今、私が現代型として注目しているスイングの仕組みも、当然の事ながら近代ゴルフの時代にも存在しており、その具現者は居ました。ただ、道具の方に選択肢が無かったので、スイングの仕組みの違いも、それ程大きなパフォーマンス値の差に現れていなかったと考えられます。 その後、道具が進化して選択肢が増えたことで、私が現代型と近代型と分類している仕組みの違いが、パフォーマンス値の差となって表れやすくなったのが、現在のゴルフ界と言えると思います。 さて、話しを本題に戻して行くと、8/13のマグレガーCCでのレッスン会で、ロングピンフラッグを振った事から、ふたつの大きな気づきを得たというのが基点となります。 ひとつについては、既に記事に上げており、もうひとつの気づきが今回のテーマである「節」になります。 節を作っての初ラウンドは8/16の横浜カントリークラブ西コースでのプライベートラウンドから。この日、スタート前に作業して、全てのクラブに節を作ってからコースに出ました。8/16は台風が通り抜けた日で、朝から物凄い強風でしたが、節を意識してのボールストライキングはかなり好調でした。 節の定義は、「体幹とクラブの入れ替え動作の支点」となります。 マグレガーCCのロングピンフラッグを振った際に、旗竿がプレーン方向にグーッと動くのを感じた訳ですが、それは、その長い旗竿の真ん中より先端部分の重さと長さのモーメントを感じたのです。やはり振ったのがゴルフクラブよりかなり長いモノだったと言うのがキモです。 長さがある分、真ん中より先という先端部のうねりを感じた一方で、手元側は逆にその先端部のうねりに引っ張り負けない様に体幹で拮抗している自分を感じました。 という事は、長い旗竿の先端部と手元側では動きの方向が違い、そのお互いのモーメントを入れ替えながらバランスを取り、プレーンで振るという動作を行っている訳です。 となると、その長い旗竿の中に支点があるという事になります。それが動きの支点であり、節となるというのを理解しました。 それで8/13の3日後のラウンド前、バランスポイントに目印となるテープを張って節を作り、「左に見て始まり右で終わる」の5時回りの円の為の入れ替え動作を意識してラウンドしてみたという事です。
クラブ全体のバランスポイントを意識するメソッドは、私のティーチングノウハウの特長として、主にパッティングのレッスンで活用していました。 昨日まで行われていたカシオワールドオープンで活躍した小林伸太郎選手が2007年に日本アマを制した際の記事で、クラブバランスポイントを意識しながらスイングしているというのを見た覚えがあります。 パッティングストロークではバランスポイントを意識する事で、クラブ全体の重さを使ってボールを打つ事が出来、距離感や方向性の向上にかなり効果があると感じていますが、この場合は「節」ではなく「臍」でしょうね、例えるなら…。 という事で、これからしばらくは、スイングの節がテーマでの記事をアップしていきます。 ※バランスポイントに目印を作ってゴルフスイングやパッティングストロークのガイドとするのはルールに抵触するので競技参加の際はご注意ください。
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