オリンピックが終わったと思ったら災害級の記録的な長雨となり、夏は終わった感がありましたが、パラリンピックの開幕にあわせてか、再びの猛暑が襲ってきている今日この頃。
アスリートたちの熱意と気温の相関係数があるのかはわかりませんが、パラリンピックも見ていてホント熱くなりますね。
そんな中、今日は茨城県のオールドオーチャードGCで毎月開催しているSNS研修会がおこなわれました。
朝から気温が高かったですが、スタート前にドライビングレンジで、約1時間のレクチャーからのウォーミングアップです。
今回のテーマ、新旧ロボットの違いをベースにして、最新現代型スイングについてです。
最新現代型を理解する上で欠かせない共通重心を、回転盤を使っての説明するノウハウも、この1週間でだいぶこなれてきた感があります。
今日は、久しぶりに参加してくださったYさんが、その共通重心に対しての感覚を掴み前半から好調。
同伴ラウンドの際には、素晴らしい弾道のドライバーショットも数発出て、このコースでのベストスコアをマークされていました。
ということで、とりあえず今日でひと段落した感がありますが、やはり現場から生まれてくるモノは、本当に我々にとっての財産です。
この1週間は、自分のゴルフと生徒さんへのレッスンが濃厚で、それによって、やはり金メダル級の大発見がありましたね。 そんな流れを振り返る動画を作ってみました。テキストもあわせて、記してみたいと思います。 先週のお盆明けの火曜日に東京で GOLF Net TV「痛快!逆転ゴルフ」の収録を終え、その足で富山に入りました。
翌日から2日間に渡るジューシーウェッジ販促イベントとなるラウンドレッスン会を開催しましたが、その様子は前回のブログにまとめました。 木曜日のラウンドレッスン会を終えて、その日の夜のうちに金沢から京都経由で奈良に入る予定でしたが、金曜日に予定されていた打ち合わせが月曜日に延期となりました。 なので、時間があいたのでそのまま金沢にステイし、金曜日は前から一度訪れてみたかった金沢リンクスをプレーしてきました。 この日はしばらく続いた雨をもたらした前線が消えて、久しぶりの晴天です。
やはり海が近いせいか、景色や空に風の感じがスコットランドを思わせるような雰囲気の中、じっくりと自分の課題と向き合いながら、18ホールのプレーを楽しみました。 金沢リンクスでの課題は、クラブをいかに引っ張ることができるか?ということ。 そこに至る過程は、今月上旬に先輩から送って頂いた全米アマの上位選手のスイングにインスパイアされて、スイング動画を横倒してのチェックを考案しました。
富山では、そのチェックをやりながら2日間回りましたが、そこで気づいたのはクラブを引っ張るためのアドレスです。
レッスンを受けて頂く生徒さんにも話すのですが、スイングを変えていく際に、ボールに対して当て方のクセが一番残ります。
私もこのところ気になるのは、従来型と言える仕組みで、インパクトに向けて遠心力を大きく使うため腕を長く使ってしまいます。
インパクトからフォロースルーにかけて、両腕がしっかりと伸展されていく、あのカッコいい感じです。
しかし、最新の現代型では、腕はクラブを引っ張り続けなければなりません。
これをプル型の腕使いと言うなら、従来型はプッシュ型の腕使いとなりますね。
なので、富山での2日目のラウンド後半から、プル型の腕使いに変えるべく、アドレスからチェンジしました。
なので、この金沢リンクスでのラウンドの課題は、プル型の腕使い。朝イチのドライバーは、まだ身体が動きませんでしたが、とりあえずクラブが引っ張れてうまく打てました。
2打目の6番アイアンの映像を動画に入れましたが、これも今までにない感じのいいショットでしたね。
でも、本人的には、かなり腕をプル型に使っているのですが、動画を見るとまだまだです。
まあ、この金沢リンクスでの18ホールは、プル型に向けて舵を切るラウンドになったか?と感じました。
そして、金沢リンクスを堪能したあとは、奈良へ移動。
この土日が8月度のグレージレッスン会で、2日間とも大入り。特に初日はフル枠全て埋まって8時間続けてのレッスンで、2日目も1時間前倒してのエキストラ枠を数えると、ほぼ満枠でした。
やはり、レッスンの現場は最高のOJTです。
自分のスキルをブラッシュアップできるのはもちろんのこと、やはり現場から新たなモノが生まれてきて、それは最高のトリックとなります。
今回の火種になった全米アマのトップ選手のスイングは、我々が従来学んできたゴルフとは、全く別世界に位置すると感じました。
そういう世界最先端からインスパイアされてのトリックも重要ですが、それらをベースとしてレッスンの現場で試行錯誤を繰り返すことで、そのトリックの仕組みが見えて、研ぎ澄まされていき、また新たなトリックが生まれる訳です。
ツアープレーヤーなら、自分が闘うフィールドの中で新しいトリックを研ぎ澄ましていき、そこで磨き上げられたモノが最強のトリックとなるでしょう。
私の場合は、こうして1日に8時間くらい集中してレッスンすることで、磨き上げていきますから、やはりツアープレーヤーとは違います。
残念ながら、私には1日8時間練習する能力はありません。レッスンならいくらでもできますけどね。
でも、それによって自分自身のゴルフを高めていくので、たどり着こうとしているゴールは同じだと思います。
ということで、日曜日のラスト枠をご利用頂いた、競技女子アマのEさんのレッスンで、大発見となるトリックが生まれました。
このところ、回転盤を使って、共通重心に対して正対して構え(アドレス)、始動で共通重心の左に回り込む動作を使ってアプローチのレッスンをドリル的に取り入れています。
ここでのキーワードは、
「正対する」「左に回り込む」
です。
となると、そこから導き出される解は、自ずと見えてきますよね。
グレージレッスンの後に、その解を検証してみましたが、やはり間違いではなさそうです。
最近のピッタピタなトリックである「犬の散歩🐕」とあわせてみましたが、コレ、かなり鬼ヤバですね。 この様に物事や要素を、ひっくり返したり並べかえて逆から見てみることや、置き換えたり括り方を変えたり、足したり引いたり、増やしたり削ったりしながら考察するというのは、義務教育の数学で習いました。
ちょっと高度な数学的スキルとしては、中学生時代に通っていた数学の学習塾「ときわ高等数学研究会」加藤和典会長の影響が濃いですかね?
まさに月曜日のミーティングは、そういう数学的な考察力とイマジネーションに、ゴルフへの知識や見聞が少々という感じの内容でした。
この仕事でチームを組んでいるシカゴ生まれのパートナーとは、音楽や文化への嗜好やゴルフコースへの審美眼が似ていると思ったら、何と、彼のご両親も学校の先生だったというのが分かりました。
まだまだ、スタート地点にも立てていない感のあるプロジェクトですが、彼とのチームなら、素晴らしい仕事ができると確信しています。
朝からの長いミーティングを終え、月曜日の夜に新幹線で久しぶりに埼玉の自宅に帰宅。
火曜日は熊谷ゴルフクラブでゴルフ用品界さんの仕事で、某プレミアムブランドのタイアップ動画撮影です。
今回は、説明動画だけでなく、いつもよりカッコいい感じのイメージ動画をふんだんに撮りました。チップインもあったので、きっといい感じの動画に仕上がっていると思いますので、お楽しみに!
そして、水曜日は千葉県のガーデン藤ヶ谷ゴルフレンジでのレッスン日。
この日はスクラッチプレーヤーの常連さんが、レッスンを受けにきてくださいましたが、最新のトリックにトライして頂くと、明らか弾道が変わりました。
クラブのロフトや重心特性がそのまま結果に現れている様な、素晴らしい弾道に変わりました。
それはスイング中、クラブに対して、ムダなチカラが加わっていないということでしょう。
特にドライバーは打ち出し角が高くなり、その分スピン量も減って、最適弾道に近づきました。それにより、飛距離も10ヤードくらい伸びている様に見えました。
夕方は、初めて私のレッスンを受講してくださる女性ゴルファー。ラウンド数は月に3回前後とのことで、アクティブにゴルフを楽しまれています。
「課題は?」と伺うと、飛距離アップとバンカー克服とのこと。
なので、60分のレッスンを半分に区切って、前半が打席。後半はアプローチエリアでのレッスンを希望されています、
ということで、前半は打席で回転盤を使いドライバーの飛距離を20ヤードくらいアップさせて、後半はアプローチエリアに移動。
そこでも、先ずは回転盤を使って、左サイドに回り込む動きから、身体でクラブをリードしてハンドファーストにインパクトする基礎動作から入りました。これにより、コントロールされたピッチエンドランが打てる様になりました。
そこから展開して、バンカーショットへと繋げましたが、レッスンが終わる頃には自画自賛する程のバンカーショットが打てていましたね。
巷では、新しい弾道計測器が発売され、一部のゴルファーの間では話題となっていますが、このダイソーの回転台は150円です。
私のレッスンを受けたとしても、弾道計測器よりはらかなりリーズナブルだと思います。
回転台は、ヘッドのアタックアングルを測って数値で示すことは出来ませんが、ヘッドのアタックアングルを変えることは出来ます。
どちらがゴルファーにとって有益なのか?答えはブラックボックスの中にしまわれいますかね。
そんな1週間の仕上げとなる今日が、オールドオーチャードゴルフクラブのSNS研修会でした。
序盤のドライバーショットの動画で、ベストトリック的なスイングがありました。
カメラアングルを失敗して、上半身のみの動画ですが、切り替えしで腕が巻きつく感じに、ヘッドがノーローテーションでボールコンタクトの後にインサイドに動いて、フォロースルーでヘッドが今までにはない低い位置に抜けています。
次のホールのドライバーショットのスイングも、そんな名残りが見えますね。
いやいや、この1週間の濃厚なゴルフとの関わりから、今までにない何かがドバドバと噴き出してきた感があります。
そんなドバドバをさらに高めるべく、オールドオーチャードGCからの帰りは、二木ゴルフ大宮店に寄ってクラブ調整です。
ジューシーのtHウエッジ52度が、他の56度や46度と比べるとどうもイマイチで、どうやら長過ぎるせいか?と感じました。
なので、グリップエンドのキャップ分程カットしたかったのですが、なかなか作業する機会がありませんでした。
水曜日に、高校同級生のクラフトマンITさんに電話すると、
「木曜日は2回目のワクチン接種だけど、副反応がなければ夕方は戻っているよ!」
とのこと。
ゴルフ場からの帰り道は、常磐道が渋滞で圏央道ルートでの移動となりましたが、無事に二木ゴルフ大宮店に到着。ITさんが待っていてくれました。
予定どおり52度のウエッジのシャフトをカットしてもらい、56度のウエッジと同じグリップを挿して作業は終了。
グリップも揃ったし、長さと手元の重力感が、他のウエッジと揃ってきた感じです。
とりあえず、ラウンドの予定はありませんが、週明けあたりに試しに行きたいと考えています。
また明日から、たくさんレッスンして、現場からドバドバ噴き出してくるのが楽しみです。
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