• nobuhiro nagai

とりあえず SIM MAX を一度シメてみる


昨日から3月度がスタートしましたが、世の中はいったいどんな状況になっているのでしょうか?


たまたま私は、今週を確定申告の作業週間としていて、日中の時間を多目にキープして作業にあてる予定でしたが、娘の通う小学校が臨時休校となった為、とりあえず昨日は娘の世話で1日が終わった感があります。


そんな中、このところ調整していた令和2年上半期のゴルフイベントの予定を、常連さんにメールで案内させて頂きました。


雰囲気的には不謹慎に思われるかもしれませんが、とりあえずの目安となっている3月15日より先のスケジュールなので、我々に再び平穏が訪れて、何の不安もなく心ゆく迄ゴルフを楽しめる日が来る事を祈ってのイベント告知です。


もちろん3/15の段階での修正や変更は止む無しですが、与えられた環境の中でベストを尽くし、多くの悩めるアマチュアゴルファーの皆さんや、ゴルフ業界ならびに社会に貢献出来る様に努力したいと考えています。


さて、そんな想いもあり、この自粛モード期は、皆さんじっとしている時間が多いと思います。


なのでこのブログも、より皆さんにとって刺激的で有益な内容になるのを心掛け、皆さんのゴルフ好奇心をくすぐる内容となる様、努力していきたいと考えております。


と言う事で、先ずは先の2月発売のテーラーメイドの新作ドライバー「SIM シリーズ」についての考察を、現代型のゴルフスイングと絡めて行いたいと思います。 先ずは、クラブの特長から。テーラーメイドがここ数年織り込んできたテクノロジーは、ほぼそのまま受け継がれています。


今回、新たに加わったのは、空力をデザインに取り込んでいるという事。それに関連し、深い重心位置とフェース面上の低重心という、ゴルフクラブの設計上、相反する関係であるふたつのメリットを、同時に満たすというのもリンクしています。

「SIMドライバー」にはフェース面に近いところに、スライド式のウエイトが装着されていて、これはMシリーズで言う奇数のヘッド(M1,3,5)で受け継がれている機能です。偶数のヘッド(M2,4,6)にはウェイトは無いので、振り心地や打感の対比は、下記のようにまとめられると思います。 〈 ①奇数ヘッド(M 1,3,5) 〉 ウエィトによりヘッドのコアを感じ打点に近いところの重さがインパクトに関わる厚い打感が印象的。ヘッドの重心位置を感じやすいので操作性がある。 〈 ②偶数ヘッド(M 2,4,6) 〉 ヘッドの大きなシェイプによるボディ感から大慣性モーメントが伝わってくる。それに伴いゴルファーへの寛容性や音などに特長があった。 今回のSIM シリーズを上の①②に割り当てると、「SIMドライバー」が①で「SIM MAX ドライバー」が②というのは否めないですが、ベースの形状はM6で共通しているのが興味深いです。そして「SIM」というネーミングのもとにもなったシェイプへの拘りが、M6ドライバーに起因します。

これがM6ドライバーの形状です。床の絨毯のマス目にあわせていますが、シャフト軸の延長線を縦軸として左に見えるフェース面側のセンターと、右に見えるボディ側のセンターが、ズレているのが分かると思います。 この形状が、SIMシリーズに引き継がれており、それがより強調されているのが「SIM MAX ドライバー」です。

参考にキャロウェイの「マーベリック・サブゼロ」のヘッドがコチラ。フェース面側とボディ側のセンターがほぼ一致しています。これは「構えやすいヘッド」の基準だと思います。

これに矢印を付けてみたのがこの画像です。ヘッドは私がこの2年間使っていたキャロウェイのUSエピックです。この矢印は「構えやすい」「捕まりやすい」などのイメージをゴルファーに与えると思います。

これに対して「SIM MAX ドライバー」のヘッドに矢印を付けていくとこうなります。

ボディ側の先端部分の矢印が右を向いています。このシャフト軸から遠いところを重く見せると言うか、目立つ様に感じさせて、ヘッドがターゲットラインに対して逃げていくイメージが出るか?と思います。 このヘッドが右に逃げていく矢印に対して、ゴルファーがやらねばならないのは、この矢印を作る事です。

このふたつの矢印を合成させて、ターゲットラインに対しての矢印を作るのが「SIM MAX ドライバー」の打ち方になります。そしてふたつの矢印を合成させる事で「MAX」のパワーが得られるのです。 このクラブが動く方向と身体の動きのふたつの矢印を合成させるのが、現代的なハンマー型のゴルフスイングとなり、従来型のムチ・振り子型のゴルフスイングではクラブが動く方向と身体が動く方向の矢印を、ターゲットラインに重ね合わせていくのが理想とされて来ました。 故に、ドライバーのヘッドにも、ターゲットラインに対しての矢印を感じやすいモノが「いいヘッド」とされてきた訳です。それでも右方向へのミスが出てしまうゴルファーに対しては、フェース向きを最初から左に向けてデザインして、右へのミスの不安を解消する策も講じられて来ました(フックフェース)。 という事で、テーラーメイドは前作の「M6」で試験的な段階を経て、今回の「SIM シリーズ」でUSPGAツアーの選手たちが、今、どの様な打ち方をしているか?を反映させた開発をして来たと評価できると思います。 そして、ご丁寧に?そのシャフト軸から遠いところが逃げていくのを助けるべく、空力デザインを付け加えて来ているので、ヘッドはどんどん逃げて行きます。 大慣性モーメントのキーワードは「直進性」ですが、ターゲットラインに対して直進させるには、逃げていくヘッドを、ゴルファーは思い切り左に引っ張り込まなければです。 イメージ的にはダスティン・ジョンソン。マキロイはアッパー軌道の分、キャリーが出て飛距離が稼げるという長所がありますが、逆に左への引っ張りは弱くそれが短所でもあります。今は「SIM ドライバー」を使っているみたいですが、あえて「SIM MAX ドライバー」を使って左に引っ張るチカラを意識した方が結果はいいかもしれません。 このふたつの矢印の合成が理解出来れば、SIMシリーズはゴルファーにとって、新しい世界へと導いてくれる可能性を秘めていると思います。 逆に言えば「SIM、買ってみたけど、どうも捕まらない…!」と嘆いている方は、ここをもう一度見直して頂く必要があります。もともと、左へのミスに悩んでいるゴルファーには、素直にフィットするでしょう。

逆にキャロウェイのヘッドの様に、ターゲットラインに対して素直にクラブが戻って来てくれるような矢印の方が、「構えやすい」「捕まりやすい」と感じられるのであれば、間違いなくソチラを優先して頂いた方がいいでしょう。 このクラブが動く方向と身体の動きを、ターゲットラインに対して「重ねあわせる」従来型と、「合成させる」現代型については、ハッキリと分けて考えなければで、それが私の言う「混ぜるな、危険!」。 先日、自宅に送られてきたゴルフ雑誌に目を通したのですが、やはりハッキリとした線引きが出来ていないと思われるレッスン記事が多いなと感じました。 これに関しては、このブログでずっと取り上げて来ていますし、先週の週刊ゴルフダイジェストでも記事にして頂きました。また、ゴルフ用品界さんのウエッブサイトでは「ムチ・振り子型とハンマー型の違い」について、3本の説明動画がアップされています。 3/21(土)のマグレガーCCでの1DAYレッスン会では、この辺りをテーマとする予定です。詳しくはサムネイルゴルフHPのイベントコーナーをご覧ください。

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